グルーブってなに?

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1ドレミファ名無シド
わかりません
2ドレミファ名無シド:2006/03/03(金) 21:27:02 ID:BzAvh1Rm
蛍の出番だぞ
3ドレミファ名無シド:2006/03/03(金) 21:30:57 ID:nHSgVIQq
そのバンドが技術的に未熟で褒めるポイントがないときに、それがいいと言ってお茶を濁す言葉
4ドレミファ名無シド:2006/03/03(金) 21:41:10 ID:4LlePizs
ワロタ
5ドレミファ名無シド:2006/03/03(金) 21:58:23 ID:pCvMqoBc
やっべ、グルーヴだったorz
6ドレミファ名無シド:2006/03/03(金) 22:37:56 ID:tSYq+oJB
ヨシキが一瞬いたよね。
7ドレミファ名無シド:2006/03/03(金) 22:38:53 ID:ZKQ/yYUJ
1年に一度はたつな。
このスレ
8ドレミファ名無シド:2006/03/03(金) 22:39:58 ID:BzAvh1Rm
さだまさし、だよなやっぱ。
9ドレミファ名無シド:2006/03/03(金) 22:42:21 ID:5pmZ831t
紫の飲み物ってだいたいグルーブだよな
ファンタとか
10蛍の蛍:2006/03/04(土) 06:35:35 ID:E2xdPdVW
ネタスレかよ

==========終了==========
11ドレミファ名無シド:2006/03/04(土) 23:56:51 ID:tEJqO8Hm
リズム、リズム感...., リズムがいい....などといった言葉がよく使われているのをきく。

しかし、こういう言葉の持つ意味をわかってる人がどれくらいいるのだろうか。
おそらく、ほとんどの人は訳もわからずに使っているのだと思う。

僕も、大学2年の時、あの天才ギタリスト、Iさんに会うまでは知らなかったことだ。
当時の僕は、アマチュアバンドでパーティーやコンサートなどに出演したり、
いろいろなエレキギター合戦にかたっぱしから出場しては優勝し、賞金をかせぎまわったり、
全国で個人技能賞まで取ったりして、かなり天狗になっていた頃であった。

コンテストあらしとしてその名を知られ、ゲストのプロのバンドにまで、恐れられるほどであった。
だから初めてIさんに紹介された時もどうせ大したことはないだろう...くらいに思っていた。
Iさんと会うことになったのも、僕の友人がレコーディングすることになった。

たまたまバックバンドがいなかったので、臨時のメンバーを集めることになって、そこへ僕も呼ばれ、
それで気楽に友人の家に行ったら、Iさんも来ていた....といったことからだ。

そこで友人は、僕を「アマチュア−日本一の成毛君です」といって紹介した。
Iさんは「フーン」とまるで興味のなさそうな顔で答え「ちょっと何か弾いてごらん」と言った。
この野郎、ちょっと驚かしてやろうと思い、ギターをアンプにつないでまずちょっとポローンとCのコードを弾いてみた。
すると突然Iさんは.,,,,,,,.「あ、おまえギターなんか止めろ!」と言ったかとおもうと、その場を立ち去ってしまった。
まだ何も弾いていないのにこんなバカな話はない。
頭へ来るというよりあっけにとられてしまった。
12ドレミファ名無シド:2006/03/04(土) 23:57:23 ID:tEJqO8Hm
次の日、友人の家でIさんに「一体、どういうことなんですか!」と問いつめると、
「おまえが今までやってきたことは、全てまちがいだ、いわばウソを覚えてきたようなものだ、
だから もし おまえがギターをやっていきたいんだったらまず、今までやってきたことを全部忘れろ。
そして正しい知識を1から勉強し直すんだ。そうすればおまえでも、ギターを弾けるようになるかもしれない」と言われた。
まがりなりにも全国大会で日本一になった僕である。この言葉はきつかった。
しかし その場はIさんにすごい何かがあるような気がした。
いわば昔の剣豪がひと目見て『ムム!こやつできるな』と思ったような直感的なものを感じたのである。
しばらく考えて僕は言った。
「わかりました。全てをわすれますから1から教えてください。」
「よし!」その時のくやしさはなかったが同時に、何かを身につけられるような期待も湧いた。
13ドレミファ名無シド:2006/03/04(土) 23:58:35 ID:tEJqO8Hm
はじめ僕はベースをもたされた。
「いきなりギターでやってもわかりっこないからまずベースで練習しろ」と言われたのである。
何を弾かされたと思ったら「ド〜ソソ〜 、」という単純なフレーズである。
これをゆっくり、くり返して弾いてみろと言う。

