1 :
ドレミファ名無シド:
海原雄山「味覚オンチのアメリカ人が作ったギターなど弾けるかっ!」
やれやれ、この程度のスレ建てて喜んでるようじゃ、ほんとにギタリストか怪しいもんだ
明日、また同じ時間にここへ来て下さい
本物のギタリストを見せてあげますよ
4 :
ドレミファ名無シド:2010/06/03(木) 15:42:01 ID:jOtd0q3V
ふうむ。ストラトか。では、そもそもストラトとは何なのだ。インドでもストラトはあるのか。
この店のギターが本物と言ったからには答えて貰うぞ。まず第一にギターとは何か
5 :
ドレミファ名無シド:2010/06/03(木) 15:50:35 ID:jOtd0q3V
私はギターが弾けません。商品に手をつけない。だからギターショップを始めたのです。
私はギターのことは何も知らない素人でしたから、ギターショップになると決めてから、
SAMICKに勤めて一から勉強したんです。
同時に休日には韓国中の楽器屋を訪ね歩きました。
そうやって勉強を重ねるうちに自分の店にどんなギターを置くか心が決まりました。
とにかく造りのしっかりしているギターを置こう、と思ったのです
6 :
ドレミファ名無シド:2010/06/03(木) 22:35:16 ID:Lyv5n9Tj
良三っ!これがあのときのジミヘンと同じ音だと言うのかっ!
ふほっ、ふほっ、うまいっ。
指板の上でしゃっきりぽんっ!と踊るわ!
9 :
ドレミファ名無シド:2010/06/04(金) 01:28:48 ID:JJl0PqKl
この大馬鹿者
このレスポールは59年製のフルオリジナルだぞ
それを折ってしまいおって
このギターほどの価値もないお前が
死ね!死んで償え!
実際ヴィンテージオタって大マジでこういうことやりあってるんだよなw
すげえよマンガ頭w
11 :
ドレミファ名無シド:2010/06/04(金) 02:23:17 ID:WYdJl83h
美味しんぼネタは鉄板だなw
どこのスレでもw
この豚鼻アンプはできそこないだ、使えないよ。
13 :
ドレミファ名無シド:2010/06/04(金) 06:33:24 ID:ZCsR1oxD
弦がシャッキリポンとピックの先で震えるわ!
このギタリストの指定した弾き方以外の弾き方があるというのなら見せてみろ!
勝負だ、士郎!
15 :
ドレミファ名無シド:2010/06/04(金) 19:13:35 ID:JJl0PqKl
16 :
ドレミファ名無シド:2010/06/05(土) 10:34:29 ID:OeRFJ3SW
このギターを作ったのは誰だあっ!貴様かっ!
17 :
ドレミファ名無シド:2010/06/05(土) 11:13:07 ID:4sKXCCP0
まずAのフレーズとBのフレーズを聴き比べてみてください。
18 :
ドレミファ名無シド:2010/06/05(土) 14:55:29 ID:0atWSpaV
ギターっていうのはな、鮮度が命なんだ。
ギターと豆腐に旅をさせちゃいけない
20 :
ドレミファ名無シド:2010/06/05(土) 20:07:32 ID:soa3r50r
金社長「むう、このマーシャルは歪み過ぎる」
トミー「へ?歪み過ぎる?マーシャルって歪むもんでしょ?」
金社長「私にはどうもあなた方が本気でSamickのギターを理解しようとしていると思えない。ご協力の件、ご破算にさせてもらいます」
富井「貧乏ったらしいものを弾いたもう十分だ!」
富井弟「暖炉の木と自転車のパーツなんかでギターが作れるはずがない!
兄さんがギターを弾いたというのなら、兄さんだけ買ってもらったんだ!!」
店主「お客様、当店の音響は真空管コンプにプレートリバーヴをかけ、
アナログミキサーで仕上げた自慢の音響です、
エレキギターには素晴らしくよく合いますが‥」
大南「いらんいらん、よけいなことなどせんでくれ、甘ったるい音響なんてお断りだ!!」
店員「何かエフェクターは‥」
大南「いらんいらん、おままごとみたいな楽器なんか弾きたくない
ここはギター屋だろう、ギターだけ早くドンと持ってこい!」
25 :
ドレミファ名無シド:2010/06/08(火) 10:48:48 ID:bf0vEO2R
ギター「うおおぉおおんうぉおおおん」
店主「お客様どうなさりました?」
大南「ど、どうしてもこうしてもあるもんかい、う‥‥
下手なんだよ、この弾き手が下手なんだよ。」
「何ですって!私の弾いたフレーズが下手っ!?」
「そうさ、下手くそで、いくら何でもこれはひどすぎる。」
弾き手「弾き方のご注文はジャズだったんだろう?」
店員「はい、レスポールもテレもジャズを弾くようにと言われました。」
弾き手「ちゃんとジャズを弾けてるじゃありませんか、
これで何のご不満があるんですか?」
大南「ジャズもへったくれもあるもんかい、下手なんだよ、とにかく下手なんだよ!」
弾き手「あんたは何も音楽なんかわかっちゃいない、
うちのギターはそこらの楽器屋のギターとは違うんだ、
うちのギターは大南ギターのエレキギターだ、
日本一の音と評価されているギターなんだよ。
あんたには何もわかっちゃいない。」
大南「わかっている!!
私が大南ギターの当主大南重吉だ、
このギターは私が作ったエレキギターだ!!」
弾き手「な‥‥何だって!?」
29 :
ドレミファ名無シド:2010/06/08(火) 20:20:21 ID:cLXEWkN4
別のネタ書きたいけど・・・大南ネタまだ続くんなら待ちます
これはいいネタスレw
恐縮です。昼休みに書き込んでさっき帰ってきたんで続きをやらせていただきます。
帰り道にて。
三谷「実はぼく、ジャズを弾く名人を知ってるんですよ。」
山岡「小網町のジョーパス老人かい?」
三谷「山岡さんも知ってるんですか、さすがだな。」
山岡「ふうん‥ジョーパス老人ねえ‥」
三谷「さっきのジャズメン、かわいそうな気がしてね‥」
弾き手「私はもともとハードロックが専門なんです。
北欧に十七の時から十年いました‥
その間に様式美のフレーズをプレイする魅力にとりつかれたんです。」
「十年ぶりに日本に帰ってくると、ライブハウスが無数に出来ていて、
自分でプレイするなら何か特色を出さなければならないと思ったんです。」
山岡「なるほど、そこでハードロックとジャズを合わせたような
ミクスチャーロックを始めたんだな。」
弾き手「そうです‥華麗なフレーズをプレイする喜びはリフづくりで得られますし
ジャズとしてのかたちはアドリブで得られるし、この形なら
グルーピーをつかめると計算したんです。」
「しかし私は重大な過ちを犯していたことをさっき思い知らされました‥
私はジャズを馬鹿にしていた‥
ギターさえよければあとは適当に弾くだけでいいと思い込んで、
本気で勉強しなかった‥」
ガチャッ!
老人「よおっ、お待ちどーっ!!」
老人「さあ、始めっかな!」
弾き手「あ‥はあ‥」
老人「さあ一緒に弾いてみよう、進行はツーファイブだ。」
クリコ(弾き手はマイナーキーでハーモニックマイナーの光速フレーズから弾き始めたわ。
老人はメジャーキーでドリアンスケールからゆったり弾き始めた‥)
クリコ(すぐに転調したけどモードに則っているからまったく違和感がない‥)
(弾き手はギターをひっくりがえしてアームをかけたわ、フィードバックがあんなに‥)
(老人はまだ悠然とコードを刻んでいる‥)
老人「さあさあ、録音したのを皆に聴き比べてもらおうじゃないか‥」
弾き手「‥はい」
山岡「さあ聴いてみよう‥まずは弾き手さんのだ。」
クリコ「さっきも気になったんだけど、音が冷たいんですよね‥」
弾き手「え?あ‥でもジャズなんだから‥」
三谷「そこが問題なんだよ‥
ジョーパスさんのを聴いてみましょう。」
一同「ほんのり温かいわ、それにすごくクリスピーで倍音が耳の中にじゅっと広がる!!」
「ほんとうだ、悪いけどジョーパスさんの音の方がずっといい!!」
弾き手「どうしてなんだ、両方とも聴いた感じは同じジャズなのに‥」
老人「はっはっ、若いの‥エレキギターのジャズってのは
普通のクリーンとは意味が違うんだぜ、充分にドライブしたクリーンのことなんだ。」
弾き手「え?どういうことなんですか?」
山岡「弾き手さんのジャズの弾き方はミドルが全然出ていない文字どおりドンシャリだ、
だから冷たい音だ。これならハードロックの音と変わりはない‥」
クリコ「それで大南さんはマーシャルのつまみをしげしげと眺めていたのね。」
山岡「とくにソリッドボディはギターの中に入っている倍音がドンシャリでは出ないままだ。
出ないままの倍音は歪まなければ旨味を与えないから、
クリーンより少し歪んだナチュラルオーバードライブを加えてやる必要がある。」
「しかし歪みすぎると基音の部分がぼやけてしまう。
倍音はでるが、基音はつぶれないギリギリの歪みにしてやることだ。」
クリコ「そうか、それが充分にドライブしたクリーンということなのね!」
老人「前もって電源を入れてスタンバイさせておくと真空管が暖まって倍音が外に逃げないんだよ。」
弾き手「そうか、スタンバイをオンにするとボリュームをあげて‥
それからイコライザーをいじってギター側のボリュームとトーンでゆっくり
音を決めたのは出音の加減をギリギリの歪みにするためだったのか‥」
花村「ギリギリの歪みに達したかどうかは、スピーカーのジリジリ鳴る音で確かめていたのね。」
老人「どうでえ、段取りがわかりゃ簡単なもんだろ、ギターなんてよ。」
弾き手「とんでもない、どうかご教授ください!!」
老人「ま、ご教授ってほどのもんじゃないが一つだけ‥
ディストーションは使うなよ、ギターの香ばしさがなくなるからな。
あとは一緒に二、三十曲も弾けばだいじょうぶ。
おまえさん、だいぶタイム感と音感がいいみてえだからな。」
クリコ(ギターってただ音を出すだけだからかえって難しいのね‥
単純なものほど難しいってことか‥)
数日後‥。
大南「ギブソンの親父の顔を立ててもう一度来てやったんだが、
あの親父もヤキが回ったな、こんな下手なプレイヤーに肩入れするとは‥」
「付け焼き刃でどうなるもんでもないんだ!」
「ギターの扱い方というのは、人間の扱い方と同じで‥」
弾き手、ジャズを弾き始める。
「!」
大南、席を立つ。
ドスドス‥。
弾き手「まだ駄目だったか‥」
これは良スレw
大南、ギターケースをかついで戻る。
「今度はこれを弾いてみてくれ、オリジナルL-5のデッドコピー、まさにジャズ向きのギターだ!」
「大南ギターの中でも最高の奴だぞ!!」
弾き手「だ‥大南さん!!」
大南「ふっふっ、幸せなギターだよ、こんなに上手に弾いてもらえて‥」
数年後、大南ギターのL-5モデルを手にグラミー賞の表彰式に臨む弾き手の姿があったそうな。
完。
>>29さん、お待たせいたしました、さあどうぞ!
44 :
ドレミファ名無シド:2010/06/08(火) 22:44:26 ID:cLXEWkN4
「充分にドライブしたクリーン」のくだりが上手すぎるw
風呂入ってからね
45 :
ドレミファ名無シド:2010/06/08(火) 22:53:06 ID:5NGef5w2
>>43 なんか感動した。
うっすら涙目www
和んだよ。さんくす!!
