1 :
( ☆´ー) ◆PpNattILVM :
考えたり、議論したりするスレ。
ここでの批評とは、音楽評論家によるものだけでなく、
一般の聴き手によるものや、教師などによる教育目的のそれ、
あるいは研究者による(学術としての)それも含める。
これから、現代音楽批評というより、まずは一般の音楽批評を
巡るさまざまな問題を列挙していくけど、どんなに時代が進歩
してもなくならないであろう、音楽批評にまつわる最大の問題を
一つだけ書いておくべ。
音楽について何かを語りたいとき、それを伝える手段とは
言葉だけなのである。
けれど、
音楽について文章を書くこと自体が難しい。
(J.ウィンジェル『音楽の文章術』春秋社)
まず、音楽について書くことはなぜ難しいのか。
ウィンジェル他の本を読んでまとめてみた。
1.文章の書き方を学んでいない。
音楽の専門現場でも、一般の教育においても、文章を書く
ための技術を習得していない。ラ・ルースによると、
「音楽批評家を養成するための教育などは全く存在」しない
(「音楽批評」の項目を参照)。
2.音楽は、言葉を介在しない芸術だ。
音楽を聴くことで得た反応を言語化することは困難である。
3.音楽は、再現性のない芸術だ。
文章全般や絵画、映画とは違い、音楽は1回限りのもの。
同じ演奏家、曲目、演奏場所であっても、時が変われば音楽は変化している。
もちろん、CDやDVD、楽譜を扱う場合は別。
4.広範な知識が求められる。
楽曲分析をするだけでも、和声に対位法に楽式に……といろいろな
ことを学ばないといけない。
語学は、声楽作品について語るのに必要なのは言うまでもなく、
作曲家や演奏家について調べるのにも重要。
特に、現代作曲家の多くのように、日本語の書籍が1冊も
出版されていないような人たちを扱うために。
また、オペラや音楽劇を扱うなら、物語や演劇に対する理解も
必要だろう。
現代作曲家の用いている作曲手法は多種多様で、コンピューター
や物理学、音声学などを作曲に応用していることも少なくない。
だから、彼らについてまともに書くためには(略)。
3 :
ペンチャマン ◆iyx/0deoUw :2005/12/30(金) 17:07:05 ID:ycVv0rk2
ナティエという人の「音楽記号論」とか割と参考になったyo
とりあえず音楽の定義とは、
即物的な音と同時に製作過程(演奏と製作方法)を含むと断じた。
まあ現代音楽好きには新しくは聞こえないんだろうけど。
かっちりした書き方でよい。
4 :
7分74秒:2005/12/30(金) 19:31:54 ID:YqjSMzre
とりあえず即死防止
5 :
7分74秒:2005/12/30(金) 20:17:44 ID:+igL4mL5
・・・でもそうして出来上がった"批評家"がどういった批評をするかというと
「演 奏 を 聴 く 前 か ら 評 価 を 決 め て い る」
という何とも不思議な事になる。何処かの大学助教授が最悪の例だ。
>>2の続き。
1に関連して。
批評家養成のための試みはこれまでにいくつか発表されており、
1930年代のアメリカにおいては「批評家養成コース」が存在して
いたそうだ(ヴェルナー・ブラウン『音楽批評』シンフォニア)。
2に関連して。
でも、作曲家や演奏家について何かを書きたい人、音楽に接して
得た感動、不満などを他人に伝えたい人はこれまでにたくさんいた。
彼らの努力(?)により、言語化する作業を楽にするための「慣用
表現」や「文章のスタイル」が誕生した。
今までこの板やクラシック板などで、音楽について書いてきた人の
中で、その成果をまったく享受しなかった人間は一人もいないだろう。
その結果何が起こったかというと、鈴木淳史が書いたように、
「何の弁証法もなしに、似たような文章が生産されていく状況」
(『クラシック批評こてんぱん』洋泉社)を生み出した。
もちろん、宇野功芳と吉田秀和の文章が違うのは誰でも知ってるし、
鈴木もその点に触れている。
だけれどそう書かざるを得なかったのは、次のような理由だろう。
1.「批評の批評」があまり行われていない。
他人と似たようなものを書いても、「個性がない」などと言われない。
音楽について言語化することが困難な状況において、楽な方向に
流れるのは至極当たり前。
2.音楽批評家には公的な競争の場がない(ブラウン同書、p.31)。
音楽批評家にないのであれば、当然それ以外の立場の人にも、
競争する場所がない。競争があって、上を目指すという意識が
あれば、凡百の文章とは違ったものを志向する人が出てくるはず
なんだけど。
「柴田南雄音楽評論賞」というのはあるけど、まだ歴史は浅い。
3.音楽批評に読者が個性を期待していない説
も考えられる。例えば、作曲家の新作やその演奏がどのような
ものであったかを淡々と報告してくれればよく、書き手の個性
なんぞ不要だと。
---------------------------
ともあれ、音楽評論家の影響力は、発表媒体の廃刊や部数減
とともに、現在では著しく後退している。
代わって音楽批評の主役になったのはネット。
どんな人間でも批評を外に発表することができるようになったのに、
そして、紙とは違い、スペースを気にすることなく好きなだけ書く
ことができるのに、音楽批評を巡る状況は基本的に変化していない。
我もまた、個性のある批評を生み出すことができていない。
とまあ、とりとめもなく「一般の音楽批評を巡るさまざまな問題」
の1つを書き綴っていったけど、批評について議論する際に参考に
なればありがたい。
10 :
7分74秒:2005/12/31(土) 01:25:00 ID:CxWP22qn
面白いね。
11 :
7分74秒:2005/12/31(土) 08:37:40 ID:0QEd0NdM
>>( ☆´ー) ◆PpNattILVM
乙です。
評論家が「個性」とやらを発揮するために「酢豆腐」を推奨してるのはどう見ます?
