テンションのところで説明し忘れた(書き忘れた)例を一つ。
aug(オーギュメント)にテンションが付いているのを見たこと
ないとか書きましたが、ドミナントの時、V7(-13)という形で
オーギュメントの音が入り込みます。
長4度の音と嬰2度の音がダブルで長3度へ解決するため、これも
緊張感とトニックの開放感というメリハリを出す役割があると
言えるでしょう。
※例えば|G7・G7(-13)|C・・・|なら、G7(-13)のFとD#がCのE音に
行きたがっているということ。
ただ、大体はV→Vaug→Iとするように、経過的に用いられる
場合が殆どです。クセが強いので。
#たまにVaug(7)とか書いてあったりしますが、原則としてコード
ネームは2度の音程を並べる真似はせず、低い方の音をオクターブ
上げてテンションとして記します。
だから、V7(+13)みたいに、+13thというテンションもナシね、
一応。