禿げあがるほどの良スレage
連投すまんが職人ID:KOY4B9Uの自作を熱望。
こりゃ予想外に面白い
これはすごいな。
思わずジョー・パスのCDを久し振りに聴いちゃったよw
なるほどな〜。
あとジョー・パスが合板のフルアコしか使わないってところもネタに絡めれば完璧だったな。
51 :
ドレミファ名無シド:2010/06/09(水) 20:36:56 ID:9O/DZs+Z
29、44です。
ごめんなさい、あのまま寝てしまいました。
ではでは。
おっさん「さあ、なんでも注文しなさい」
ブラック「ごちになりやす、では遠慮無しにマーシャルを」
楽器屋「へい」
おっさん「ねえ三八師匠、白人がブルースだなんてめでたいことだねえ」
三八師匠「私にはそうは思えませんね、ブルースってのは魂ですよ
黒人の細かい微妙な心情がわからない白人に
真似事は出来てもスターになれるほどのギターが身に付くはずがねえ」
ブラック「・・・マーシャルください」
楽器屋「へい」
三八師匠「ブルースのギターってのはね、まず粋でなきゃあ
粋でしゃれていて、後味もすっきりてえのがブルースさ
お前さんのはね、脂肪ごってりのビフテキみたいなもんだ
野暮でくどくてしつこくて、早い話がジャンクフードだ、ブルースじゃない」
ブラック「マ、マーシャルを」
三八師匠「待ってくれ、さっきから見てるってえと
この男はマーシャルばかり注文しているようだが
どうだえ?楽器屋の目から見てこういうお客は怖いかえ?」
楽器屋「いえ、ま、その・・・」
三八師匠「いいから遠慮無しに言ってごらん」
待ってました!
53 :
ドレミファ名無シド:2010/06/09(水) 20:56:50 ID:9O/DZs+Z
楽器屋「へい・・・正直に申し上げますと
マーシャルよりフェンダーを中心に注文なさるお客様のほうが怖うござんす」
ブラック「こ、怖いってどういうこと?」
楽器屋「はい、音のよくわかるお客さんってことで
そんなお客さんにおかしなものを出すとしかられます」
ブラック「どうしてフェンダーの客が怖くてマーシャルの客は怖くないの?」
楽器屋「マーシャルの音ってのは歪みの音です
いい音はいい音ですが単純で一本調子の音です
子供にもわかる音です
ところがフェンダーの音は淡白でさっぱりしてますが
アンプによりその製造年により複雑玄妙、奥が深い
いいフェンダーを探すのは大変ですが、それよりなにより
フェンダーのいいアンプを聞かせろというお客さんには
何を売るにしても一切気が抜けません」
ブラック「それに比べるとマーシャルばかり注文する客は
音がよくわからない客だから楽だってんですか?」
楽器屋「どうも申し訳ありません」
ブラック「うぐぐ・・・」
三八師匠「どうでえ、ブラックわかったかえ?
ブルースってのはクリーンも歪みもすべての音がほどよく揃った
粋な音でなくちゃいけねえ
マーシャルばかりのブルースなんざそりゃ外道だ
マーシャルの音しかわからねえお前に出来るのは
ブルースもどきのブリティッシュ・ハードロックてえ外道だけってことさ!」
ブラック「あううううう」
54 :
ドレミファ名無シド:2010/06/09(水) 21:27:30 ID:9O/DZs+Z
クリ子「ひどいわ、そんなの!
マーシャルばかり弾いたから本当のブルースは出来ないなんて」
ブラック「いいえ・・・三八師匠のおっしゃることには一理も二理もあるでゲス
フェンダーアンプの音の違いもわからない人間に
黒人の微妙な感覚などわかりっこない・・・
そんな私がブルースだなんて・・・」
ひゃまおか「三八師匠の言うとおりだねえ
フェンダーアンプの粋な音がわからない神経でブルースやっても
黒人の心情にふれることは難しいんじゃないの?」
ブラック「やっぱりいいいいいいい!」
クリ子「無神経ね!ブラックさんを励ましてあげようという気持ちがなぜないの!」
ひゃまおか「わ!待った待った、話を最後まで聞けよ!
ブラックさんはもともとアコギを研究しに日本に来たんじゃないか
アコギの微妙な音のわかる人がフェンダーの音がわからないはずがない」
ブラック「ですが・・・フェンダーのクリーンでさっぱりした音ってのが
拙にはどうしてもわからないんでゲスよ
ベースマンもデラリバもツインも弾きやした
でもどうしてもその音の違いが今一つピンとこなくて・・・」
ひゃまおか「よし行くぞ」
クリ子「どこに行くの?」
ひゃまおか「聴覚実験」
ブラック「実験?」
55 :
ドレミファ名無シド:2010/06/09(水) 21:42:20 ID:t4/6HaP+
ひゃまおかwww
恐縮です、ID変わりましたが
>>24です。
>>44-
>>50ありがとうございます。
自作ではなく次作ですが、需要ありそうなんで現在進行中の
>>51さんの
ストーリーが完結したらまたやらせていただきたいと思います。
横レス失礼いたしました。
ひそかに期待
58 :
ドレミファ名無シド:2010/06/10(木) 20:18:57 ID:Iw4sYh8L
楽器屋とも
ずらりと並ぶフェンダーアンプ
クリ子「どれも素晴らしいわ」
テルヨ「いい音ね」
ブラック「いえ、いい音なのはわかるんです。でも音の違いがわからない」
ひゃまおか「なるほどね。では夏子さんお願いします」
夏子「はい」
ブラック「?」
カバーで隠されてるアンプ
クリ子「これなあに?」
ひゃまおか「ま、弾いてみてよ、テレキャスでね。ちょっとこれは反則なんだけど・・・」
ブラック「反則?」
ひゃまおか「ま、いいからいいから」
クリ子「シャッキリシコシコ、気持ちの良い音」
テルヨ「なんだろう?今まで聞いたこともない音だわ」
ひゃまおか「どんな音です?」
ブラック「??味はないでゲス」
ひゃまおか「ゆっくりゆっくり弾いていてごらん
そして耳の中の空気を鼻に抜くようにして」
ブラック「ほ?最初は味がなかったのが・・・少しずつ音に味が出てきた・・・
これは・・・とても微妙だが・・・いい音です」
ひゃまおか「ほらやっぱりブラックさん、いい感覚してるじゃない?
これがクリーンでさっぱりした音と言うんですよ」
ブラック「ふえ?これがですか?」
シャッキリシコシコ、気持ちの良い音www
60 :
ドレミファ名無シド:2010/06/10(木) 20:36:53 ID:Iw4sYh8L
ひゃまおか「じゃここでもう一度こっちの三種のフェンダーのアンプを弾いてみて」
ブラック「うわ!最後のアンプに比べると
こっちの三種のアンプはどれも音が複雑でゲスよ!
でも・・・そのいくつもの音の底には、最後のアンプと同じ音が・・・」
ひゃまおか「そうだよブラックさん
この三種のアンプはベースマンとデラリバとツインだ
フェンダーとはいえ、三つとも真空管を搭載している上に
音の要素も歪みの要素も多い
だが聞くべきはこの最後のアンプの音だ
クリーンでさっぱりして無味に近い音だ
その音をしっかりとらえると、その上に何が加わっているかわかるはずだ」
ブラック「な、なるほど」
ひゃまおか「我々日本人はベンチャーズを聞きつけているから
このクリーンでさっぱりした音というのを
早いうちから繰り返し体験している
だがブラックさんたちハードロック中心で育ってきた人間には
あまり身についていない感覚だろう
このクリーンでさっぱりして無味に近い音がわかってくると
いろいろ微妙な音もわかるようになる
ベースマンとデラリバとツインの区別もつくようになる」
ブラック「ほんとだ!今はぼんやり音の差がわかるようになった気がするでゲス!」
ひゃまおか「ブラックさん、もう一息だな」
ブラック「山岡さん、ありがとうございます」
クリ子「山岡さんいい加減に教えてよ!これなんなの?」
テルヨ「早く教えてくれないと欲求不満でムラムラしてくる」
61 :
ドレミファ名無シド:2010/06/10(木) 22:03:00 ID:Iw4sYh8L
ブラック「ええ〜!JCでゲスか!」
ひゃまおか「フェンダーの音を云々するのにJCを出すのは反則だけどね」
クリ子「歪みエフェクターやディレイをかけたりして弾くことはあるけど
アンプ直は初めてだわ」
ひゃまおか「歪ませたり空間系をかけると独特のサウンドが出るけど
ボリュームを抑えたアンプ直の音はほとんど無臭
真空管も乗っていない、実に淡白
しかしよく弾きこむとじっくりと味が沸いてくる
淡白な音の極限の一つだね」
おしまい
JCのオチはなんとなく読めたが
ベンチャーズのくだりにはクソワロタwwww
金上社長との対決とか東坡肉で周大人を唸らせた話を
リクエスト〜
恐縮です。
>>24です。究極のアンプストーリー、堪能いたしました。
JCの魅力をうまく表した秀逸なネタ、感服です。
さて、小生も二作目を始めようと思い、別のストーリーを構想しておりましたが
>>62さんよりリクエストがございましたので急遽こちらでやらせていただきます。
急拵えゆえ、粗いストーリーになるかもしれませんがご容赦を。
では、「手間の価値」始めさせていただきます。
クリコ「楽器街って本当に素敵ね、日本じゃないみたい!」
---日曜日、御茶ノ水・楽器街にきた文化部一同・・・
やがて一軒の楽器店に入ったのだが・・・・
行列にならび、ようやく店内へ入った一同だったが・・・
店員「あんた達、あっちのアンプねっ」
花村「あー、早く弾きたいわ」
クリコ「ふふっ、あたしも・・」
店員「早く試奏はじめてよ、忙しいんだからッ!」
一同「まあ、こわーい・・・」
店員「ストラト、プレベ、SGとD-28ね。」
クリコ「わあ、いいギター!」
花村「あたしガツガツ弾いちゃうからね!」
山岡「アンプが足りないんだけど・・・」
店員「うちはみんなアンプ一台でやってもらうことになってますから」
山岡「何っ!?エレキギターもベースも同じアンプで弾けって言うのかっ!!」
店員(山岡を無視して別の客に)「こちら何にするの?」
客 「あ、ああ・・あのディーンマークレーとダダリオとロトサウンドと・・」
店員「弦類はバラバラに注文しないで。」
客 「え?と言いますと・・・」
店員「弦類は安いんだから、何種類も注文されると面倒なの。
一グループ一種類にしてくれないと受けられないわけ。」
横で聞いてた山岡「何だって!?」
客1「ここは有名な店だからね、しかたないよ・・」
客2「じゃ、みんなダダリオにしましょうか。」
店員「ダダリオ四つね。」
ぶち切れ席を立つ山岡。
山岡「行こう、出るんだっ!!」
一同「え?」「出るって・・」「まだ何も弾いてないわ。」
山岡「こんな店では何も買っちゃいけない、品揃えがいいとか悪いとか以前の問題だ!
マスコミに取り上げられたぐらいでいい気になって、客を粗末にするような
人間の売る物は、買う価値がないっ!」
店を出て、花村がギタマガで目にした別のやはり行列店に向かった一同。
長い行列に並び、ようやく試奏にありついたのだが・・・
一同「ああ、やっとギターにありつけるわ。」「もうめまいがしそうよ。」
店員「はい、オールラッカーのテレ、フライングV、68年レスポールカスタム、J-45。」
一同「エフェクターまでかけちゃうわ!!」「もうたまらない!!」
67 :
ドレミファ名無シド:2010/06/11(金) 10:55:16 ID:QFrZbucP
これはいい。
期待を裏切らない流れだ。早く続きを!
花村「んー弾きにくい、このフライングV!」
田畑「レスポールカスタムって重いのねえ!」
クリコ「このJ-45、香ばしいわ!」
等々、嬉しさをかくすように笑顔で文句を垂れながらも
いずれも素晴らしい名器達のサウンドに酔いしれる一同。
楽しい楽器選びの時間は永遠に続くかのごとく錯覚する者さえいたのだった。
しかし、山岡がオールラッカーフィニッシュを謳ったテレキャスターを手に取った瞬間、
その表情が一変したのをクリコは見逃さなかった・・・。
テレキャスターを弾こうとネックに手を伸ばした山岡・・
山岡「!」
クリコ「山岡さん、どうしたの?」
山岡「ちょっと・・・。」
店員「何?」
山岡「このラッカーフィニッシュは出来そこないだ、弾くことはできないよ。」
店員「何だって!?」
一同「山岡さん・・」「また弾かせない気!?」
「少しくらい音が悪くてもいいじゃないの!!」「どうしてあなたはそうなのよ!!」
山岡「音の悪いものは悪い、俺は正当のことを言ってるだけだよ。」
店の奥からこのテレキャスターを作ったらしいビルダーが出てくる。
ビルダー「出来そこないとは何だッ、音もわからんくせに!!」
花村「すごく怒ってるわよ〜〜〜〜!」
ビルダー「うちの店はGマガやPレイヤーでいつもほめられている!!
