64 :
汚い話ですが:
夜の8時に来店してきた60代くらいの黒いワンピースの老婆が何も言わずにトイレに入っていきました。
私は夕勤で唯一トイレの掃除ができるので、その日は調度トイレの掃除をするように決められていましたので、中に人がいるのも知らず(鍵もかかってなかったので)トイレのドアを引きました。
引くと同時に中でも押さえる力と小さい手が見えました。
『あ、すみません』と慌てて閉めてからまた30分くらいたって9時過ぎ頃、黒いワンピースのお婆さんが出てきました。
露出した肌は真っ赤で一目で酔っているのが分かりました。フラフラしながら千鳥足で何も言わずに自動ドアをくぐって帰っていきました。
まさか嘔吐してそのまま…?と思いながらトイレのドアを開けにいきました。
ドアを開けてみると脳が認識する前に吐き気が込み上げてきました。床と便器と壁、一面たっぷりと下痢が撒かれていました。
あまりの光景に私はテンパりました。店内をウロウロ2周してから、トイレを使用禁止にしてもう一人夕勤の人にレジを預けて
マスクを買ってひたすら便器と床と壁に洗剤を振り掛けてゴシゴシしました。
女性用の汚物入れの中に味噌パンが突っ込まれてました。自分で便器をこすったのか、ブラシにも茶色いのが…しかも液状なのでティッシュが溶けてしまって掴めません。
時間がたっているのか少し固まり始めていてなかなか落ちないルー。しかもお年寄りのそれは物凄く臭うのです。
犬の散歩で糞の始末をしたときの臭いなんて綺麗なものです。人間の出すものは言葉を含めて全て汚いとは名台詞だと改めて感じました。
かれこれ1時間かけて臭いとルーをとりました。時給780円でこれはやらせすぎではないのかと。
何にしても殺意が湧いたことは確かです。
あの糞ババァ。