【IRCAM】スペクトル楽派【フランス】

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782 ◆30rKs56MaE
別スレより移動のまた移動。
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/contemporary/1139487877/15
個人名が入ったスレはガイドライン規則に反するのと、主題がラジオフランスに絡むのでこっちへ。
まずあなたは僕が書いた伊福部への文章について根本的に誤解している。
僕は「調性的ではあるものの(中略)研究を行った」=先鋭的な精神を持っている
と言いたかったのであり、調性であることに否定をしていない。
ただし、僕の価値観として伊福部ではなく一般的にむけて言うには、
調性で曲を書くというのは既成の方法に沿って曲を書くということであり、
ペルトのECMから出たクレーメル他の最初のアルバムなど、僕は否定しないどころか
むしろ愛聴しているが、それはむしろ彼の語り口が新鮮だからこそ興味深いのであり、
自らのコピーおよび量産であるかのようなペルトの近作には僕は関心が向かない。
一例を挙げてそれが全てであるかのような言い方はしたくないが、
>>779に書いた満席で入れなかったプレザンス音楽祭の放送録音をMDで取ってある。
それを聴いたが、エスケシュの調性的・保守的な作品の初演の演奏が終わった直後に、
複数のブーおよび否定的な口笛が上がった。
(悪く言えば、ラヴェルの劣化コピー。僕はエスケシュの音楽はオルガン演奏に端を発する
宗教的価値観に基づいた作品として好きなので、文句は言いたくないが)
ただしひときわ大きなブーを垂れたやつは典型的な名物キチガイなのだが、
それを抜きにしても、保守的な作風に対しては否定的な見解があるのは事実だし、
そういういわゆる「ネオクラシック」(これは否定的な意味で調性を多用した過去の様式との
折衷音楽に対して使われる言葉。ヨーロッパ全般で通じる)ばかり持ち上げる
プレザンス音楽祭に対しても否定的な声は強い。これはIRCAMの中に限らない。
だからフランスの組織であり多国籍が混在するIRCAMの内部メール宛に書くには、
一言「調性的ではあるが・・・」の断りを入れておく必要があると僕は思う。
これでいいかしら?