有名人のお客さんもたくさん来てくれるんだぞ!!」
山岡「ここに来る有名人は、みんな音のわからん連中ばかりのようだな。」
ビルダー「な、何いっ!!」
ビルダーはその手に持ったノミを大きく振り上げた。
「きゃっ、殺される!」
その時、ノミを持ったその手を後ろからつかむ者があった・・。
「やめんか。」
手をつかんだ人物をふりかえったビルダーは思わずつぶやいた。
ビルダー「レ、レオ大人・・・」
レオ「私はレオ・ヘンダーといいます。さきほどから一部始終見ていました、
ここは私に免じて事をおさめてください。」
ビルダー「ふんッ、日本人にエレキギターの音がわかってたまるか!!」
山岡「客にひどいギターを出しておいて威張るとはあきれたもんだ。
少なくともおまえのよりははるかにいいテレを作れるぜ。」
ビルダー「何を!!日本人のくせにアメリカ人よりいいギターを作れるだとっ!!
じゃ、作ってみろ、ワタシの作るよりいいギターツクてみなサーイ!!」
山岡「作ってみせようじゃないか!!」
レオが審判役となりギター対決をすることになった山岡。
花村「素人がプロのビルダーと競争するなんて正気じゃないわよ!!」
山岡「そこのハードメイプル、板目のところ1メートルくれ・・・」
やがて対決の場であるレオ大人の家についた一同。
レオ「この作業場を自由に使ってください、工具も塗料も全部そろっています。」
花村「大きな作業場!個人の家の作業場とは信じられない!」
レオ「はっはっはっ、一度に二百本もギターを作ることもありますからね、これでも狭いくらいです。」
クリコ(・・ということはレオさんはすごいコレクターなんだわ・・)
山岡「では3週間後に。」
レオ「わかりました。」
ギターを作り始める山岡。
クリコ「あ、あたし手伝います。」
花村「仕方がない、あたしも何かするわ。」
山岡「手伝ってもらうほどのもんじゃない、ま、見ていてくれ。」
山岡「ライトアッシュとハードメイプルを使う。」
「まずアッシュの表面の気孔を埋めるためにペーパーで削り・・
埋め残した穴がないよう、フィラーを塗る。」
「そのボディを軽くサンディングし・・」
「表面にフィラーとシーラーの染み込んだボディにラッカーを吹き色とトップコートをつける。」
「ハードメイプルをウォルナットを埋め木にしてロッドを仕込み・・
指板R、グリップ、ヘッドシェイプを削りだす。」
「この時フレットを打つのを忘れずに。」
「そのフレットごとクリアーを吹き・・・」
「何回か繰り返し吹いてはサンディングし、あとはこのまま二週間ちょっと乾燥させればいい。」
クリコ「へえ・・ずいぶん手間がかかるのねえ。」
田畑「でも特に難しい技術はいらないみたい。」
花村「これで本当に宝華楽器のより音のいいものができるのかしら・・・」
そして三週間後・・・
ニッポン中が続きを待っている…
レオ「さあ、弾きくらべです。」
山岡のギターを弾いた一同「う、ううっ・・」
ヘンダー夫人「山岡さんの作ったのは本物のテレキャスターです。
それに比べると宝華楽器のはほんとうに只の板切れ寄せ集め。」
ビルダー「ええっ!?」
レオ「それも乾燥が足りない、ベタベタした手ざわりだ・・・」
「それに宝華楽器のはアンダーコートも吹いていない、山岡さんのほうはちゃんと
白のアンダーコートを吹いてある、これでこそ本物だ。」
「トップの薄いイエローがオールド風に焼けた色味を与え、
その下のキャンディアップルレッドがキラリと光り、
アンダーコートの白が素晴らしい発色と薄塗りを引き出す・・
三つの層が見事な鳴りをボディ材にあたえるのだ。」
夫人「残念だわ・・アメリカ人がエレキギターで日本人に負けるなんて・・」
山岡「このテレキャスターというギターは要はただの板っ切れをていねいに処理して
根気よくラッカーを塗り重ねるだけです。」
「宝華楽器も昔はちゃんとしたテレキャスターを作っていたはず・・
しかしマスコミで取り上げられ、有名になり、オーダーがたくさん入るようになると、
ついつい手間を惜しむようになった。
とても二週間も乾燥にかけられないというわけです。」
花村「GブソンといいFェンダーといい、有名になったばかりに駄目になったのね・・・」
レオ「悲しい話です。有名になって堕落するビルダーも悪い、
しかし日本人も悪いんですよ。」
77 :
ドレミファ名無シド:2010/06/11(金) 12:57:40 ID:QFrZbucP
で?どうした?
早く続きを!
山岡「そうだ、誰かがムックか何かでほめると、みんなドッとオーダーする。
一度有名になると自分の耳で判断することもせず、
有名ビルダーというだけでありがたがる。
これじゃメーカーのビルダーも堕落するのが当たり前だ。」
花村「そうか、駄目になったのは日本人のせいなのね・・・」
クリコ「なんだかしょんぼりしちゃったわ・・・・。」
肩を落としてその場を立ち去るビルダー。
彼に声をかけられる者など、誰もいなかった・・・。
花村「でも、このテレキャスターっていうの、これはすばらしいギターだわ。
『究極のギター』に加えたら?」
田畑「本当よ、大収穫よ!カタログに加えるギターが一つ見つかったじゃないの!」
レオ「ほう、何ですかその『究極のギター』というのは・・・」
クリコ「ああっ、レオさんみたいなコレクターの方に協力していただいたら
『究極のギター』作りもすごいことになるわ!!」
山岡「ふうむ、これはすごいぞっ!!」
レオ「面白そうですな、ギターを弾きながらお話を聞かせていただこうじゃありませんか。」
めでたく場が和んだわけであるが、この時プライドをズタズタにされたビルダーが
後に彼らに大きな災いをなすことになるとは、夢にも思わない一同であった。
このビルダーこそ、後の金上であるのだが・・・その話はまた、いずれ・・。
完
長々失礼いたしました。
>>79 まじ最高!しっかりしてる!
素晴らしかった!!そしてクソうけたww
>>79 うおーっ、「後の金上」がめちゃくちゃ気になるっ!
次作がはやく見たい。
ユー、もういっそコテっちゃいなよ!
よし! このスレで一番いいギターを弾かせろ!
♪ジャッジャッジャー、ジャッジャッジャジャーン
うm、なかなかに。
>>79 いいっ!!!
リクエスト取り上げていただいて嬉しい!
ありがとう〜
元ネタがあるとはいえ、今の楽器業界とムック盲信ユーザーへの風刺もばっちり
「エフェクターまでかけちゃうわ!!」に爆笑www
あの調理人(ビルダー)の後の金上だとは・・・
オリジナルの伏線も期待が膨らむわ〜
恐縮です。
>>79です。喜んでいただけて幸いです。
一日に2回もネタやらせてもらうのは大変恐縮ですが、構想を練っていた
ものを忘れないうちに書かせてください。
ではしばしお付き合いを・・・。
オリジナル「油の音」より「歓声」。
ある午前、東西新聞社を訪れる一人の男が・・。
男「大原さんはおいでか?」
受付嬢「どの課の者でございますか?」
男「大原大蔵さんだ。」
受付嬢「し、失礼いたしました!社主はただいま社用で海外にまいっておりますが・・」
男「では山岡士郎の上司に会わせてもらおう。」
そのころ文化部では・・・。
部長「どうしても『究極のギター』作りの仕事をするのが嫌だと言うのかね・・・」
山岡「ギターの音が一大事みたいに言う人間を見ると
吐き気がするほど腹が立つのに・・・
そういう俺自身、ギターの音にこだわらずにいられない・・・
いまいましく嫌悪さえ抱いているんだ・・・」
トミー「いったいどうしてかね!?そこまで嫌がるのはただごとじゃないよ!!」
山岡「最低の男を知っているからですッ。」
究極のギター作りwww
山岡「その男はギターの音に異常なまでにこだわり、そのために周囲の人間を
不幸に追いやりさえした・・俺はそんな人間にはなりたくないんだ!」
トミー「誰のことなんだい、それは・・」
受付嬢「谷村部長、海原様というかたがお見えでございます。」
部長「海原さんが!?」
クリコ「海原さんですって!?
京都の京極さんと、牧場長さんが口にされた名前だわっ!!」
文化部員を睥睨するように歩く威圧感あふれる男・・
山岡の表情には明らかな憎悪が見て取れた・・・。
雄山「京都の京極さんから私の息子が東西新聞社にまぎれ込んでいるのではないかと
いわれましてな。どうやら間違いではなかったようだ・・・。
私の息子はそこにいた!」
トミー「や、山岡の・・お父上殿・・・?」
クリコ(やっぱり!山岡さんはムキになって否定してたけど・・・)
雄山「この男は早いとこ会社から追い出したほうがいい、今に必ず会社に害をなすだろう。」
山岡「何い!?」
wktk
部長「山岡君を追い出すなんてとんでもないことです。
彼には『究極のギター』作りという大仕事をまかせてますのでね。」
雄山「『究極のギター』作り?」
部長「そうです、彼は人並み外れた鋭敏な聴覚を持っています。
この仕事は山岡君がいなかったら出来ません。」
雄山「士郎が鋭敏な聴覚を持っているだと!?」
雄山(爆)
雄山「これは大笑いだっ、東西新聞も大した事はないな、わっはっはっはっ!!」
ひとしきり爆笑する雄山。
雄山「ふっふっ、この男に物の音がわかると言うのか・・
士郎、おまえに何がわかる?」
山岡「あんたには何がわかるってんだ!」
恐らくIDは変わりますが今しばらく続けさせていただきます・・・
雄山「では、ロックンロールがわかるか?」
一同、固唾を呑んで次の言葉を待つ・・。
雄山「腕のいいロックンローラーを明日までに何人か集められるかね?」
部長「東京のライブハウスから選んで連れてこれますが・・・」
雄山「よろしい、どこか適当なスタジオも借り切ってくれたまえ、この男の聴覚を試してやろう。
どうだ、受けて立つか?」
山岡「受けてやろう、その思い上がりを粉みじんに砕いてやるッ!!」
文化部を立ち去る雄山の顔には、残酷な笑みが張り付いていた・・・。
騒然とする文化部・・。
「部長!山岡の父親は本当にあの海原なんですか?」
「部長は何もかもご存知なんでしょう!?」
部長「プレイヤーでプロデューサーで、稀代のビルダー、海原が山岡の父親だ。」
無意識のうちに社を飛び出す山岡。
その後をクリコは追うが・・・。
山岡「ついてくんなッ!!」
クリコ「なぜ親子が憎み合わなければいけないの?」
山岡「ギターの音なんぞに異常なまでにこだわり、そのために家族を不幸に追いやったからだ!!」
クリコ「家族を!?」
山岡「憎んでも憎み足りない男なんだよ・・・」
一言つぶやいて地下鉄へ消えた山岡・・その背中はもう見えなかった・・・
94 :
ドレミファ名無シド:2010/06/12(土) 00:20:44 ID:9lDcYGWo
腕のいいロックンローラーwww
翌日、都内某スタジオにて・・。
部長「海原さん、山岡君、ともに面識のないロックンローラーを集めました。」
雄山「よろしい。ロックンロールを聴いてうまいの下手のと判定するのは簡単だ。
演る前に、どのプレイヤーがゴキゲンなロックンロールを演奏できるか、
それを当てることにする。」
部長「演奏する前にですと!?」
トミー「そんなこと出来るんですか?」
雄山「まずはおまえからプレイヤーを吟味しろ。」
山岡は並み居るロックンローラー達を見回した・・。
山岡「手と口を開けて歯をみせてくれ。」
そして
山岡「そこと、そこと、そこと、そこの四人、こっちに来てリフを作ってもらおう・・・」
一斉にギターを取り出す面々。
クリコ(あの人、テンションまじりのEとAを使ったのに、となりの人はEもAもパワーコードから弾きだしたわ・・
あの金髪の人はEをパワーコードから、Aは単音から・・単音にさらに開放弦を絡めてる。)
リフ作りは続く・・
クリコ(そのとなりにおにいさんも、金髪の人と同じやり方だわ・・・
ストロークがいくぶん早いかしら・・・)
山岡「もういい、わかった。」
雄山「次は私だ、今の四人、このテープの歓声を上げる音が変わったと
思うところで手を上げろ。」
テープ「ワーーーーーー」
山岡「・・・・・・」
クリコ(?)
