自分でエレキを1本製作するのは、大変だよw
ネックをシェイプしたり、トラスロッドを上手に仕込むのは
素人じゃ難しそうだし、塗装も、素人じゃ新品で鳴りの良い、
硬くて薄い塗装なんて、到底望めない。
フレットの打ち込みや、すり合わせも、素人の領域じゃない。
ナットの溝加工もしかり。
ピックアップやパーツは買ってくれば素人でも付けられるけどね。
ノイズを減らす絶縁処理もできると思う。
でも、一番難しいのは、ネックに使う、枯れた良い材だと思うよ。
シニアマスタービルダーなどは、自分が使うネック材を、自分で
ストックして管理して、何年も寝かして、徐々に形を整えて、もう
曲がらなくなった頃に、製作に使っているでしょ。
枯れた材は、安定しているだけでは無く、鳴りのポテンシャルが違う
でしょ。
ビリヤードのキューのシャフトに使われるメイプルは、カスタム
キューになると、6年以上も寝かせた木を使っているメーカー
もあるよ。何年も掛けて徐々に徐々に細くして行き、丁度良い
太さになる頃には、もう曲がらないシャフトになる。
シャフトの材の良し悪しは、シャフトを床に落とした時に鳴る音で
判断しているよ。個体差が凄くある。キューの場合は、撞いた時に
コシがあるシャフトが好まれるよね。
良いシャフトは、フォローショットとかでパワーが乗り易い。捻りも
乗り易い。悪いシャフトは鈍感で、無理な力が入るし、撞いていて
面白く無い。あっ。スレ違すまそw
ネックの製作も、本当に良いエレキを製作するには、何年も掛けて
ネックをシェイプしているでしょ。
ギター製作は、数年単位で取り組まないと無理ってことだよ。
今日始めて、半年後にできるようなもんじゃない。だから本当
に良いギターは貴重なんだけどね。