>>11 彼の文章を一度見るに限る。
こういう普通の受け答えしかパッと思いつかなかったから、
読ませる文章を書けないわけで。
13 :
7分74秒:2006/04/23(日) 09:10:57 ID:luHXmieM
保守age
14 :
7分74秒:2006/04/23(日) 11:30:25 ID:qWeg0XCz
良スレ。
15 :
7分74秒:2006/07/23(日) 18:55:44 ID:hNEnt98h
家族旅行は東北へ行くことを決めたが、東北のどこへ行くのかはまだ決めてない。
東北へ行く、と決めた時点でデカパイはようやくおとなしくなってくれて、ホッとした。
これから宿の予約ができるだろうか。うちの場合はシロ&クロも泊まれる宿でないとダメ
だから、選択肢が極めて少ない。もし予約できなかったら、デカパイと娘を宿に泊まら
せて、俺はシロ&クロとテントで過ごそうかな。そのほうが気楽かもね。
さっき夕飯の時、デカパイが娘に「お父さんが夏休みに東北へ連れてってくれるって」と
言ったのだが、娘の反応は予想外で「ふ〜ん」とつまらなそうに返事しただけだった。
「行きたくないの?」とデカパイが訊ねると、「行きたくなくはない」と回りくどい答え。
空気がキレイだよ、とか、涼しいよ、とか娘を喜ばせようとデカパイは必死だが、娘は
「ふ〜ん」と白けてる。
「お前、行きたくないの? だったら行かないよ」とデカパイが脅したが、それに対しても
「行きたくなくはない」と曖昧。
「どっちなんだ、はっきりしろ!」と一時収束していたデカパイの怒りがまた爆発。唇に
米粒をくっつけて怒る怒る。
先日に引き続いて今夜も「食事中にやめんか」と俺が止めて、食後に娘に訊ねてみた。
「復習したいもん。」 おぉ、立派な娘だ。やはり俺の子。やらねばならぬことは何が何でも
やり通す。えらい!!
「2、3日ならいいだろ」と誘っても首を振る。決意は堅そうだ。
デカパイが「お前、ずっと勉強してたら疲れちゃうよ」と自分の都合の良い方向へ娘の
気持ちを向けようとするが、娘は聞かない。
デカパイがまた不機嫌になった。眼を吊り上げてブツクサ言いながら食事の片付けを
してるし、果物の盛られた器をドタンと乱暴にテーブルに置いて行った。盛んに娘を睨み
つけてる。
家族の調整が難しいなぁ。この件、最終的にどのようにまとめ上げればいいんだろ。
娘は意地張って「復習したい」と言ってるようだし、子供だからいつまでも意地を張り続け
られるとは思えない。でも最近の娘はかなり頑固になってきてるから、ずっと意地を張り
続けるかも…。
まぁいいや。家族旅行へ行くということでこのまま計画を立ててしまおう。デカパイ怖いし。
16 :
7分74秒:2006/07/24(月) 01:02:48 ID:H6CCocGo
一遍に糞スレになった…
17 :
7分74秒:2007/03/06(火) 01:41:58 ID:2fSLJvJR
思いっきり過疎だな。
カフェかどっかで、批評についての討論会・イン・カフェみたいのがあったはずだが、
もう半年以上前か?
18 :
7分74秒:2007/03/06(火) 12:33:14 ID:KpQPrjX8
「戦後音楽史」みたいなタイトルの厚い本がタワレコにあった。
もう1冊出るみたいだった。
>>1 を見ると、「批評」を広義にとらえてよさそうだけど、
あの本は、批評ではなく、歴史学?みたいなものなのかな?