やがて金髪の男が手をあげる。
雄山「これでわかった、さて、この中から誰を選ぶ?」
山岡「この男だ!!」
若いスキンヘッドの男を選んだ山岡を見てニヤリとする雄山・・
雄山「私はこの男を選ぶ!実際にこの二人にロックンロールを弾いてもらおう。」
演奏を聴きながら・・
部長「山岡君、この男を選んだ根拠は?」
山岡「ヘロインやコカインを使う者、大麻を吸う者は感覚が鈍感だ。
ドラムがしつこいロールで合図しても、すぐに気づかない。
それに暑い照明の前で弾くわけだから、健康でないといけない。」
部長「なるほど、注射の跡があったり、また歯が溶けている者は何かしらクスリをやっているものだしな。」
山岡「そして、リフはコードをできるだけシンプルに、モタり感を出さないように歯切れよくすることだ。
二人とも単音に開放を絡めつつキャッチーに仕上げたが、この男の方が
ストロークの弾き方がわずかに手早さで勝っていた。」
部長「海原さんが最後のところで違う人を選んだのは・・さっきのテープですな?」
雄山「さよう、二人のうちどちらを選ぶか、そこで士郎は大事なことを見落とした。」
山岡「・・・・・・・・・・」
二人が演奏するロックンロール・スタンダードが室内に流れ続ける・・
トミー「うまい!こらゴキゲンですな、どっちがゴキゲンかと言われても困りますな。」
部長「ふむ、しかしほんのわずか、こっちのロングトール・サリーのほうがゴキゲンなように思う。
ガツンという心地よい聴きごたえだ。」
クリコ「比べてこっちは少しハシり過ぎみたい・・こっちを弾いたのは・・
ま・・・・まさか!!」
山岡の顔が蒼白になる・・・
雄山「どっちのプレイヤーがゴキゲンなロックンロールを弾いたか、意見は一致したようだな。」
100 :
ドレミファ名無シド:2010/06/12(土) 01:31:15 ID:vRcGaIXG
>雄山「次は私だ、今の四人、このテープの歓声を上げる音が変わったと
> 思うところで手を上げろ。」
おいおいwww
雄山「ロックンロールは人間の五感のすべてを駆使するきわめて高等なジャンルだ、耳も大事だが勘が大事だ。
ステージのまわりを包む歓声がだんだん大きくなるにしたがって観客のボルテージも高くなっていく・・・
腕のいいロックンローラーはその音の変化で丁度よいステージアクションを判断しているんだ、無意識のうちにな!!
これであの男の無能さがわかったろう?
どうやら東西新聞は赤恥をかかずにすんだようだな!!」
思わず席を立つ山岡。その背中に雄山は吐き捨てた。
雄山「よく覚えておけ!!音楽は人間が作るものだ、どのプレイヤーがゴキゲンなロックを奏でるか、
弾いてみるまでわからん者が得意げにロック通ぶりおって!!
そんなお前がギターの記事を書こうなどとこっけい千万だッ!!」
いつしかロックンロールは消え、山岡の歯軋りだけがスタジオ内にこだましていた・・・。
102 :
ドレミファ名無シド:2010/06/12(土) 01:49:34 ID:w6X+JjjK
このスレ、凄げーー
うなだれながら歩く山岡の背をみてクリコは思った。
(・・・山岡さんが音楽のことでへこまされるの初めて見たわ・・・)
立ち止まった山岡が意を決したように重い口をひらいた。
山岡「部長・・・この間の辞表、取り下げさせてもらえますか・・・」
部長「『究極のギター』を作ってみろ、海原雄山をへこませるような!」
虚空を眺める山岡だったが、その胸中には固い決意とともに
一曲のロックンロールが流れていた・・・・ロール・オーバー・ベートーベン・・。
やがて「ベートーベン」の歌詞を変えて口ずさむ山岡士郎、27歳の青春であった・・・。
♪ロール・オーバー・海原雄山・・・・・・!
寒
いや、完
本当に長々失礼いたしました。
拍手!
次回期待!
これ出版しろよ
106 :
ドレミファ名無シド:2010/06/12(土) 02:08:40 ID:9lDcYGWo
ちょwwヤバいでしょ、ID:91VEarlz!
雄山(爆)、そしてクスリのくだりで‥あー腹いてえwwww
是非ともまた読みたい!
美味しんぼはほとんど読まないけど、
これが漫画になったら思わず全巻揃えちゃうねw
職人gj
次はアレだ、
弾くべし!弾くべし!ひたすら弾くべし!
でやってくんないかなー。
110 :
ドレミファ名無シド:2010/06/12(土) 21:32:19 ID:8mCUBM1S
Great!!
111 :
ドレミファ名無シド:2010/06/13(日) 22:49:11 ID:Hpu6qjfD
久々に凄い職人が現れたな。
なるべく早い次回作を期待。
>>109 それ美味しんぼ?ジョーじゃなくて?
ジョーならスレ違いだが、美味しんぼなら何巻?
俺もあまり美味しんぼ読まないからなあ‥この職人、リクエストにもあっさり応えてるし
もし美味しんぼならやりかねんから先にコミック買って予習したいわw
112 :
ドレミファ名無シド:2010/06/14(月) 23:46:57 ID:1LG29vBD
>>36 >倍音が耳の中にじゅっと広がる!!
ハゲワロタ
なんちゅうもんを・・・なんちゅうもんを読ませてくれたんや(泣
115 :
ドレミファ名無シド:2010/06/17(木) 00:02:31 ID:j3jLJ1ih
京極さんage
116 :
ドレミファ名無シド:2010/06/17(木) 12:12:26 ID:trkVF9yg
>山岡「このテレキャスターというギターは要はただの板っ切れをていねいに処理して
根気よくラッカーを塗り重ねるだけです。」
クソワロタ
117 :
ドレミファ名無シド:2010/06/17(木) 21:18:58 ID:sBjcNJgS
素晴らしい!リクエスト!(作りにくかったら無視してもいいです)
・日本のフレンチを偽物呼ばわりしたフランスから来た有名シェフに、和食の技法で作ったフレンチで感嘆させる話
ヨーロッパかぶれの小泉局長に「究極のメニュー担当にふさわしいかテストしてやる」と言われて
ワインと日本酒対決になる話もふくらみそうだなー
>>115 京極さんは正確にはhageなわけだがな。
恐縮です。一週間のご無沙汰でした。
>>103です。
数多くのご意見、ご感想ありがとうございます。
また、リクエストまでいただき恐れ多い限りです。
需要がありそうなので今回リクエスト戴きました
>>117さんのネタをやらせていただきます。
(
>>109さん、
>>118さん、すみません、次回以降やらせていただきます)
ではオリジナル「日本の素材」より「日本のギター」、始めさせていただきます。
なお、オリジナルでは通訳を通す場面が多いのですが、まだるっこしいので
一部省略させていただきます。ご了承ください。
ある楽器店にてパーティーが開かれていた・・
解説:クリコ ジョージ・グルルさんはアメリカで著名なギター批評家です・・
アメリカのビルダー達にとってグルルさんが毎年出すバイヤーズガイドの中で
三ッ星を与えられるのが最高の名誉とされているくらい、
グルルさんは権威のある批評家なのです・・・
東京中の楽器業界人、ミュージシャン、そして文化部一同のような
取材陣などでにぎわう店内。 やがて・・・
スタッフ「ご試奏のお仕度ができました、皆様どうぞこちらへ・・・」
司会者「本日はようこそおいでくださいました。
このたび私ども『小楽出版』の招きで来日されたジョージ・グルル氏については
ご紹介するまでも無いことと思います。
グルル氏は日本のギター制作の実状を、ご自身の耳でお調べになり、
来年のバイヤーズガイドに報告記事を書かれるとのことです。
それで私ども世話人といたしましては、本日は東京のギター工房の名ビルダーと
呼ばれる方々にお集い願い、制作の腕を振るって頂こうという趣向でございます。」
出席者「壮観ですな、これだけの名工達が腕を振るうなんて」
「こんなぜいたくな会はアメリカでも開けないでしょうね!?」
クリコ「本当に楽しみだわ、どんなギターが弾けるのかしら・・・」
やがて素晴らしいビルダー達の贅を尽くした名作の数々が会場に登場し始めた・・・
司会者「まず、『ザ・デーモン』のビルダー町本敬介の制作致しましたギターでございます。」
町本「ハカランダの指板です。ブラジルから空輸してきたハカランダを使いました。
上にアバロンインレイを散らしてみました・・・」
グルル「ほう!」
出席者「きれいねえ、弾くのがもったいないわ!!」
クリコ「ハカランダと言うのは?」
社主「ローズウッドのことだよ、日本でよく使われるのはインディアンローズウッドで
ハカランダとは違うが・・・・」
1フレーズ弾いてみたクリコは思わず言った。
クリコ「いい音、オールドと同じような音ね。」
部長「なかなかいけますな。」
社主「ふむ。」
賛辞の声が各所であがるなか、主賓であるグルルは淡々と
コードストロークを続けるのみであった・・・
続いて、やはり老舗ショップの名ビルダー、斎川信明の作品が
どよめきとともに会場に運び込まれた・・・
123 :
ドレミファ名無シド:2010/06/18(金) 12:15:26 ID:LyE/zQC7
職人キタ―――――――――――――――ッ!!
