ブルーベリー最盛期
練馬区内のブルーベリー観光農園が、夏休みの家族連れでにぎわっている。
その場で摘み取って食べることができるほか、地元のブルーベリーを使ったジュースや
ケーキも販売されている。練馬の土壌はブルーベリーの栽培に適しているため、
一昨年ごろから観光農園が次々にオープンしており、農家も「新たな観光スポットに」と
意気込んでいる。
ブルーベリーの摘み取りに夢中になるちびっ子たち(高橋ベリーガーデンで)
区内のブルーベリー農園は今年2園が新たに開園し、現在18園。農家の有志が
「ブルーベリー研究会」を作って栽培に取り組んでいる。今が最も実をつける時期で、
8月末〜9月上旬まで楽しめる。
このうち、同研究会の会長、高橋正悦さん(58)が経営する「高橋ベリーガーデン」
(南大泉2)では、約70アールの農園に植えた計910本が黒々とした実をつけており、
週末は家族連れが楽しそうに収穫している。「摘み立てだからか、味が濃くておいしい」と
評判だ。高橋さんのブルーベリーを使ったフレッシュジュースやブルーベリーケーキも販売
している。
ブルーベリーは、農薬をほとんど散布しなくても、苗木を植えて3年ほどで実がつくほどに
成長するため、住宅が多い区内でも栽培しやすい。木の高さが低く、小さな子供でもたくさんの
実を摘み取ることができる。
農家にとっては、お客さんに摘み取ってもらえれば、自ら収穫する手間が省け、収入も手に
入るというメリットもあるとか。区も2005年度から、防鳥ネットの設置や散水設備の補助をして
バックアップしている。
全園とも、摘み取り料金は100グラム200円。高橋さんは「親子で楽しめるし、健康にも良いので、
ぜひ練馬に足を運んでください」とPRしている。
農園の場所や開園時間などの問い合わせは区都市農業課
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090811-OYT8T00144.htm