オールド信者

このエントリーをはてなブックマークに追加
46ドレミファ名無シド
楽器屋行って年代別に何本も弾き比べる。そういうことを2・3年続ける。
いやでもわかるよ。なんでオールドマニアが現行品の何倍もお金を払うか。
その上で「オールドなんてクソ」と思うも良し。

オールドの方が作りが良いってのは、間違いない事実なんだよ。
あるギターメーカーは年間数十本のペースで、あるモデルを作ってました。
60年代のある時、スーパーバンドがそのギターを使って、世界的大ヒットを飛ばした。
そのギターの需要は猛烈に高まり、メーカーは次の年には千本単位の大増産をはじめました。
当然流れ作業。職人ではない人も狩り出されたことでしょう。
10年くらいかけて使うはずだった良質の木材はたった1年で使い切ってしまった。
しょうがないんで、いままで使わなかった質の悪い木材も使うことにした。
高価で貴重な指板用の木材は、指板を薄くして節約しました。当然音は変わりますが
木材がないんだものしょうがない。50年も寝かせた安定した木材はとうになくなり
数年強制乾燥したものを使い始める。木材は自然に水分を蒸発させたり、また吸い込んだりを
繰り返してだんだんと安定するもの。短時間で強制乾燥させても、それはすぐに水分を吸い込んでしまう。
安定しないままギターの形になったそれは、まだ水分の吸収、蒸発をくりかえし、どんどん変形してゆく。

多少誇張と間違った知識はあるかもしれないが、おおむねこういうことが60年代におこったわけ。
オールドの方が作りや木材が良いのは当然なんだわ。