斎川「三種のテリーの盛り合わせです。
ライトアッシュのボディのテリー、マホガニーのテリー、それにメイプルのテリーです。
もちろんマホガニーはホンデュラスから空輸したものですし、メイプルは東海岸のハードメイプルです。」
出席者「ホンマホとはぜいたくですなあ!!」
「こりゃすごい!」
クリコ「メイプルのボディがこんなに美しいなんて・・・」
社主「実にまったりとしたいいトラ杢だな。」
激賞の嵐の中、やはり一言も発せずにただペンタトニックスケールを弾き流すだけのグルル。
そしてもう一人、無表情に開放弦を鳴らすだけの男がいた。 山岡だ。
やがて本日の目玉ギターである、「グランジ亭」の店主・松井清夫の制作した
一本のアコースティックが運び込まれると会場のボルテージは最高潮に達した・・・
松井「アディロンダックのスプルースとハカランダを膠で接着して組み上げました。」
出席者「こりゃまた豪勢だ!」
「アコギを膠で組み上げたのか!?」
グルル「Oh!アコギを・・・・・・」
クリコ「トップのいい鳴りとサスティーンが外に逃げないように出来てるのね!」
部長「このネックのガッシリとした弾きごたえとトップの鳴りが何ともよく調和してますね。」
神妙な表情でしばらくアルペジオを弾いていたグルルは、やがて静かにピックを置いた・・・
司会者「グルルさん、今までのところはいかがでしょうか?」
一瞬の沈黙の後、グルルは重々しく口を開いた。
グルル「実に素晴らしい、見事としか言いようがありません。」
会場「すごい、100%の賛辞だわ!!」
「日本のギター制作も、これで本場なみと認められたことになる!」
ビートルズ来日時もかくや、と思うほどの会場の熱狂は、しかしグルルの次の一言によって
地獄の底へと叩き落されるのである・・・
それは会場の熱狂を、一瞬で切り裂くかのようなグルルの一言だった。
グルル「・・・大変に素晴らしい・・・しかし最低のギターです。」
会場「え?」 「何ですって!?」 「素晴らしいけれど最低のギターとはどういう意味なんだ!?」
グルルは言葉を継いだ。
グルル「今弾いたギターの背後には、アメリカのビルダーの姿が透けて見えるのです。
原型は、私がアメリカで弾いたことのある物ばかりです。
それを日本人ビルダーは研究し、レプリカし、ギターとしては申し分ないものになっています・・
しかし、あくまでもオリジナルはアメリカ人ビルダーの物です。
コピーより本物の方がいいに決まっています。」
社主「オリジナルをコピーしただけと言うのか・・厳しいもんだな。」
山岡「グルル氏の言う通りでしょう。」
グルル「今日の一件で日本人の聴覚がどの程度のものかよくわかりました。」
そういってグルルは嘲笑うかのように両手を広げた。
ビルダーやそのギターには一瞥もくれずに。
クリコ「ひどい、ビルダー達がかわいそう!」
やがて山岡は意を決したように切り出した。
山岡「社主、今度は俺にグルル氏を招待させてください。」
社主「君が!?」
山岡「グルル氏の聴覚に挑戦です。日本人の聴覚を賭けて!」
若手ビルダー「ええっ!ジョージ・グルル氏のためのギターを作れですって!?」
山岡行きつけのギター工房に、ビルダーの悲鳴が響いた。
ビルダー「だ、だって僕はアメリカに留学したこともないんですよ!」
山岡の説得にも関わらず躊躇する彼に、経営者のマダムが諭した。
マダム「これは君にとってもチャンスだよ!」
依然、考え込むビルダー。
やおら、マダムの黄金の左から繰り出されたハードパンチが、ビルダーの顔面をヒットした。
マダム「こらあ!!きさん、何をぐずぐず言うとるか!!
そげん女々しかことでどぎゃんすっとかーっ!!」
唇の端から血を流しながらもようやく決心したビルダー。
マダム「よか、それでこそ男ばい!!」
クリコ「すごい女傑・・・エレキギターより三味線って感じね・・・・」
翌日、御茶ノ水楽器街でパーツを選ぶ三名がいた。
山岡、クリコ、そして顔面の腫れがまだ痛々しい件の若手ビルダー、であった。
山岡「まず第一に材料を選ぶことだ。
この間のビルダー達は間違えたんだ、何で海外から取り寄せた材料にこだわったのか・・」
数時間後。
山岡「ペグとブリッジの当てはついた、あとは木材だ・・」
ビルダー「これが問題ですね・・」
山岡「新木場へ飛ぶぞ!!」
クリコ「し・・・・新木場へ!?」
クリコ「・・あきれた、社費を自由に使えるからって、新木場まで材を探しに行くの!?」
聞きながらビルダーは思った。
(御茶ノ水から新木場なんてたいした距離じゃないじゃん・・)
江東区 新木場-----
山岡「この辺の貯木場は海からの風を受けて塩分を含んでいる・・・
アメリカ人は海辺の塩分を含んだ貯木場で寝かされた丸太の材を珍重する。
だから同じメイプルでもイースタンメイプルやビッグリーフメイプルより
日本のカエデの音の方がわかるはずだ。」
ビルダー「バリバリに目の入ったキルト・トップよりもプレーンなトップの方を好みますしね・・・
こんな場所で寝かされた材なら素晴らしいに決まってますよ!」
準備万端整った。純国産の木材、パーツで組み上げる彼らのギターに
グルルの冷徹な審美眼はいかなる裁きを下すのか・・・賽は投げられた・・!
そして数日後・・・
マダムのギター工房に、文化部一同をはじめ先日のパーティーで面子を失った
小楽出版の編集長などが集まった。
もちろんジョージ・グルルも・・・。
グルル「今夜はどんなギターを弾かせてくれるのか楽しみです、
日本のギター制作家には、ちょっとうんざりしてるところなので・・・」
社主「おやおや、なかなか好戦的だぞ。」
部長「山岡君、大丈夫なのかね・・・」
山岡の沈黙が合図であったかのようにマダムが切り出した。
マダム「では始めさせて頂きます。」
マダム「ケヤキのテレキャスターでございます。」
一本目のギターが供された。
グルル「ほう。」
社主「どれどれ。」
編集長「見た目にずいぶん民芸調ですな。」
ひとしきり弾いたグルルが口を開く。
グルル「ふうむ。このギターはソリッドではない・・・
単なるシンライン構造を使ったホロウボディでもない・・・。」
マダム「江戸時代から続く浅草の指物職人に教わった、
江戸風ホロウボディのやりかたなんですよ。
まずケヤキを飛騨高山から切り出しまして・・・」
部長「浅草の指物師と言ったら山岡君・・・」
マダムの説明を興味深く聞いたグルルはつぶやいた。
グルル「日本の技法か・・・」
拭き漆仕上と予想
やがて二本目のギターが一同の前に。
マダム「次はドレッドノートでございます。」
グルル「材質を言わない所をみるとあててみろということだな?」
この会を楽しみ始めたような彼の表情には笑みさえ見てとれた。
グルル「これはすぐわかります、ジャーマンスプルース・・・いや、ジャーマンとは違う、
・・しかし他にこんなに豊かで優雅な高音を出すものは・・・」
マダム「正解はこれ、ヒノキです。」
グルル「Inoki?」
マダム「いいえ、ヒノキ。」
グルル「なるほど!ヒノキか。」
社主「ヒノキのドレッドか・・・これは素晴らしいはずだ、
日本でも最高の木材の一つだからな。」
さらにギターは続く・・・・
134 :
ドレミファ名無シド:2010/06/18(金) 14:57:52 ID:NjGaIeM3
イノキwww
グルルはすでに完全に楽しんでいた。ケヤキやヒノキ、カエデなどの
日本の材のポテンシャルに感嘆しゴトーのペグの精度に舌を巻いた。やがて・・・
マダム「さあ、これが本日のメインギターです。」
出されたのは見事なアーチトップであった。
グルル「これは!?フルアコかと思ったら、全然ハウらない。ピエゾなのか?
!!いや、ピエゾではない。一見ピエゾだがちゃんとマグネットが入っている。
わかったぞ!!もっと大きなパワーのプリアンプを内臓して、その中の原音だけを
忠実に出力した。」
マダム「その通り!!」
グルル「日本にもこんなプリアンプがあったのか・・電気パーツもいいが問題はこのネックです・・
カエデと黒柿を合わせ、そこにバインディングを、その上から拭き漆で仕上げている、
そこまではわかります。だがひとつ、かくし味として何か使ってある、それがわからない。」
「ウオオ〜ッ!!!!!」
突然立ち上がり、グルルは工房へと駆け出した・・・!
突然の出来事にさしもの女傑・マダムも狼狽した・・・
マダム「ど・・・どうしたの、グルルさん!?」
グルルは作業中のビルダーに詰め寄ってまくしたてた。
グルル「私は国に帰ったらバイヤーズガイドで君の事を大々的に取り上げる、
君には一ッ星を・・いや二ッ星をあげましょう。」
クリコ「二ッ星ですって!!」
部長「アメリカではグルル氏に星一つでももらえればショップは大繁盛、
ビルダーは一生食っていけると言われる!」
グルル「だがこのかくし味を教えてくれたら三ッ星です、三ッ星をあげる!!」
騒然となる店内・・。
クリコ「きゃあ、最高の名誉よ!!」
社主「こりゃえらいことになって来たぞ、日本人、初の三ッ星ビルダー誕生かっ!!」
グルル「さあ、教えてくれ!!」
騒然とする店内でただ一人、いや二人、平静を保っている男がいた。
それは山岡と、この騒ぎの張本人、若きビルダーであった。
ビルダーは今度はマダムのハードパンチが飛んでこないことを確信して、言った。
ビルダー「NO,教えられません・・・ネックの秘密だけは・・・・・」
グルルはすぐに興奮にまかせて馬鹿なことを口走った己を恥じた・・・
グルル「うーむ、そうか、そうだろうな・・・。ネックはギターの命だからな・・・」
片隅に佇む山岡を振り返ると静かにグルルは言った。
グルル「Thank You,Yamaoka.素晴らしいギターと素晴らしいビルダーに会えました。
君のおかげです。」
山岡「そう言って頂いてホッとしました・・・」
一見、平静を装ってはいたが、やはり重圧から緊張していたのだ・・・
すっかり落ち着きを取り戻した店内ではやがてセッションが始まり、
皆、演奏を楽しんでいた・・・
クリコ「ねえビルダーさん、あのかくし味って何なの?そんなにすごい秘密なの?」
ビルダー「はあ・・・・その・・・・ギター作りにはルール違反なんですが・・・・」
クリコ「ねえ、なんなの、教えて!?」
ビルダー「(しつこい女だぜ・・)刀ですよ、日本刀をほんの一振り
ロッド代わりに仕込んだんです。」
クリコ「ええっ、か・・・まるで仕込み杖じゃない!」
ビルダー「ロッドに一番よく合う金属は玉鋼だと忠告してくれる人がいましてね。」
そう言って目をやったその先には、ワイングラスをもてあそぶ山岡士郎の姿があった・・・
二ッ星をくれる、と言ったグルルの言葉は守られることはなかった。
翌年のグルルのバイヤーズガイドには、日本人でただ一人、三ッ星に輝くビルダーがいたという・・・。
完
しょうもないオチでごめんなさい。長々失礼致しました。
139 :
ドレミファ名無シド:2010/06/18(金) 15:51:07 ID:LyE/zQC7
職人乙!
いやいや、まさかのオチ、いんじゃね?
しかし何よりも「マダムのハードパンチ」がwww
次回も一発、ハードなやつを是非たのむぜ!
やっぱ凄いわ、期待を超えてきた
読んでて光景が浮かぶんだよな
オチが素晴らしい!
リクエストに力作で応えて頂きありがとうございました。素晴らしい出来映え。
「NO、教えられません。ネックの秘密だけは」のくだりが最高!
ありがとう!
原作のディティールを損なうことなく
ちゃんとストーリーになってるし
各所に隠し味のオリジナルギャグ
昔文学部の教授が「技術とユーモアがないとパロディはできない」と言ってたっけ
あんたいったい何者だ?w
只者じゃないことだけは間違いないな
こんな掃き溜めになぜ居るのか不思議だ
俺みたいなゴミしかいないと思ってた
145 :
ドレミファ名無シド:2010/06/18(金) 22:33:17 ID:LyE/zQC7
この職人の作品はこれだけでも充分楽しめるんだけど、
コミックを横において比べながら読むとさらに楽しさが倍増するんだよな。
細かなセリフもうまく韻を踏んだアレンジがしてあったり‥。
ギター好きの放送作家とか、そういう本職の人なのかな‥?