そこで弾いてみると「何だ!それは!リズムがまるでないじゃないか!」と怒鳴られた。
「おまえが弾いているのはメロディーだ。これはリズムのリフだぞ。それじゃあ民謡じゃないか!」と言う。
一体何のことだかさっぱりわからない。

困っていると「じゃあ それを2ビートで弾いてみろ」といわれた。
「はっ?」と聞き返すと、「次に4ビート、8ビートでその同じリフを弾いてみろ!」といわれた。
ますます困ってしまった。何をやればいいんだか、さっぱりわからない。
するとIさんは、ベースをとり「見てろ!」と言ってそのリフを弾きはじめた。
「これが2ビートだ!」と言ってあのフレーズを引き続けている。

「次に、これが4ビートだ」というのだが弾いているフレーズはまったく同じでテンポも全く同じ。
どこがどうちがうのか。さっぱりわからない。
次に「これが8ビートだ!」と言ってIさんは弾いているのだが、やっぱりまったく同じである。
「わかったか?」と言われても全くわからない。

それからはもう地獄の毎日である。
Iさんも仕事があるのでそうしょちゅうは会えない。
僕のバンドも仕事をしていたので、葉山や軽井沢に行っていたがIさんに会える日は、どんな所からでも通った。
だんだんわかってきたことは音楽には3つの要素があるということである。
14ドレミファ名無シド:2006/03/04(土) 23:59:17 ID:tEJqO8Hm
それは、1 メロディー(旋律)2 コード(和音)3リズム の3つである。
そしてこのリズムは、日本語にない。
なぜなら日本の音楽には(一部の地方の民謡を除いて)リズムがないからである。
和音もあまりなく、日本の音楽というのは主に
1 旋律(メロディー)2 間(タイミング)の二つの要素から成り立っている。(もちろんいろんな説があるが、、、)

そして、この『 間 』というのは、外人には絶対に理解できないものである。
日本舞踊や歌舞伎などは、この『 間 』が大事なのだが、外人に教えても絶対に理解できないそうである。
よくある、イョ〜ッ、.......ポン! (鼓, つづみ等の)というのを聞いて、
外人は、「彼等は、どうやって、拍数を数えているのか?」などと質問して来る。
しかしこれは、拍数などというものでなく『イョ〜』と言ってから全く感覚だけで、この辺だなと狙って『 ポん 』と打つ。
これが『 間 』であり、これは日本人独特のものである。

逆に日本人には、リズムに乗る...ということはできない。
Iさんが僕にいわんとしたことはこのことである。
即ち、いくら西洋楽器であるギターを持っていたところで、リズムがなかったら西洋音楽など弾けっこない。
だから民謡じゃないかと言ったのだ。
また、ギターは、メロディー楽器でもあるが、ベースは何よりもまず、リズム楽器であり、
次に和音のバスであり、和音の組み方に重要な楽器であるが、そのどちらも日本人には理解できない。
従って、日本の楽器には西洋のベースに相当するものはない。
15ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:00:11 ID:tEJqO8Hm
事実、太鼓や三味線、笛などはあっても、ベースは日本にはない。
従って、日本からは、ドラマーやギタリスト、ピアニストが生まれることはあっても、ベ−シストが出る可能性はゼロに等しい。
現在日本でベースが弾けるのは、僕が知っている限りではたった3人だけであり、
それ以上にベースの弾ける人は知らない。

ベースは、それほど難しい楽器なのだ。
3ヶ月もすると僕は自分で弾けないながらもIさんが弾くのを見て「これは8ビート、これは2ビート」と言いあてられるようになると
「よし、これがわかるようになったらあとは自分で黒人の体の動きを見て勉強しろ」と言われ、Iさんとのリズム教室は終った。

それからは毎日、ディスコへ通い黒人の踊るところをジッと見ていた。
あんまり僕が踊らずに他人を見てばかりいるので追い出されそうになったことも何度かある。
それでも懲りずに通っていると、確かに彼等の踊りにはリズムがあるのがわかった。
日本人の常連やゴーゴーガールは、一見上手そうに見えるが、黒人に比べると、リズムにのっていないのがわかる。
特にうまいのと、下手なのを比べるとよくわかった。

