【IRCAM】スペクトル楽派【フランス】

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647分74秒
チラシの裏だろうが、ちょっと書かせてくれ。
今日は近所のカメラ屋に行ってきた。訳あってソフト売り場を物色していると
エロゲーコーナーからこんな音楽が流れてきた。
http://www.game-style.jp/dl/200502/23/99lod_tt.php
ちょっと聴いた限りでは良くある二次ヲタ音楽なのだが、伴奏部分の音色に惹かれた。
後ろの上昇アルペジオ。一昔前のエレクトリックピアノから減衰要素を省いた音色に聞こえるが、
おそらくほとんどサインウェーブに近い音色成分だろう。
ということは基音以外の高次倍音をほとんど含まないために、他の音色に干渉されることがない。
いわばグリゼーの「パルティエル」と対極を成すと言える。
パルティエルではコントラバスをわざと軋ませる事によって倍音の中に噪音要素を含ませ、
他の楽器の音色でそれをなぞる。
対してこのエロゲーのアルペジオはサインウェーブ基調だから、倍音の絡ませようがない。
だから全体の中で特異な響きになる。浮き立つことはけっしてない、しかしくぐもることもない。
どの音色の上にもしたにもかぶさらないから。まあ厳密なサインウェーブじゃなくて、
ちょっとした変調程度はかけているかもしれないけどね。
オブリガートでかぶさるファルセット(=倍音要素が整理されるのでサインウェーブと
良く合う)と音色の混ぜ方が見事で感心した。
普段こういう音楽をほとんど聴かないので、軽いカルチャーショックだった。

ちょっと明日もう一度街に出てこのゲーム買ってくる。
んでスイカに出してくるわwwwwwwwwwwwwwww