マジ只者じゃねえわ。
お邪魔します。京極さんのキメリフが先に出ちゃいましたが、、、。
ストーリーもうろ覚えなんで職人さんのようにはいきませんけど、
ローコード一発ネタと思ってご容赦を。
京極「まずは山岡さんのから弾かせて頂きましょ」
山岡の作ったテレキャスターを受け取り、チューニングを始める京極。
京極「お、おおぅ。チューニングだけでもギターの鳴りがビンビンきますな。
これは期待できる。」
チューニングを終えて御機嫌なリックを弾きだす京極。
京極「うほっ。これはいいテレだ。指が勝手に動いてフレーズが踊り出しますな。
ブルース、カントリー、ジャズまでいける。ぐっと音に腰があるんやけど、
ベトっと油っこくなく、ジャキっと仕上がってます。うん、テレはこうでなくちゃ。
フロントもぶっとい音でコクがあるし、ミックスもキレがよろしおますな。
トーンの効きもいい。いや〜〜、これはいいテレですなあ。」
クリコ「さすが山岡さん。京極さんも納得のテレね。」
山岡「京極さんは美食を極めていらっしゃるから、奇をてらわず、素材を活かした
テレを作った。テレは素材の味を一番はっきり出すからね。まずボディ材は
良質の木材を産出するカナダ、バンクーバー近郊のアッシュと、
五大湖に沈んでいたタイムレスティンバーから切り出したアッシュ、
そしてルイジアナのスワンプアッシュの3種類から選んだ。
今回京極さんにお出ししたテレに使ったのは、その3つの中で最も状態の
よかったルイジアナのスワンプアッシュだ。」
クリコ「やっぱり素材の味が生きているのね。」
山岡「重要なネック材はロッキー山脈のハードメイプル、そしてパーツ類は
全てGlendaleを奢った。ピックアップも素材の味を活かすように、
ワシントン州のLollar氏に特別にお願いして巻いてもらったものだ。」
京極「なるほど。シンプルで最高の素材を丁寧に組み上げたっちゅう訳ですな。
さすが山岡さん。山岡さんのがこれほどいいテレだと、海原先生も
厳しおますな。」
雄山「ふん。では私のを召し上がって頂こう。」
京極「!!(衝撃!)なんちゅうもんを・・・なんちゅうもんを弾かせてくれたんや
(涙ぼろぼろ 鼻水だらだら 涎じゅるじゅる)
こんなに旨いテレは弾いたことない。いや、そやない。何十年か前に弾いた記憶がある。
ええ音や。ほんまええ音や。これに比べたら山岡さんのテレはクソや。」
(おいおい、京極さんよー)
クリコ「ええ!?どうして?山岡さんのテレは最高の音を出しているのに。」
山岡「そ、そんなばかな。一体何が違うというんだ!」
雄山「やはりお前は音楽もギターのことも何も分からない能無しだったのだな。
フアッハッハッハッハ。最高の木材と最高のパーツを組み上げれば
最高のテレキャスターが出来ると思ったのか。」
山岡「俺のテレは最高の音を出しているはずだ。どこが間違っているというんだ!
確かにお前のテレはいい音を出している。だが俺のテレと一体どこが違うと
いうんだ!」
雄山「このテレのボディは四万十川の流れる四国山地で採れた赤松で出来ている。」
山岡「あっ!」
クリコ「テレキャスターに、ま、松!?」
雄山「そうだ。木材は採れる産地によって樹種が同じでも振動特性が微妙に違う。
京極さんの体は、子供の頃に木登りをして親しんだ四国山地の赤松の振動特性を
覚えているのだ。ブロードキャスターの前のオリジナルのテレキャスターは
パイン、すなわち松で作られていたことはお前も知っているな。」
クリコ「さすが海原雄山。すごいわ。でも、それだけで京極さんがこれほど
感動するのかしら。」
雄山「京極さんのギターの原点は中学2年生の時に買ってもらった
モーリスのアコギだ。ボディ材、ネック材は松本のモーリスの工場で乾燥、
製材をしてもらった。そしてネックはモーリスの職人に作らせた。
アコギとエレキの違いはあるが、京極さんの手はモーリスのネックを
覚えているのだ。」
クリコ「そうか。ボディ材の鳴りとネックの感触が京極さんの五感に訴えかけているのね。」
雄山「北米の最高の材だ、パーツだ、ピックアップだなどとブランドに
踊らされているのはお前ではないのか!
おまえはテレキャスターに関する小賢しい知識を堆積することによって
どの山の材が京極さんに喜ばれるのかということを忘れてしまった。
音楽は人の心を感動させてはじめて芸術たり得る。今のおまえは
どんなギターを作っても材料自慢、腕自慢の低俗なみせびらかしギターで
終わるだろう。そんなお前が究極のギター作りだなどと笑わせるな!」
山岡「ぐ、ぐぅぅぅううう」
こうして山岡はまた一つ大事なものを雄山に思い出させられたのだった。
翌日
クリコ(山岡さん、昨日海原雄山にあんなにやりこめられて
落ち込んでいるに違いないわ。慰めてあげよっと。)
「おはようございまあす。」
山岡はいつも通り新聞を被ってデスクでグーグー寝ていた。
クリコ「まああきれた。山岡さん!お、は、よ、お、ご、ざ、い、ま、す!」
山岡「ん、んが。なんだ朝早くから」
クリコ「昨日は海原雄山にギャフンと言わされたからどんなに落ち込んでいるか
と思ったのに。でもいつも通りで安心したわ。」
山岡「ふん。」
クリコ「ねえねえ。1つ分からないことがあるの。聞いていい?」
山岡「なに?」
クリコ「どうしてこのスレはテレ好きの人が多いの?」
なかなかエエよw
個人的にモーリスがツボ。テレにせずアコギで通してもよかったかもね。
京極さん、Gutsとか見ながらジャカジャカしてた世代なのか?(大正生まれだけどw)
ヤマハのFG系だともう一世代前になるね。
全部いっぺんに書き込もうとしたら規制とかでガードされました(> <)
山岡「なんだそんなことか。
テレキャスターは無駄がないシンプルなギターなんだが、
テレ好きの人間はシンプルなものを好むわりには
人生無駄ばかりなんだ。だからこんなスレに集まってくるのさ。」
クリコ「ふ〜〜ん、だから山岡さんもテレキャスターが好きなのね。」
山岡「ふん。」
花村「クリコちゃん、だめよ、こんなグータラのテレ好きを相手にしてちゃ。
やっぱり結婚するなら合理的で格好よくてちゃんと仕事して
給料もしっかり持って帰ってきてくれるストラト好きの人じゃなくちゃ。
会社でグータラしてる山岡さんなんてジャックのソケットが緩んだ
テレキャスターと一緒。ただの板っ切れよ。」
クリコ「う、うん、、、、。」
山岡「ふん。」(また新聞を被って居眠りを始める山岡であった。)
>京極さんの体は、子供の頃に木登りをして親しんだ四国山地の赤松の振動特性を
>覚えているのだ
あまりのくだらなさに茶吹いたよ!
ありゃ途中だったのに157書き込んでゴメンね。
テレが落ちにつながるわけねw
>138
オチがすごいねぇ!
元ネタの一滴の醤油にあたる部分をどう処理するのかと思っていたのだが、
まさかの大技!おみそれしました。
しかし、美味しんぼの元ネタを即座に分かる人が、こんなにたくさんいるなんて驚いたw
>テレキャスターは無駄がないシンプルなギターなんだが、
>テレ好きの人間はシンプルなものを好むわりには
> 人生無駄ばかりなんだ。だからこんなスレに集まってくるのさ。」
お見通しだわw
>>162 カリーお得意の「国民食」ならぬ「国民漫画」だなw
>>138 やっぱりあんた最高だよ。
美味しんぼのキャラでいうと天才・岡星に匹敵するな。
早く次の料理を!
165 :
ドレミファ名無シド:2010/06/20(日) 21:49:17 ID:FlzAUpmv
なんかすごい作品ぞろいの中、恐縮ですが私も参戦させていただきます
時山外信部部長は、ウイーン支局長をつとめて最近帰国したばかりです
今日は文化部に帰国の挨拶に見えたのです
谷村部長「お宅もお嬢さんがいましたね」
時山部長「その娘のことで頭が痛くてね…」
谷村部長「ああ、学校のことですか」
時山部長「いや学校のほうは帰国子女を受け入れてくれる高校に入れて
まあ心配はないんだが・・
ピックがね…」
谷村部長「ピック?あのギターを弾くときに使うピックですか?」
時山部長「うん…ピックなんか恥ずかしいから使うのいやだと言うんだな
ウイーンにいる時にクラシック部の同級生にからかわれたらしい
クラギ弾きやバイオニストの中にはピックをエレキギタリストを
からかう時のタネにする者がいるんだ
ピックなんか使うのは野蛮で貧乏たらしいと
同級生に散々馬鹿にされたらしい」
谷村部長「それでお嬢さんはピックを…」
時山部長「そうなんだ、絶対にピックを使おうとしないんだよ
指とバイオリンの弓しか使わないんだ
ウイーンにいた時はそれでもいいが私の父親は典型的なロックの人間でね
父は娘をロックンローラーの恥だとののしるし
娘は父を野蛮人と決め付けるしえらい騒ぎだ
私は両者の間に入って板ばさみだ…」
谷村部長「ははあなるほど…それは困りましたね」
時山部長「何かいい知恵はないもんかねえ…」
wktk
167 :
ドレミファ名無シド:2010/06/22(火) 22:54:48 ID:Fxjnukaa
ぜぜぜ絶筆?
休載?
今週は先生が風邪のため連載は休止いたします
170 :
ドレミファ名無シド:2010/06/23(水) 08:48:03 ID:dwVSiVDs
先生に励ましのお便りを出そう!
171 :
ドレミファ名無シド:2010/06/23(水) 22:38:37 ID:TT3GPM6u
なんという弾き方だ。 必要もない連中がギターを持つからだ!
馬鹿どもにギターを与えるなっ!!
172 :
ドレミファ名無シド:2010/06/23(水) 22:56:23 ID:DK3Q70vD
帰国子女ネタが休筆中みたいなんで、途中お邪魔します。
今度はシャウト一発と思ってご容赦下さい。
クリコとニューギンザ・デパートに来た山岡。
山岡「金三さんの出してる店はどこだろう?」(キョロキョロ)
クリコ「よく分からないわね。あ、あった。看板が1つあるだけよ。
お客さんがいなくてガラガラ。」
金三「あ、山岡さん、クリコさん。いらっしゃい。」
山岡「どうだい、調子は。」
金三「へい。板山社長のご厚意で私なんかが個人でスペースを頂いたんですが、
やっぱり他のちゃんとしたお店と比べると端っこの方にしか店を
出せませんし、、、」
山岡「そんな弱気なことじゃいけないよ。さっきEKD屋の出してる店の前を
通ったけど、あっちはすごい人だかりだったよ。」
金三「へい、、、、、。」
金三は元々EKD屋のギター職人だったのだが(格好よく言うとルシアー?
スィーツ?)、社長が代替わりして新社長のやり方に賛成できず、
店を飛び出したのだった。
板山「いやあ、EKD屋さんのところは大繁盛ですな。」
松元「おかげさまで。うちは木材の炭火乾燥をやめ、ガスで乾燥し、
既に組み込んであるギター本体とネックを注文を受けてから塗装し、
5日以内にギターを仕上げて客に出すようにしてますからね。
お客さんもすぐ新しいギターが弾けるし、合理的で回転率も
いいんですよ。」
板山「なるほど。さすが新社長。それに比べると、EKDさんの職人さんだった
金三さんのところは全然お客さんが入ってないみたいですね。」
松元「ふん。あんな古いやり方ではお客さんは満足しないんですよ。」
山岡「金三さん、そんな元気のない顔じゃ来る客も来ないよ。
いいからどんどん木材乾燥しなよ。よし。クリコさん、手伝うぞ!」
クリコ「えっ? 何するの?」
山岡「ほら、まずラッカーと塗料の缶を開けて。うちわで匂いを外に出すんだ。」
クリコ「ラ、ラッカー?」
金三「な、何をするんですか。そんなことしたら臭いってデパートの人に
怒られます。」
クリコ「山岡さん、そんなことしたら臭くてお客さんが逃げちゃうんじゃない?」
山岡「ふふん。昔っからギター屋ってのは臭いを食わせるっていうぐらいのものでね。
ギター好きはこのラッカーと塗料、そして木材の乾燥の時に出る香ばしい匂いには
目がないんだ。」
クリコ「そういえばギブソンのあの妖しい匂い、たまらないわ。
楽器屋さんも独特の匂いがするものね。」
山岡「ああ、楽器屋のあれはカビもあるんだけどね。」
店の外で客引きを始める山岡。
山岡「いらっしゃい、いらっしゃい。出音がいいギターはここだよ!
