ロックバンド用語を解説していくスレ

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717AIR ◆vzW7zOIUzw
・ディストーション1
本来は物体の歪み(ひずみ、ゆがみ)を指す言葉。
音楽では入力オーバーでクリップしてしまった状態を言う。
主にロックギターで使用される事が多い。
独特な派手な音色に加え、リード/ソロ楽器としてはフルート、バイオリン、ブラス
等に比べてロングサスティンが出ないギターにとっては願ってもない効果だった。
広い意味でディストーションギター、ディストーションサウンドといえば、
アンプで作られたか否か、エフェクタの細かい種類を問わず歪んだギターサウンド
全般を指す。

・Fuzz
60年代、ロックではディストーションサウンドが基本になりつつあったが、アンプ
によっては歪まないものも多く、歪んでもクリーンと使い分けたい場合にアンプが
歪んでしまっているとギターのボリュームノブで調整する等、方法が少なかった
時代にアンプ外であらかじめ歪みを作り出しておくと言う方法が生み出された。
アンプはクリーンであるため、スイッチを踏んでオフにすれば簡単にクリーンに
なるためにかなり重宝された。
これがFuzzなのだが、実際にはアンプの再現はされず、コード感の希薄なブリブリ
した音質、アンプの比ではない程の過激な歪であったため、Fuzz派とアンプ派に
別れる事となった。
718AIR ◆vzW7zOIUzw :03/09/06 19:14 ID:cqyIn8Hi
・オーヴァードライブ
広い意味ではアンプ、エフェクタ問わず、ギター的なコード感、ピッキングのニュアンス
を保ったままある程度歪ませたサウンド。
もしくはそれをエフェクタで再現したもの。エフェクタとしてはRoland(BOSS)のOD-1が
元祖と言われている。
昔はハイゲインアンプの歪を再現したものと言われていたが、現在ではローゲインアンプの
歪を再現したものといった方が近いと思う。

・ディストーション2
Fuzzが苦手とするコード感、ピッキングニュアンスをある程度重視したエフェクタ。
昔のディストーション(DS-1,D&S,Distortion+等)はどちらかというとオーバードライヴより
歪むがコード感、ピッキング感がない。Fuzzよりコード感、ピッキング感はあるが歪まない、
というような中間的位置だった。
しかし、ここ十数年のうちに定義が変わってきている模様。
現在のディストーションというと、ハイゲインアンプの歪を再現したという感じで、ODをそのまま
ハードに歪ませた感じが強い。コード感もあるし、ピッキングニュアンスも伝わりやすい。しかも
キメが細かいなど等、オーバードライヴに限りなく近づいているサウンドのよう。
昔のディストーションと現在の新しいものは別のエフェクトとみなした方が良いかもしれない。
719ドレミファ名無シド:03/09/06 19:15 ID:???
・デッドを誰かお願いしまつ
720AIR ◆vzW7zOIUzw :03/09/06 19:20 ID:cqyIn8Hi
・クランチ
使っている歪みがアンプ、Fuzz、Dist、OD問わず、クリーンに限りなく近いが
若干歪んでいる状態を指す。
自然に歪んだ感じを出したければアンプ、OD。ガリガリ感を出したければDist
人工的な感覚を色付けしたければFuzzといった具合にすれば好みに合わせられる。