でも、まあここで取り上げていいんではないかと思って。
・・・まだ買ってないけど。
19 :
7分74秒:2007/04/17(火) 14:41:01 ID:Mwv+9oFz
>>18 下巻が出るころには音楽批評の教科書として、音楽美学の必需品になってるだろうな。
まさに暗黒時代の到来。
20 :
7分74秒:2007/04/17(火) 16:01:40 ID:DwlsxjOX
9条は改憲してはならない。日本の為にならない。
日本人ではない朝鮮総連や民団でさえ、日本を心配して改憲への反対運動を行ってくれている。
私は日本人だが、「改憲すべき」などという者は、日本人として彼らに恥ずかしいと思います。
Q.中国から身を守る為、戦争に対する抑止力が必要では?
A.前提から間違っています。そもそも、中国は日本に派兵しようと思えばいつでもできました。
なぜなら、日本には9条があるため、空母や長距離ミサイル等「他国を攻撃する手段」がない。
つまり日本に戦争を仕掛けても、本国の、命令をだした幹部の命は絶対に安全なのです。
「安心して戦争を仕掛けられる国」を、中国は、今まで攻めずにいてくれたのです。
Q.それは日米安保によるものでは? そして、その日米安保も絶対ではないのでは?
A.中国の良心を信じられないのはなぜですか? そして、日米安保は絶対です。
知り合いの韓国人の評論家も「絶対だ」と言っていますし、私も同じ考えです。
更に、9条が消えても米国の戦争に協力する義務は発生しませんが、米国が被害者の場合は別です。
米国は日本を守る為に戦っても、(9条があれば)日本は米国を守る為に戦う必要がないのです。
Q.9条が本当に「平和」憲法なら、世界中で(日本以外に)1国も持とうとしないのはなぜか?
A.これは、日本以外のすべての国が誤っているとも言えます。
「敵国に攻撃が届く国は攻められづらい」というのは、誤った負の考え方です。
(もっとも韓国や中国の軍に関しては、日本の右傾化阻止の為でもあるので例外ですが)
更に日本の場合、隣国が韓国・中国・ロシアと、GDP上位の安定した信頼できる国ばかりです。
Q.「9条改憲派」は「戦争反対派」。侵略者に戦争を挑発する、戦争憲法(9条)を撤廃したいのです。
A.それは、貧しい考え方ではないでしょうか?
中国や北朝鮮を信じる「強さ」があれば、そんな考えにはならないはずです。
日本が信じれば、彼らも信じるでしょう。そして、真に美しい関係が始まるのです。
21 :
7分74秒:2007/04/18(水) 00:27:11 ID:mYHP/dXv
>>19 あんた音楽美学ってなんだか、わかってないでしょ
22 :
7分74秒:2007/04/18(水) 13:11:20 ID:DL+RJqsu
>>18 読むと准教授への忠誠心が沸き上がって来る素晴らしい著作です。
23 :
7分74秒:2007/05/19(土) 18:03:55 ID:Nf9Xk/Sr
音楽は天をさいなむ
24 :
7分74秒:2007/05/25(金) 20:23:08 ID:qeJdvIwb
前衛は人をさいなむ
25 :
7分74秒:2007/05/26(土) 17:16:16 ID:ffe2Zx5i
音楽の批評には批評家の感情が音楽界の常識になってしまう事が多々ある。
26 :
7分74秒:2007/05/26(土) 23:09:55 ID:eXV6WUBf
「批評の競い合い」を前面に押し出したクロスレビューは、宇野功芳が中心になって時々やってるといえよう。
27 :
7分74秒:2007/06/07(木) 00:07:30 ID:eYTFD9hW
ほしゅ
28 :
7分74秒:2007/06/07(木) 03:01:52 ID:eYTFD9hW
もう一度
29 :
7分74秒:2007/06/08(金) 21:57:16 ID:ezQnyoBI
「安直で粗雑」=「直感」
言葉はいかようにも真実をねじ曲げられるw
30 :
7分74秒:2007/06/14(木) 12:21:17 ID:BjhuMqcc
たしかに。
客観的に論証 = 実は一面的
直観 = 実は総合的な関係性
だったりするし。
31 :
7分74秒:2007/06/14(木) 13:01:01 ID:oz+o6+KR
そんなすべての分野にあてはまる批評の一般論をこんな過疎板でやって
何か楽しいわけ?
