van等国産のコンポーネントギターを語りましょう。

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169ドレミファ名無シド
ハカランダについてのカキコが多いんで、ちょっと調べてみた。
ちょっと長文なんでゴメン、読みたい人はお付き合いの程を。
ハカランダ=ブラジリアンローズウッド
ニューハカランダ=ホンデュラスローズウッド
で、マダガスカルローズウッドについては「ハカランダ」という扱いはしていないようです。
ホンデュラスローズウッドもマダガスカルローズウッドも、見た目や音響特性がブラジリアンローズウッド
に似ているので、その代用品として使われているとのこと。
インディアンローズウッドと比較すると、材が硬めなため明るい音で倍音が出やすいようです。音の深みと
いう点ではインディアンローズウッドの方があるようです。硬さのある分、耐磨耗性はハカランダに分があ
るでしょうが、インディアンローズが大きく劣っているということではないでしょう。柔らかい分だけ、イ
ンディアンローズウッドの方が加工性は上です。また、ブラジリアンローズウッドは油分が多いので手触り
が良いのではないでしょうか。インディアンローズウッドは導管が太いので吸湿性が良く、指先がぴたっと
吸い付く感触があるのではないかと思います。ここまで特徴の違う材なので、これで優劣を論じること自体
がナンセンスなことだと思います。バスウッドが流通価格が安いというだけで劣悪な材だと言っているのと
同じではないかと思うのですが。
ただ気になったのは、ハカランダをやたらと持ち上げているのは主に販売店や工房、あるいは強度にヴィン
テージに偏ったサイト。一般的なユーザーのサイトはやや冷ややかな目で見ている傾向にありましたね。中
でも共通している意見は「ワシントン条約で禁輸品になってから特に神格化の傾向が大きくなった」という
こと。決してハカランダを貶している記述はありませんでしたが。
ハカランダについて詳しい記述が多いのはアコースティックギター関係のサイトでした。アコギだと指板だ
けではなくボディにも使われるんでどうしても音への影響が大きく、避けて通れないんでしょうね。