・《婚活なんて言葉、知りませんでした。余計なお世話ではないでしょうか》。
こんな言葉で始まるメールが、ドイツ在住の37歳の既婚女性から届いた。最近はテレビや雑誌でも
引っ張りだこの言葉でもあるが、海外暮らしが続くと、違和感を覚えるのかもしれない。
同じく海外在住で、子供が2人いる既婚女性(44)は《結婚で大事なことは長い時間をかけ家族になること。
短期間では達成できません》と冷静なメール。でも、この女性は《婚活は必要だと思う。それは多くのチャンス
から決断する方がよいと思うからです》としていた。
婚活といっても、具体的に何を指すのかという定義はあいまいだ。友達に積極的に異性を紹介をして
もらうことを指すケースもあるし、結婚相談所への登録だという人もいるらしい。
ただ、婚活という言葉とともに注目を集めているのは「お見合いパーティー」だ。中部・関西地域で、
年間約2千回のパーティーを開く「アイクル」(名古屋市)によると、このところの婚活ブームによって
女性の参加者が以前に比べ1・5倍ほど増えたという。
宇佐美敏久社長(38)は「興味はあっても今まで参加をためらっていた女性が『みんな行くなら…』と
参加するようになったためではないでしょうか」と分析する。
お見合いパーティーとはどんな仕組みになっているのだろうか。アイクルの場合、参加費は、男性が
4千〜5千円、女性が千〜2千円。一般的には男性の方が金額設定が高額だが、男性を医師限定と
するなど条件を変えると、男性3千円で女性6500円となるなど、状況に応じて変わる。参加費の
設定は「需要と供給の関係」で決まるそうだ。
会場はレストランやホテルの宴会場が使われる。食べ物は休憩時間にサンドイッチなどの軽食が
提供されるだけだ。男女交互に座り、着席して最初にするのが、自分自身のプロフィルをカードに
書き込む作業だという。履歴書を書くようなものなのだろうか。次回は、もう少しお見合いパーティーの
様子を紹介したい。(樹)
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090807/sty0908071211002-n1.htm