32 :
7分74秒:2007/06/16(土) 05:05:37 ID:trJKAvg0
一派論からゲソ批評を検証してその異常性を認識してみるのもよかろう。
33 :
7分74秒:2007/06/19(火) 13:18:29 ID:FaDJ8TFI
どっちが異常か知らないけど、
すべての分野にあてはまるかは、わからんぞ。
34 :
7分74秒:2007/06/20(水) 22:10:20 ID:ohFJXSEH
そういや建築評論もゲソ批評も某大学ダークコネクションの食いものにされてる感はあるな。
35 :
7分74秒:2007/06/24(日) 15:11:30 ID:+YsRAXJf
学者以外に批評が広がらないとダメだな。
柴田賞だっけ、アリ音の。
応募者少ないなんていうけど、
こんな不毛な業界に生きようなんて香具師は、
よほどの物好きか、権力志向の持ち主。
現代音楽聴いて、ここに書いてる時点ですでに、よほどの・・・
だがw
36 :
7分74秒:2007/10/30(火) 20:16:20 ID:RSxodugp
「権威ある言論より、2ちゃんに頼るんじゃダメ」
いちおう正論のようだが、
権威ある学者ふぜいが、情報統制したりしているのだから、
そこでその権威を盲信する方が危険だ。
実はネット上の方が自由な言論がある状態。
ネット上の方が自由にものが言える社会・・・
現代音楽界も、まさにミャンマー状態。
37 :
7分74秒:2007/12/26(水) 18:14:24 ID:5nl7K/pm
片山たんが、千 イ主 日月を評価する批評を書いてたけど、
だいじょうぶ?
それとも、突然脱皮していい曲書くようになったのか。
38 :
7分74秒:2007/12/26(水) 22:00:45 ID:HfyVuBV/
>>36 そう? 2000年位から粛正が始まって随分統制されてきたと思うが。
39 :
7分74秒:2007/12/26(水) 23:47:46 ID:Es4FASsL
2chはアホもいっぱいあるけれども、
原則的に匿名なので本音の事実もいっぱい書かれる。
そういう意味では腐った権威よりも信用できる。
40 :
7分74秒:2007/12/27(木) 00:14:20 ID:cYE9kslb
確かに
そういう意味があるからオレは2chがすきだ
時代が見える
41 :
7分74秒:2007/12/27(木) 01:07:02 ID:5H2XfK0Q
でも糞スレも邪魔なので退治してくれー!
42 :
7分74秒:2007/12/27(木) 13:25:59 ID:8txPEVl0
ここが一番糞スレだろう
43 :
7分74秒:2008/12/14(日) 21:42:23 ID:CWmOoBAx
糞スレあげ。
44 :
7分74秒:2008/12/15(月) 22:52:31 ID:VUKUO9Xv
良スレ
45 :
7分74秒:2008/12/15(月) 23:19:29 ID:5Q5ki+fS
くそくそウンチウンチ
あなたのお知りをなめたい!
46 :
7分74秒:2008/12/28(日) 07:28:17 ID:fo+wni8k
現代音楽はたくさんの公的資金を使って初演しまくり、
世界の同時不況を克服するためにあります!
47 :
7分74秒:2009/02/16(月) 07:08:31 ID:usN7w3Xu
現代音楽専門の批評家が少なすぎるのだよ。
大倉文夫君は金もないくせに宇野みたいに指揮者になりたくて辞めちゃったしね。
48 :
7分74秒:2009/04/14(火) 15:43:18 ID:R9M4wIOA
日本の現代音楽批評、何かチャートみたいなものが配付されていて、
それに従って書いているとしか思えない。
49 :
7分74秒:2009/04/19(日) 18:26:54 ID:g7/n+qoj
今の批評がどうしようもない水準であっても、あげ。
50 :
7分74秒:2009/04/19(日) 18:37:16 ID:4Y44pqmv
聴音アナリーゼができないんだよ。
専門家なら音聴いただけでスコアがどうなっているのかわかるね。
51 :
7分74秒:2009/04/19(日) 22:32:19 ID:HZBXJLPh
ただ気分悪いからって批判するのはやめてください
52 :
7分74秒:2010/09/04(土) 17:37:13 ID:XMvKvfMq
現代に限定しなくてもいい希ガス
54 :
7分74秒:2012/09/28(金) 17:31:33.72 ID:jU20ffx1
55 :
7分74秒:2012/10/01(月) 12:17:51.09 ID:FWemYvUz
56 :
7分74秒:2012/10/01(月) 12:29:49.75 ID:xYbWbL2g
57 :
7分74秒:2013/01/13(日) 19:48:13.19 ID:9aGa2+qA
58 :
7分74秒:2014/04/26(土) 01:36:29.96 ID:dbbsYqzQ
青山小枝
59 :
7分74秒:
作曲家の腰巾着
現代音楽専門の評論家は殆どそう