よぉっく乾燥させてるから鳴りが違うよぉ!」
通行人(男)「くんくん。ん? これはいいギターの匂いだなあ。
そういえば最近いいラッカーのギター弾いてないな。」
通行人(女)「ほんと。いい音が出そうな匂いね。」
山岡「はあい、いらっしゃい! 2名様、ご案内!」(客の背中を押して
店に入れる山岡)
山岡「うちではお客さんが丸太から選べますからね。山で葉枯らし乾燥させた
抜群の丸太です。選んで頂いてから製材、乾燥を始めるんで、
出来あがるまでに少々お待ち頂くことになりますが、、、」
客(女)「どのくらいかかるの?」
山岡「そうですね、5,6カ月というところでしょうか。」
客(女)「まあ!5,6カ月も!?」
客(男)「いいギターを弾くためには時間がかかるのは承知してるよ。」
(おいおい。デパートに何しに来てるんだ。)
山岡「ありがとうございます。」
客(男)「う〜〜ん、僕はこのマホガニーにしようかな。
香ばしいレスポJr.にしてくれないか」
山岡「さすが、お目が高い。」
客(女)「私はどれを選んだらいいか分からないわ。」
山岡「このマホガニーとメイプルでレスポールにするのはどうでしょう?
少し重くなりますけど、バランスよく仕上げますし、女性の方が
美しいレスポを持つ姿は最高ですよ。」
客(女)「まあ!」
山岡「ほら、このメイプルは緑がかった年輪が入っているでしょう。
これはアオと言ってメイプルの中では特級品です。
中域がよく出て暖かい音になるんです。ブックマッチにしたら木目も
とても綺麗に出ますよ。」
客(女)「フレームメイプルがいいわけじゃないのね。」
山岡「なかなかこのアオは手に入らないですからねえ。」
客(女)「まあ。NCルーターを使わずに旋盤で切り始めたわ。」
金三「へい。うちじゃ昔からのやり方を大切にしてますんで。」
客(男)「お。燻製が始まったな。いい匂いだねえ。たまらないねえ。」
通行人(A)「お! いいギターの匂いだ。入ってみようか。」
通行人(B)「うんうん。この匂い。指がムズムズするね。」
ラッカーと燻製の匂いで、金三の店にはどんどん客が集まり始めたのだった。
板山「おやおや、EKD屋さん。金三さんのお店が大繁盛になったのに
EKD屋さんの方はさっぱりじゃないですか。」
松元「う、ぐ、ぐ、ぐ、、、。」
EKD屋に入ってギターを注文する山岡、クリコ、中松警部。
中松「これはラッカーのギターじゃない!まるで出来の悪いポリだ。」
そこへ「金三」のギターが運ばれる。
クリコ「倍音がこんなに勢いよく」
板山「中域がふっくらして、少しも脂っぽくない」
中松「それに比べるとEKD屋のギターは玉ねぎの腐った音がするぞ」
松元「う、ぐ、ぐ、ぐ、、、。そんなバカな。」
山岡「それはガスの匂いです。都市ガスはガス漏れの際、人に気づくようにわざと匂いが
ついています。ガスの成分は炭素と水素の化合物で、それが燃えると水蒸気がで、
ギターは水っぽくなります。
炭は純粋な炭素だから水蒸気は出ません。赤熱した炭の上で燻製用の桜チップが
燃えて、ギターの香ばしい香りとなるんです。
そして、ギターの風味ほど失われやすいものはない。燻製したてのボディ材の上に、
混ぜたてのラッカー、これが一番いい音を出すんです。
丸太を一旦製材して、滞りなく乾燥と燻製、タレ(ラッカー・塗料)をつけ、
そのまま一気に客に出すのです」
中松「しっかしベーコンやソーセージじゃねぇんだぜ。ギターの燻製ってよぉ、
本当に音がよくなるのかね。」
山岡「(すずしい顔で)それが炭火燻製の魔力(マジック)ってやつなんですよ。
木材の乾燥には蒸気乾燥というのもありますけど、蒸気乾燥のかわりに
燻製にすることによって、白木のセルロースの不純物が除かれ、
さらに香りの下地が出来上がるんです。それをラッカーで仕上げることによって
香り豊かでいい音がするギターが出来上がるっていう寸法です。
ギターは五感で味わうものですからね。」
松元「金三、私が悪かった。もう一度EKD屋に戻ってきてくれないか。」
金三「若社長。お手をお上げ下さい。先代に仕込まれたギター制作の技、
ぜひEKD屋のために使わせて下さい。」
はっぴーえんど。
187 :
ドレミファ名無シド:2010/06/24(木) 01:35:35 ID:kIo2RjPj
おつ!
鰻だか焼き鳥のやつだよね?
乙
確かに楽器屋の匂いって独特だよな
まさかギタリスト連中が美味しんぼを読み込んでいるとはw
雄山「過疎り過ぎだ馬鹿者」
191 :
ドレミファ名無シド:2010/07/02(金) 00:27:45 ID:fyucliu+
職人さんは元気かなぁ‥
規制中なんじゃね?
水とギターには旅をさせるなってね。
漫画で描かれているいわゆる食通と楽器のオカルト信者って思考が似てるからなあ
リアルに美味しんぼ的な漫画も作れそうなもんだが、いかんせんターゲットが少ない
ねらーがゴマンといるじゃん
tesu
一週間後、またこの場所をとっておいてください。
あなたに本物のプレキシの音をお聞かせしましょう。
198 :
ドレミファ名無シド:2010/08/12(木) 21:44:40 ID:xTK1Y0Jf
ほし
199 :
ドレミファ名無シド:2010/08/16(月) 03:55:23 ID:GtqCf4j9
まったくフランス人というのは能がない
何にでもディレイとリヴァーブをかけなければ気がすまんのだからな
200 :
ドレミファ名無シド:2010/08/16(月) 05:18:27 ID:Uf/1imzu
マンチョ
花村「私はマーシャル」
田畑「わたしも」
栗田「私はブギー」
山岡「俺はJC」
でも山岡はJCのようなトランジスタよりチューブの味がどうのこうの言いそうだな
一応は古き良きアナログ的価値観が良しとされる世界だし
203 :
ドレミファ名無シド:2010/08/16(月) 21:34:18 ID:X1LzRdB1
かと言って雄山が古き良きアナログにこだわると
トランジスタのモダンなアンプで歯向かう山岡やで
>>201の元ネタはカキ氷頼むときの
花村「私イチゴ。」
田畑「私も。」
栗田「私はメロン。」
山岡「俺はスイ。」
じゃあ副部長がjcで弾き過ぎて体壊すのかw
>>205 トミー「私はまだお年ではなーい!BPMの200や300今でも軽く弾けますっ!!」
トミー「おーいお兄さん、BPM200で叩いてくれ!!」
谷村「と…富井くん無茶はやめたまえ」
トミー「ほっといてください!昔300で弾けたのが、今200で弾けないというんじゃ本当に年ですからね!」
ってな感じで腱鞘炎になるんだな
207 :
ドレミファ名無シド:2010/09/04(土) 10:26:53 ID:AlQ6A7g3
ギターは最高、アンプも最高、
たがオヤジ、肝心のお前の腕が最低だ!
このギターを作ったのは誰だぁ!
209 :
ドレミファ名無シド:2010/09/05(日) 22:24:41 ID:SkbySGKb
210 :
ドレミファ名無シド:2010/09/05(日) 22:28:18 ID:SkbySGKb
連カキすいませんがここは是非鍋対決の話をモチーフにしてもらいたいところだw
団社長のポジションが気になる
カツオにマヨネーズの回とか素材としていいんじゃないかな
俺あんま詳しくないから書けない
213 :
ドレミファ名無シド:2010/09/08(水) 00:49:23 ID:DSPdCeq2
sage
214 :
ドレミファ名無シド:2010/09/11(土) 23:07:14 ID:/fCW6BPF
age
215 :
ドレミファ名無シド:2010/09/12(日) 15:16:31 ID:IO/2KqkZ
楽器屋の店員「今日は珍しい木のギターが手に入りましたので」
二木父「ほほう、この木が何か当ててみろということだな」
ジャラーン♪
二木父「ほほう、こりゃ弾きやすいねえ」
クリ子「いい音だわ」
二木さん「何の木かしら」
ジャラーン♪
ひゃまおか「!!!!!!」(慌ててギターを置く)
雄山「これはペルナンブコだ」
二木父「ほう、ペルナンブコですか。こんないい音のする木だとは知らなかった」
雄山「店長を呼べ!!!我々を罪人にする気か!」
店員「は、はい」
二木父「な、何?我々が罪人?」
雄山「ペルナンブコが伐採が禁止されている禁木であることは
ギターを商売にしている以上知らぬとは言わさんぞ!!!」
クリ子「え?禁木?!」
店長「ほ、本日は海原先生を始め音に厳しいお客様ばかりでしたので
ブラジルに連絡を入れたところ、たまたまペルナンブコの倒木があったと聞き…
喜んでいただこうと…」
雄山「たまたまだと?!倒木だと?!嘘を言うな!!!
この海原雄山をごまかせるとでも思っているのか!!!
最近ギターヲタと称する浅薄な連中がペルナンブコなどの伐採が禁じられている木で
作られたギターを弾いて喜んでいると耳にする。
そういう連中に禁木のギターを出す不届きな店もあるという。
しかしまさか私がそんな馬鹿どもと一緒にされるとはな!!!!」
216 :
ドレミファ名無シド:2010/09/13(月) 01:41:25 ID:I7pli51o
きたきたw
gj
待ってました
218 :
ドレミファ名無シド:2010/09/17(金) 20:41:04 ID:dnkcjdjB
age
219 :
ドレミファ名無シド:2010/09/25(土) 15:08:14 ID:FncYitwS
近城「しかし、このブライスさんもオーストラリア人だからね……。オーストラリア人だからこんなバカでかい音のAC/DCを聴くってことだろう?」
ジュディ「日本人には繊細な聴覚があるけれどオーストラリア人にはないと言うのね?無知で傲慢な典型的日本人だわ!」
だめだこれ
職人さん帰ってきて(´;ω;`)
ドイツ帰りが、
「あの・・・それ以前に、これは本当にギターなんですか?」
と言うの読みたい。
222 :
ドレミファ名無シド:2010/10/18(月) 15:29:51 ID:93L4uCiF
ほす
姉妹スレから
48 名前: ドレミファ名無シド 投稿日: 02/09/13 15:34 ID:???
三井「バッカじゃねーの!?何が一緒にだバァカ!!
ギターなんてもう俺にとっちゃ思い出でしかねーよ!!
ここに来たのだってお前らを笑いに来ただけだ!!
いつまでも昔のことをゴチャゴチャゆーな!!
メタルなんて単なるメタヲタどもから金を巻き上げるためだけの活動じゃねーか!!
つまんなくなったからやめたんだ!!それが悪いか!!」
ガシッ
三井「!!」
木暮「何が日本のイングヴェイだ………」
三井「あぁ!?」
木暮「何がギターヒーローだ!!
何が『高崎晃はクソ』だ!!
お前は根性なしだ……三井……
ただの根性なしじゃねーか……
根性なしのくせに何がメジャーデビューだ…
夢見させるようなことを言うな!!」
三井「木暮……!!……昔のことだ!!もう関係ねえ!!」
宮城「三井サン」
三井「宮城」
宮城「一番メタル黄金期にこだわってのはアンタだろ…」
……ゴン…ゴン…
安西「私だ…開けて下さい」
ドキッ…
三井(あ…あ…安西先生……)
安西「おや」
三井「安西先生……
様式美メタルがしたいです……」
美味しんぼの方がモチーフとして優秀だな…
個人的にはね
225 :
ドレミファ名無シド:2010/10/24(日) 10:15:14 ID:AZhEUoHP
226 :
ドレミファ名無シド:2010/10/27(水) 19:48:52 ID:b+v2iywv
このスレほどクオリティの高さに反して過疎ってる音楽スレを知りませんw
平和だし
過疎ってるというより、本当に面白いスレだと、つまらん人が無用な書き込みして伸ばす必要がなくなる、
ということが、ここを見ててよくわかる
知識とセンスを兼ね備えた職人だけが求められるって事ですな
最近こないけど何やってんだろ
229 :
ドレミファ名無シド:2010/11/09(火) 23:56:17 ID:JvquM5jo
楽器屋にて
近城「ええと…カジノありますか?」
呆然とする周りの客たち
楽器屋「す、すみません。あいにく今日は切らしてまして…」
客A「ぷー!こりゃまいった!カジノだってさ!」
客B「冗談じゃないよ、カジノを注文されちゃ楽器屋もかわいそうだよ!」
客A「カジノの音なんてゴリゴリしてて泥臭くて、あんなものは場末の質屋で買うもんだよ!」
客B「まったくお里が知れるねえ!
