ヴォーカリスト@専用スレ

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567GA
>557
>平井堅の歌声は地声ですか?裏声ですか?それとも混ざっているのですか?
>あまりに綺麗な声なもので気になります。
>また、平井堅みたいな声を出すにはどうすればいいのですか?
厳密に言えば裏声が混ざった声の出し方ですが
それより「軽く抜いた」声の方が正しい表現だと思います。
↑の方で色々書いた発声の基本(特に高域)は、
一点に声を当て最大限に声を飛ばす発声法ともいえるのですが、
軽く抜くとは口の中上の方全体のフワと声を「少し」響かせるのですが、
これでは少し表現があいまいですので
まず無理な力は使わない。
声は小音量、高域になるの従い頑張って声量やポイントを「維持せず!」
頭の上やや後ろの方に徐徐に移動させながら歌い、
とにかく力を入れないのがコツです。
言い換えれば一番「楽な」発声をし、その代償として声量や声の張りを
少なくします。
ある程度の基礎が出来ている人で
ウォーミングアップが十分で無かったり調子が悪い場合
時々使う発声法でもあります。
(もちろん曲によりわざと使う場合もあります。
平井堅の場合自分の声に良く合う曲を作っています)
>559さんが「悲しいことに激しい歌が似合わんけどな」
とありますが、正確には少なくとも声の面では、
「激しい歌」が歌えない発声法だと思います。
>564
>ボイトレの時はどのくらいの音量で声を出してるんすかね?
>さすがにボイトレに通うお金はないので、
>ボイトレのCDで練習してるんすけど・・・
教える人により違うのですが、
最大から最小までです。
自分が出せる「最大の声量や音域」と「歌として使える声量や音域」は
当然違って来ます。
極限状態でのコントロールを訓練すれば、
実際に使う部分でのコントロールがより楽になります。
ただ家での練習の場合かなり難しい場合があり、
私も昔から引越しする場合「どこまで音が出せるか」を最大の問題として
家探しをしました。
家で音量の面では簡単に出来て効果があるのは、
逆に「PP」(ピアニッシモ極小さな音量)です。
実際のボイトレでもあまり気を入れて練習しない場合があるのですが、
難しくまた「歌」にとって極めて重要な部分でもあります。
漠然と歌うのではなく、「一つの音もおろそかにせず」、
発声、発音、音程細部まで気を使い、練習してみてください。
↑で「極限状態でのコントロール」と書きましだが、
これは大音量だけではなく小音量にも当てはまります。
きっと効果が上がると思います。