■Just Only 3 Hours
『たった3時間だよ メールするね』 そう残し搭乗口へ ロビーから出たら違う便が ゆっくり東へ旋回
また涙が 偶然風が止んで足元に落ちた バレないよう急ぎ足で車に向かってアイドリング
何でだろう やさしい人と別れた後どうしようもなくなる
汚れた心を洗ってくれているのかな変なくらいあたたかいんだ 恥ずかしい癖 君は知らないけど
こんな年齢(とし)になっても 頭のハエも追えなくて 毎日汗だくでため息でてんてこまいで そんな自分が悔しくて
この涙で 弱い自分も 流せてしまえれば いいのに
『時間も歩く速さも違うね 景色も何か無機質だね』僕には普通でも 君の島に比べたら違うところばかり でも
歩くスピードも君に合わせると 景色が違って見えるよ あそこは緩やかな 島時間 天然色で違う国みたい
たった3時間だから 僕も会いにいくけれど 帰りは風邪をひく
たった3時間でも 僕の街のてっぺんの 高い丘からも君の島は見えない 当たり前だけど
僕よりやさしくて強い君 涙なんて見たことがない でも同じ星眺めて心が泣いているなら 僕と一緒だ
それとも君の 心が キレイでいられてるから なのかな
夏休み過ごした田舎の帰り道 実家で遊んだ学生の頃の帰り道 そしてP1から湾岸伝いに家へ急ぐ道
いつかこの涙と訣別して 君を迎えに行きたい その頃なら君を守れるくらいにさ 強くなれてると思う
たった3時間だけどあの島で 君のためにそばにいるよ いつまでも君を守れるくらいにさ 強く生き続けていくから
いつもの空港 苦手なルートビアも いつかは慣れてしまえるかな