>>43 気になるものを片っ端から買い漁って聴いて自分の好きなものを見つける、というのが楽しいんだからきいてないで自分で探しなさいよ。
まぁ、簡単に色々あげると…
前衛:ブーレーズ/シュトックハウゼン/クセナキス/60年代後半〜70年代位の武満/ベリオ…辺りを聴けば大体の傾向はわかる。
図形楽譜とか、インスタレーションみたいなものを聴きたければケージとかラモンテ・ヤングあたりかな。
で、それらの影響を消化して独自の道を歩んだ人として、ドナトーニやマデルナ、リゲティやルトスワフスキらが居る。
生楽器を使った特殊な音響でマカ不思議な世界を作り出す系だと、シャリーノとラッヘンマンはかかせない。彼らの影響を受けた人は数知れないが、フラーやビローネあたりは手に入りやすいか。
複雑系なら、ファニホウ/ヌネス/プラッツあたりをまずは聴いてみて。
スペクトラルな語法の音楽なら、まずはグリゼイとミュライユ。そこから脈々生まれてくるIRCAM出やそれらの音楽の影響を受けた作曲家たちは玉石入り交じってるから、とにかくたくさん聴くしかないな。
サーリアホやリンドベルイあたりは良質。ペソンやジャレルあたりも聴いて損はない。
それよりさらに若い世代になると、音にたいしての感覚がより面白くなるし、エレクトロニクスと生楽器の巧みな融合が普通に使われるようになってきた。
ジェルヴァゾーニ、ロミテッリ、ストロッパ、ランツァ、カザーレ、望月、原田あたりは中々格好良い。
ドイツはまた別の文化を持っていて、イタリアやフランスとは違う質感がある。
リームやツェンダーのような手堅い人から、ノイヴィルトやマリア・シュタウト、ピンチャー達のような新世代まで非常に面白い音楽にあふれている。
ミッテラーやベルンハルド・ラングみたいな狂った作曲家もいいね。
ざっとあげたけど、色々聴いてみて、好みをはっきりさせれば作曲家や曲探すのも楽になるよ。
あまりにもベタすぎてあげなかった人(メシアンやペンデレツキ)とか、どこにも属さない人(クルターク、グレツキ、ペルト、シェルシ等)も居るから、それらは興味わいたら自分でぐぐるなりなんなりしてくれ。
ミニマルなら、ライヒ/アダムス/アンドリーセン、エレクトロニクスやサウンドコラージュなら、フェラーリやマヌリ、日本人なら武満/平/三善/西村/湯浅あたりは基本だから聴いてみて損はない。