これじゃ「究極のギター」が「至高のギター」に勝てるわけないや!」
近城「俺はフリーのミュージシャンだ…「究極のギター」とは無関係だよ。
今と同じことがずっと以前にもあったんだ…。
えらいギタリストのローディーだった頃、はじめて連れて行ってもらった楽器屋で
カジノを注文してギターヲタの先輩たちにあざけり、罵られた事がある…。
一番こたえたのは
“おまえの親はろくなギター弾かせてくれなかったんだな”と言われたことだ…
230 :
ドレミファ名無シド:2010/11/09(火) 23:57:16 ID:JvquM5jo
近城「俺の家は早くに父親を亡くして、おふくろが女手一つで
俺たち3人兄弟を育ててくれた。
おふくろは懸命に働いたが、うちは貧しかった。
一番の娯楽はたまに聴かせてくれるカジノだった。
おふくろは買ってきたカジノを大事そうにギタースタンドに並べたよ。
俺たち兄弟はこの世の中にこんないいギターはないと思った…
ガツガツむさぼり弾いて恍惚となったよ。
そんな俺たちを見て、おふくろは嬉しげに微笑んでいた…
だから、そう言われるとおふくろがかわいそうで…
貧しい中で働きづめに働くだけでギターの音もわからなかったのかと…
それ以来“ギターヲタ”と聞くと反発心が起こって…
ましてやビンテージなんてまっぴらだと思うようになった。
だからレア物のギターを買うことに挑戦心をかきたてられることもなかったんだ…」
クリ子「そうだったんですか…」
客A、B「コホ…(汗)」
わっふるわっふる
232 :
ドレミファ名無シド:2010/11/10(水) 00:17:28 ID:HdW+bmKO
ひゃまおか「お母さんはビートルズファンかい?」
近城「どうして知ってるの?レノン派だよ」
ひゃまおか「一番よく聞いていたアルバムは?」
近城「ええと…何か真っ白いジャケットだったような記憶があるな。
確か2枚組だったような気がする…」
ひゃまおか「うん…なるほど…
平町さん、後日もう一度皆さんを誘ってこの店にいらしてください 」
平町「え?」
ひゃまおか「「世界ギターめぐり」我々四人の初仕事が決まったよ」
クリ子「何を取材するの?」
ひゃまおか「レボリューションさ」
クリ子二木近城「レボリューションーっ?!」
その巻ちょうど読んだところだwww
235 :
ドレミファ名無シド:2010/11/10(水) 00:58:08 ID:O/Fmpjz5
ラーメン屋の息子の話を読みたいな
片方はピックアップが素晴らしくて、片方はギターが素晴らしいみたいな話で
wktk
237 :
ドレミファ名無シド:2010/11/10(水) 16:34:14 ID:HdW+bmKO
入荷したカジノを見て
二木「大きいわねえー!ギブソンにも色々あるのね」
ひゃまおか「いや、俗にギブソン・エピフォンというけれど
ギブソンとエピフォンは現在は生産国が違う。
ギブソンはアメリカのナッシュビルで
エピフォンはレギュラーラインが中国製と韓国製で
エリーティスト・シリーズは日本製。
これは日本製だ。
カジノの中では生産数は少ない方だ。
でも一番いい音なのはこの日本製だよ」
近城「…いい音と言ったって…たいしたことはないんだろう…?」
ひゃまおか「さて、どうかな?一番鳴りそうな奴をもらって帰ろうか」
238 :
ドレミファ名無シド:2010/11/10(水) 16:54:29 ID:HdW+bmKO
二木「きれいねえ…うっすら日焼けしたナチュラルといえばいいのかしら?」
近城「…」
ジャキ〜ン♪
近城「これだ…これだよ!!おふくろが弾かせてくれたカジノの音だ!」
客A「なんといういいネック!これがカジノか!?」
客B「とろりと柔らかい、なんともたまらない感触!」
二木「エフェクターも乗って音も太いのに、モコモコもなく癖もなくて!」
クリ子「廉価版レスポールにあるようなえごいようなしつこさもない!
軽く甘いトーンがあって、後口がすっきりさわやかだわ!」
夏子「VOXで弾いてみますか」
近城「ああ…」
ひゃまおか「ジョン・レノンがビートルズの「ホワイトアルバム」のレコーディングに使った
カジノの復刻版、通称「レボリューション」の音には
ギブソン・レスポールもかなわない
レギュラーラインの中国製や韓国製は確かにたいしていいギターでもない。
だからカジノは低く見られることがあるが
カジノの真価を云々するためには日本製のエリーティストを弾いてもらわなきゃ」
239 :
ドレミファ名無シド:2010/11/10(水) 17:04:24 ID:HdW+bmKO
客A「いや、お恥ずかしい…散々無礼なことを言って…
いい勉強をさせてもらいました」
客B「「究極のギター」と「至高のギター」の対決、これからが楽しみです」
クリ子「ありがとうございます」
ひゃまおか「近城さん、お母さんは貧しかったかもしれないが
ギターの音がわからないどころか、最上の音を知っていたんだね。
こんないいギターを弾かせてくれた近城さんのお母さんは
素晴らしい人だったんだな」
近城「ちきしょう…俺にはこの音を伝えるだけの迫力のあるソロはまだ弾けてない!
もう一度レコーディングし直して来る!」
近城、楽器屋を飛び出す。
そっと目じりを拭う。
おしまい
240 :
ドレミファ名無シド:2010/11/10(水) 17:57:40 ID:O/Fmpjz5
乙!
良い話だ!
/ 悪 で
i い も
| ん 国
| で 産
.! .す も
ヽ よ 音 /
\ /
ー─V───'
, -,____
/レ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'-,__
i!、i;;;;;;; ;;; ;; ;;; ;; ;; ;;;;; ;; ;; ;;; ;;;;;;、
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/( !;;| ノ=- -==\|;;;;;;;;;;;l
`! ,.--、 ,---、 },;;;__;;;!
,i.i ●_i !_● _! リ', i|
.l|  ̄ ノ  ̄ i l!
! l,_ ,__/!
i ====== /〉;;/
ヽ / ルi!、
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_/llllll!、 / /|||||||||
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||||||||||||||||i, く;;;;;;;;;;|\ ./|||||||||||||
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GJ!
カジキとカジノが掛かってるとこが地味にワロスw
流石に職人の仕事は違うw
近城のマザコンネタだと最近の茶碗蒸しも流用できそう
近城って最初は硬派のイケメンっぽかったのに
いつの間にか軟派な三枚目になってるから困る
245 :
ドレミファ名無シド:2010/11/12(金) 22:50:53 ID:fKvK61+D
そりゃ山岡だって最初はワイルドなキャラだったし
246 :
ドレミファ名無シド:2010/11/13(土) 23:40:46 ID:zSV0ou2V
初期の雄山の粗暴さといったら…w
247 :
ここの1:2010/11/14(日) 00:26:54 ID:C5/hM0ea
つーか別スレたてるほどでもないな
漫画ネタスレはまとめてここでやった方がスレは持つし板にも優しい
249 :
ドレミファ名無シド:2010/11/16(火) 11:04:34 ID:P6B8fIpz
昔なんかの雑誌で誰かが
「見た目を最高に気に入ったギターなら絶対に手に入れろ!それは君にとって最高の音を出すギターだ!」と言っていたが
たしかに人間と楽器との関係性を見事にあらわした一言だと思う。
250 :
ドレミファ名無シド:2010/11/16(火) 12:32:31 ID:ot8W3cXl
まぁ音と見た目は密接に繋がってるからな
見た目が良い魚が新鮮で旨いのと同じ
もちろん中にはその見る目がおかしかったり騙されたりもするだろうが、それはまた別の話
hoshu
253 :
ドレミファ名無シド:2011/01/03(月) 18:07:36 ID:LJrVZ2Qn
hos
捕手
黄金の鍋とすっぽん屋の鍋を対決させる話希望
256 :
ドレミファ名無シド:2011/02/12(土) 17:21:25 ID:Pr2SJy16
保守
257 :
ドレミファ名無シド:2011/03/18(金) 12:45:18.01 ID:lORUS+9i
ホシュ
捕手
山岡「エクスプローラ重っびっくりした」
261 :
ドレミファ名無シド:2011/05/12(木) 18:41:48.03 ID:0eobBf8X
マホガニーを採ってもいいがハカランダを採ってはいけないなんてことがあるものか!
両方有罪だ!
ギターとは生命ある木々を殺さなくては出来ない、生まれ持った罪を背負った楽器なんだ。
262 :
ドレミファ名無シド:2011/05/12(木) 20:37:14.80 ID:j3A3Aglb
とみい「全部プラスチックにしちゃえば良いじゃ無いの」
楽器店で試奏したあと美味しんぼ風にレビューしてほしいw
264 :
小ローリー ◆FfZ2kXmjp2 :2011/05/13(金) 23:43:46.26 ID:rmWfeMNw
そういやこの漫画
チェルノブイリの時パスタを食うなとか言ってたな
265 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/17(火) 01:57:33.07 ID:xz2Du7Lt
てすてす
266 :
ドレミファ名無シド:2011/06/28(火) 13:06:05.92 ID:eIQaqMLJ
精液のことを精子という奴は童貞
よくて素人童貞
268 :
山岡志郎:2011/07/29(金) 11:17:27.02 ID:bSumNdH9
一流メーカーはよそ行き、
プレイテックはふだん着のギターだ。
それぞれに守備範囲が違うんだもの、
劣等感を持ったりするのがおかしいんだ
プレイテックは、実質的なお惣菜ギターの一つとして、
へんに芸術品ぶったギターより
はるかに多くの人の心を豊かにしているんだ。
プレイテック製作に関わる人たちは誇りを持つべきだよ。
職人キター!!w
いや、全盛期はこんなもんじゃなかった
それこそあまりのレベルの高さに職人以外がつまらんこと書き込んでスレを汚すのを誰もがわきまえる程の
まさに至高のスレだった
この中の木からは選ばん
272 :
ドレミファ名無シド:2011/07/30(土) 01:53:19.15 ID:kGRTxDGz
あの…このレスポール、ギブソンですか?
いやその前に、これは本当にレスポールですか?
(Gaban)
273 :
ドレミファ名無シド:2011/07/30(土) 01:59:39.86 ID:kGRTxDGz
辰さん 「 ささ、これを弾いてごらん、よく出来てるよ」
ゆう子 「 は…はい。どうも……」
士郎 「 辰さんはスタジオ帰りのギタリストを襲って、あらゆるギターを弾いているんだ」
274 :
ドレミファ名無シド:2011/07/30(土) 02:00:16.74 ID:4vY76fPU
究極ともに至高 スタインバーガーしかありえない。ネックそらないし
スタインバーガーだとうっ!
ふざけるなぁっ!
276 :
ドレミファ名無シド:2011/09/22(木) 21:07:57.25 ID:hRvxrFsK
なあに人間そんなに偉くなるこたぁねえ、丁度いいってもんがあらぁ。
なあ学生さんよ、ギターの弦をな、いつでも張り替えられるようになりなよ。
それが人間偉すぎもしない貧乏すぎもしない、丁度いいってもんなんだ。
277 :
:2011/10/21(金) 21:30:10.28 ID:DW0w4bUM
278 :
ドレミファ名無シド:2011/11/13(日) 06:28:28.68 ID:w4z/WOXY
age
スタインバーバーは小さくて便利だが音は良くない
結局、自己満足もあるんだろうが、普通にフジゲンの普通のやつがいいよ
あと、ジャパフェンのテレもいい
実はパーツさえちゃんとしてれば、韓国製中国製でもちゃんとした奴は出来が良かったりする
280 :
ドレミファ名無シド:
おう!しゃっきり、ぴろぴろして、いい塩梅