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名無しさん@業界人:
(歌唱印税)
アーティスト印税とも言う。専属料という形で給料が支払われる一般的な契約の場合は1〜3%ぐらい、もっと多い人もいれば、枚数が増えるにつれて%が上がる契約もよくある。
欧米のように給料という形では無く、すべて印税払いと言うスタイルもある.このばあい、アドバンスの形で一括または分割でまとまった金額を前渡金として支払う代わりに、後に発生する印税と相殺される.
こういった契約の場合は歌唱印税が10%ぐらいの時もある.ここでは一般的なケースを考えよう.
100万枚売るアーティストだと、よほど酷い契約でなければ最低でも3%は欲しい所だ.
歌唱印税3%、出庫控除80%、容器代を定価の10%とすると、前計算式同様こうなる。
(1,000-105)×3%×1,000,000×80%
これがアーティストに行くはずの印税だが、大概は一旦事務所に入り、大幅に天引きされるか、全く支払われない.
(鈴木あみ騒動の報道によるとあみには0.54%しか支払われていなかったらしい)
容器代は10から15%くらいが普通.レコード会社はJASRACの定価計算をまねて、定価の10%とか12.5%を主張するが、税抜価格ベースの方が実際の印税額は高くなる.
もし契約で出庫控除が80%ではなく、90%であった場合実際の印税は1割も違うことになる.
もう一休みして原盤印税の話をしよう.