NECの裏事情 3

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759名無しさん@お腹いっぱい。
http://www.sankei.co.jp/databox/paper/0104/14/html/0414side007a.html

NEC“バブル入社組”を選別
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能力別制度の導入検討

 NECは十四日、平成元年前後の数年間に新卒採用した大量の“バブル入社組”に、能力別の選別制度導入を検討していることを明らかにした。同期入社のうち十人程度を選抜して“帝王学”教育を行う一方、一定水準に達しない社員には、何らかの形で“イエローカード”を渡す。入社後十年前後が経過したバブル入社組に、「受難の時代」が訪れようとしている。
 NECは業績が好調だった平成元年前後に、千二百人程度の新卒を採用していた。その後のバブル崩壊で、最近は三分の二以下の七百人程度に絞っている。バブル入社組は大卒の大多数が三十歳代になり、中堅幹部として今後どう処遇するかが課題になっていた。

 新制度では、まずバブル入社組から幹部候補生を選抜。経営手法や高度な英語力による海外ビジネスの実力養成など、実践教育を現行業務と並行しながら数年にわたって実施する。

 一方で、能力評価の低い社員には「イエローカードを出して、何が不足しているのか注意喚起する」(人事部)だけでなく、「NECにいないほうがハッピーなら(転職を)自分で選択してもらう」と、厳しい決断を迫ることも検討している。

 NECに限らず、多くの企業でバブル入社組は年齢構成別の従業員数の割合が多いため、「もうひとつの団塊の世代」とも呼ばれ始めている。