【IRCAM】スペクトル楽派【フランス】

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137 ◆30rKs56MaE
帰宅したらスレが盛り上がってますね。

IRCAMはソフトウェア開発に携わる作曲家の研修と言う名目である以上、
既存のシンセサイザーを使うという方向には至らないんだと思います。
少なくとも(漏れを含む)研究員たちの新曲に関しては。

確かに20年前のディスクなどを見ると、例えばエトヴェシュやアラン・ゴーサンのディスクには
DX7などを使った音源もあるようですが、現在のコンサートでは見かけませんね。
でも先日の、他スレに書いたブーレーズが孫娘をつれてロビーを歩いているのを見かけたという
Cite de la musiqueのコンサートでは、後半のグリゼーの「限界の克服のための4つの歌」で
最初のセクションのメロディトムをなぜかシンセで代用していましたが。
機種はヤマハのSYまでは読めた・・・SY22だったかな?

>>134の意見には基本的に賛成、と言うかIRCAMの姿勢はどうもそういうところにあるみたい。
INA-GRMあたりになると、もう少し風向きが変わってくるようですが。
以前日本の放送大学の特別講義「知の探求・知の未来」(だったかな?)の第2回で
IRCAMの現在の所長ベルナール・スティングレール氏が出ていて、人間の感性は
コンピュータを得ることによって増幅される、そのための芸術的表現のフォローをするのが技術だ、
見たいなことを言っていた記憶がありますが。(それっていわゆるニュータイプ理論?)
その放送を録画したDVDを入れた荷物は今SAL便で送っている最中ですが、
まだ手元に届きません_| ̄|○