はいはい。
>>571 指板を削るわけなので、深く削れば削るほど、ネックの質量が減ること
になる。ネックが軽くなる=弦振動を支える土台の質量が減るわけだか
ら、あんまりやりすぎるとサステインや音の張りを保つ点でいい影響は
ないだろうね。
音色の面でも、指板の材質が持つ影響が少なくなるから、メイプル指
板だろうがローズ指板だろうが、あんまり関係なくなるわね。
相対的に、フレットが音色に与える影響が強くなるせいか、スキャロ
ップ指板のストラトなんか弾くと、金属的なギシギシしたアタックを感
じるな。極太フレット&スキャロップ指板なんかだと特にね。
Jマクラフリンなんかは、わざと分厚い指板に貼り替えてからスキャ
ロップ加工してる。それは音色や強度を落としたくなかったんだろうね。
掘りが深かったら、強く押さえることによるベンディングの幅が広く
なるってことはあるね。
俺はスキャロップは好きではないけれど、太い弦を張ってテンションを
強くセッティングされたスキャロップ指板&極太フレットのストラトを弾
く機会があったときには、弦の硬さとテンションを生かしつつ細かいベン
ドを行う演奏スタイルに向いていると思った。強いテンションにセッティ
ングしてあったせいで、コードプレイ時にもピッチの問題は起きなかった
し。それまで「べろんべろんの細弦でぺらぺらの音色で弾くヤツらのもの」
って先入観あったけど、セッティングによってはなかなかいいものだな、
とスキャロップ指板をちょっと見直したよ。
(だが、試奏用ギターにスキャロップのストラトしかない店ってのはどう
かとは思うけどね)