・総選挙に関し、報道各社が行った最新の世論調査は「民主党が300議席超えの勢い」で一致。
衆院定数の3分の2にあたる320議席を上回る可能性に触れるものもあり、衝撃は広がるばかりだ。
最も過激な数字を報じたのは、日経新聞。
同紙の内訳は、300の小選挙区のうち民主党が200議席近くを固め、さらに40議席程度の獲得が
有力で、比例代表は90議席を確保。290議席をほぼ手中にし、320議席超えもありうるという結果だ。
一方の自民党は、小選挙区で獲得が確実なのは30議席弱で、有力が20議席、接戦が40議席と
なっている。比例では40議席以上だが、50議席には届かない。獲得確実は70議席程度で、
最多でも130議席にとどまる大惨敗という計算になる。
読売新聞の21日付朝刊では、民主党は小選挙区で200人弱が当選有力で40人以上が当落線上で
優位、比例では80議席台。自民党は小選挙区で健闘すれば90人に近づく可能性があり、比例は
50議席台の公算が大きいとしている。
朝日新聞も20日付朝刊で、民主党が小選挙区で200議席超、比例は80議席台後半、自民党は
小選挙区で100議席を大きく下回り、比例は60議席に達するか微妙、とした。
こうした結果を受け、ある民主党幹部は、2005年の郵政選挙の「逆バージョン」といい、「低く
見積もっても単独過半数はいく」とほくそ笑んだ。
しかし、党執行部は「国民の揺り戻し」につながる可能性があるとして、引き締めに躍起になっている。
一方、自民党側が受けた衝撃は大きい。民主党がマニフェストを修正するドタバタ劇や、日の丸切り裂き
騒動があり、反撃の余地が出てきたとの観測もあったためだ。ある東京都内の候補者は「肌感覚は、
報道されている数字に近い」と肩を落とす。
民主 自民
朝日 300議席台うかがう勢い 150議席に届かず
読売 300議席超す勢い 激減
日経 300議席超が当選圏 100議席弱が当選圏
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009082133_all.ht