IRCAM その2

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407 ◆30rKs56MaE
ユーレルのようなはっきりとした16部音符単位のリズムの作風を求めるのであれば、
OpenMusicは最も使いやすいソフトかもしれない。
しかし僕は常に楽譜上でもいわゆるノタシオン・スパチアルで(スパチアル・ノーテーション、
或いはプロポーショナル・ノーテーション)あいまいな時間概念を求めているので、
今のところの授業を受けた範囲では最もOpenMusicとは相性が悪い。
もちろんchord-seqを使えばミリ秒単位であいまいなリズムは作成可能だし、
そのよう視覚的配置の楽譜のためにmaquette機能があるわけだが。

ところで、偶然AVROで「綾息」の初演放送が出てきた。作曲者の僕本人が今まで知らなかった。
ttp://www.vpro.nl/programma/avondconcert/afleveringen/7733491/
4年も前の放送にもかかわらず現在でも聴ける。3番目のリンクの25分過ぎ。
Net Transportまたはflashgotで一括ダウンロードを選び、拡張子raのファイルを選択すれば保存可。
音質はいまいちだが、オランダ語の解説付きなのでそれが聴けるメリットはある。
あと拍手が長く収録されているのがありがたい。
ちなみにこの年2002年のガウデアムス大賞を受賞したヴァレリオ・ムラトの弦楽四重奏曲、
奨励賞のベルナット・ヴィヴァンコスも聴ける。