>>59 例えば4弦5フレットからクロマチックフレーズを弾く。4弦5フレットを弾いたあとそのフォームのまま3弦2弦1弦の
開放弦を弾いてみろ。開放弦の音が鳴ってしまっている事だろう。おそらく人差し指はコードを押さえるがごとく
指先を立てているはず。コードを押さえる時はほかの弦に指が触れてはいけないから指を立ててフレットを押さえるが、
単音フレーズを弾くときはその押さえ方は余弦のミュートができなくなるのであまりよい状態とはいえない。そこで、
Fを押さえる時のようにひとさしゆびをセーハするがごとく寝かせ気味にして4弦5Fを押さえてみる。そうすると人差し指の
腹の部分が1-3弦に軽く触れるフォームになるはず。このフォームの利点は、出すべき4弦の音は普通に押弦できつつも
弾いてる弦より下の1-3弦は人差し指の腹が軽く触れる事によりミュートされるので、共鳴音はもちろんミスピッキングによる
意図しない音も防げる点にある。だがこの状態では5-6弦の雑音が防げない。5−6弦の雑音を防ぐにはどうするかというと
ピッキング側の手の手刀部分を使うのが一般的。手刀部分を5-6弦のブリッジ近くに触れておけば5-6弦の雑音をミュート
できるうえにピッキングする手の安定感もでてくる。このとき運指側の人差し指の先端も5弦に触れさせておくとより強固な
ミュートとなる上にスキッピングで4弦から6弦に飛ぶ時に5弦に触れてしまって成ってしまう雑音も防げる。なので人差し指
による運指は、指の先端で弦をおさえるのではなく、人差し指の指紋の中心より若干親指方向側で押さえるのを
癖にする必要がある。最初は違和感を感じるがいずれこのフィンガリングポジションの大事さがわかってくるはず。
ミュートを意識させる練習としては、4弦5F→6F→7F→8Fとクロマチックフレーズを弾いて
8Fを弾き終わったらすかさず5弦開放弦をピッキングしてみる。、人差し指なりピック側の手刀部分でミュートされてれば
音はでないが人差し指の先端が遊んでいたりピッキング側の手刀のミュートが甘いと音がなってしまう。
この場合大事なのは5弦を引く瞬間にミュートを意識するのではなくそのままの状態で5弦を引かないと意味がない点。
5弦を引く寸前にミュートを意識して微妙に動かしてしまったら何の意味もない。なので弾き始める前から意識しないとだめ。