なるほどあれが日本人と外人のちがいか....としみじみ感じ、自分のギターも黒人が聞くと
あの日本人の踊りのようにみっともないんだろう....と思うと恥ずかしくてたまらなかった。
また、いろんなバンドを聞いたが、黒人バンドが一番リズムがよく白人バンドは多少落ちることもあるが、
フィルピンバンドというのはデタラメであることもわかった。
(デタラメといっても日本人よりは数段ましだが...)
16ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:01:24 ID:tEJqO8Hm
そして一年もたつと多少なりとも自分でリズムを弾き分けられるようになった。
1年ぶりでIさんにあったら「よくやった、これでおまえは、リズムを弾けるうちで一番下手なミュージシャンの仲間に入れたぞ」と言われた。
どこまでも言葉きつい人だが、何しろ今までは、一番下手な奴以下だったのだから、いくら指が動いたところで、それは音楽でもなんでもなかったのだ。
音楽の道のきびしさをイヤというほど知らされた。

ところがそうなると今度は他のバンドを見ると、耐えられなくなって来た。
今までは気づかなかったのだが、なまじ自分ができるようくなってしまうと、
もうそのリズムのない演奏などというのは聞いていられない。
気分が悪くなってしまうのだ。
始めてIさんが僕の演奏を聞こうともしないで立ち去ったのがよくわかった。

全く日本人の演奏というのはメチャクチャでリズムも何もなく、バラバラなのだ。
しかも自分達は気づかない。それを聞かされるのはよくツメで黒板をこすったり、
フデ箱のフタで窓がラスをこする音を聞かされたようなもので耳をおさえて逃げ出したくなってしまう。
それ以後、僕は日本のバンドの演奏は絶対に聞かないようになった。

その後、大学4年の時だったと思うが、ある友人がアメリカから帰って来て、
そいつがとって来たというテープを聞かせてくれた。
「こいつらが今一番人気があるんだよ」と言って、彼がテープをかけてくれたのだが、その時の驚いたこと。
「すごい!」なんて生やさしいものじゃない。上手いのなんの.....もう話しにならなかった。
ベースもドラムもすごいけど、ギターの奴のすごいこと。
そのリズムの良さ。フレーズもサウンドも良かったが、何よりそのリズムのすばらしさ.....
ビシーッと決まっていて、グングン引っ張っていく。
全くケタがちがうのである。
17ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:02:32 ID:tEJqO8Hm
これがクリームであり、曲は「クロスロード」だった。
僕は今までやって来たことが急にバカらしくなり、すぐにバンドを解散してアメリカへすっ飛んで行った。

その時は、もうクリームは解散してしまっていたが、セントルイスでブラインドフェイスを見ることができ、
エリッククラプトンの素晴らしさにはもう涙が出そうだった。

エリックは、Iさんの教えてくれた8ビートをさらに進化させた16ビートをとっており、同時に体全体で大きな2ビートをとっていた。
これは初めて見るリズムだったので、ホテルへ帰ってさんざん鏡の前で練習したが、
この時やっと、8ビートも16ビートも、根本的には、2ビートが大事のではないかということに気づいた。
その後、ジミヘン、フ−、エアプレイン等のステージのフィルムを見たが、
いずれも良いバンドはクリームに負けず、リズムがよかった。

日本へ帰ってから、また1年半ほど僕は一人で毎日リズムの練習をしていた。
もう黒人バンドなどは見ず、アメリカで仕入れて来たレコードを聞いて
リズムにのることを研究していたのである。

同時に、他のバンドの仲間に会うと、いちいち「リズムのノリ」の話しをもちかけてみたりしたのだが、
みんな「そんなこと練習したって、どうせお客にはわかりっこないよ」といって相手にされなかった
18ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:03:28 ID:tEJqO8Hm
その頃、Iさんに会おうと思って探したのだが、なかなか見つからず、
やっと居所をつきとめたら ノイローゼで入院しているということだった。

