Vocalist高音域への道17 -遙かなる高みの彼方へ-

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40じぇんじぇん
今回だけナー。 その問いは前スレで紹介した「声と日本人」とかにあるにゅ。

表声だと浅い深いは別の意味もあるので、裏声だけ解説。

端的に言ってしまえば声帯の支持筋の張り具合の問題ですな。
それにより喉頭の位置が違うので、発声ポイントもずれるという仕組み。

浅い声は声帯が縦に引っ張られてなくて、萎縮してる声
深い声は声帯が適度に張られていて、張りのある声

まず、声帯てゆうのは軟骨のケースに覆われてて、
その前後に渡って張られてるものなの。
ttp://www.kcc.zaq.ne.jp/ono/voicetraining/seitai00101.gif
↑これな。

41ドレミファ名無シド:03/07/30 02:02 ID:???
これにある、環状甲状筋も声帯を引っ張るのに重要だけど、
もっと重要なのが、この喉頭全体を支えているいくつかの筋なんだ。

ttp://www.kcc.zaq.ne.jp/ono/voicetraining/voice105.gif
↑主なものは全部で五本。

こいつらが、喉のどこに位置するかを決めるし、軟骨で出来ている
喉頭を引っ張って、声帯を伸ばす働きを持つ筋なんだ。

浅い声は、こいつらの支持が弱いんで全然張りの無い声なの、
ストリングスの弦が緩んでるのと同じ。
こいつらが適度に張られていて、しかも喉の適切な位置に
置かれていれば、張りのある声になるってわけ。

試しに裏声で、口を閉じて「ンーて」声を首後ろに
当てる感じにすると、ポイントが深いときと同じ感じになると思う。
そこに当てると、絵の(5)の筋が引っ張られて、声帯が縦に伸びます。
(4aは後ろに引っ張られれば自然と力が入るみたい)

他には、声を出しながら喉仏を上下させて遊ぶと分かりやすいかもね。
(慣れた人でないと上下運動は難しいかも)

じゃ、もうねるゲマ。