心を読み取る装置

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67設計者
私が設計したのですが、少々誤解があるようですね。
まず、超音波を使用するとありますが、超音波ではあまりに解像度が荒く
シナプスの動きを捉えることができません。赤外線を直接頭皮に当てると
突き抜けて脳まで達し、反射波がシナプスの活動の状態により変調される
という性質を利用しております。その変調された反射波を取り込み、
コンピューターで処理して言語に変換します。
つぎにもうひとつ誤解があるようですが、言語野だけでは人の考えは
復元できません。人は考えてからその考えを言葉に直すようにできています。
私の設計した機械は脳全体の活動を取り込みます。

原理はこんなところですが、実現は大変でした。
赤外線を頭全体に当てるのですが、
当然かなり離れたところから一方方向からしか当てられないし、
また反射波を取り込むのに関してもそうです。さらに反射波はとたんに減衰し
すぐに隣の反射波と干渉します。そうなった状態の赤外線を取り込むわけです。

取り込み方、照射の仕方、その後の処理、センサー等、
これらの解決法が○秘なのです。
私の知る限りIBMからは特許はとられておりません。
大きさはフルタワーのパソコンくらいのものです。
壁等は問題になりません。
だいたい600m位が最長の使用距離になります。
当然赤外線を使用している関係上、炎天下では距離が短くなります。

この機械は一台当たり2億3千万円で売っております。私は営業ではないため
どれくらい売れているかはわかりません。
値段が値段なだけに一般人に使用しているとは思えません。