Iさんはリズム感もさることながら、音感もものすごくほぼ絶対音感に近い耳をもっていたため、
毎日テレビやラジオから出て来る音楽を聞くと「ああ音程が狂っている!ああリズムがのっていない!
和音が違う、チュ−ニングが合っていない、、、」などとすべてわかってしまい、ついにはノイローゼになってしまったのだ。

こうなるとあまり音感のいいのも考えものなのだが逆にいうと、そのくらい日本の音楽水準というのは低いのである。
幸か不幸か僕はIさんほど耳が良くはないが、それでもテレビやラジオで音楽は絶対聞かないし、第一持っていない。
何よりつらいのは喫茶店やタクシーの中で歌謡曲をかけられることである。

最近は、訳のわからない字あまりソングを歌っている奴等がいるが、
あれは極度のリズム音痴だからこそできる芸当である。
ちょっとでもリズム感がいいんだったらとうてい耐えられないだろう。

それを歌う方も、あ客の方も平気でやっているのだから。
いかに日本人はリズム音痴であるかということがわかる。
もし若い人で、これからロックをやろうと志す人がいたら、

アメリカでもロンドンでもいいから外国へ行くことだ。
日本人にいたら、どうしても街を歩いていれば、どこかで日本人のリズム音痴音楽を聞いてしまう。
19ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:04:15 ID:tEJqO8Hm
これは大変なマイナスだから、とにかく日本を出た方がよい。
まちがっても、日本のバンドなどは見ない事。

僕はIさんに会うと言う幸運があったけれども、
だれでもいい先生に会えるとは限らない。
だから外国へ行って本物のステージを見る事だ。

日本とはちがって客もみんなリズム感がいいから
手拍子などを打つと、日本のコンサートとは全くちがってのる。

お客も演奏もすべて日本とはちがうのだ。
だから『8ビートピッキングだ』なんだと言ってみたところで
最終的には『外国へ行くこと』それ以外に、勉強する手はないだろう。
「ロックをやろうという人は向こうへ行きなさい」
僕より若い人に、僕の言える唯一のアドヴァイスである。

                  1972年 成毛滋 
20ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:05:28 ID:ajfehymC
>>tEJqO8Hm

『8ビートギャグ』まで読んだ
21ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:11:55 ID:MirfU9/U
>>11
リズム、まで呼んだ
22ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:16:09 ID:mAGe3T09
全部読んだ。
勉強になりました。
精進致します。
23ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:25:49 ID:ERaHoTGf
僕より若い人に、僕の言える唯一のアドヴァイスである。

                  1972年 成毛滋 

まで読んだ。
24ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:29:30 ID:UO9B7UkX
ブルースは黒人以外には出来ない


ていう説と同じくらいバカだ
25ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 00:29:35 ID:ixN0X96Z
邦楽クソ
26蛍の光:2006/03/05(日) 00:50:57 ID:o9gR0A/6
==========終了==========
27ドレミファ名無シド:2006/03/05(日) 01:17:14 ID:OiYasor7
60年代末頃までは、白人もまともにグルーヴしてなかったんだけどね。
28ドレミファ名無シド:2006/03/06(月) 17:05:16 ID:UpQXhNib
グルーヴって100人いれば100通りのグルーヴ
がある よくノリとかっていわれるけど
世はその曲にあったテンポでしっかりと弾けば
おのずとそういうものは生まれてくるのだと思う
リズム感の無い人にはグルーヴ感は生まれない
29ドレミファ名無シド:2006/03/06(月) 19:42:25 ID:KT4pb9ep
テクノやクラブなんかのコンペータームージックにもグルーヴはあるしな
30ドレミファ名無シド:2006/03/06(月) 21:11:38 ID:3dpWLj33
転載ギタリストIさんって誰なのかわかんないから読むの辞めた
31蛍の光:2006/03/06(月) 22:14:45 ID:Od1/9FoA
ネタスレにマジレスカッコ悪い

==========終了==========
32ドレミファ名無シド
良いスレです。勉強になりました。

>「ド〜ソソ〜 、」という単純なフレーズ

って、たぶん
「付点四分音符+八分音符+二分音符」(4/4の場合)
でしょ?

ベース弾きだけど、このリズムって無茶苦茶難しいと思います。
付点四分音符の音を切るタイミング、
裏にくる八分音符の出音とその切るタイミングなどなど

修行してますが、なかなか納得できず・・・。
奥が深いリズムだと思います。