人身事故目撃談・その２

あれは、２年ぐらい前の事京成大和田のあたりで起きた人身。
前から２両目に乗車、友人とおくだ●みおのコンサに行った帰りでした。
最終電車にのったので、電車はすし詰で身動きも出来ない状態でした。
その日のコンサは異常に盛り上がり（最終公演だったと記憶してます）
電車の中でもその話題で友人と楽しく会話していた所
　ぱぁーーーーーーーーーーーーーーーっ！！
激しい警笛の音とともに
　『ぁぁぁああああああああぁぁぁ〜〜』
と言う声が１両目から聞こえてきました。
私と友人は
　「ん？」
と思い、１両目に目をやった時（ほかの乗客も見ていた）
すごい急ブレーキと共に
バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ・・・・
と、ビーダマがぶちまけられたような音がし
立っている私達の下をボコン・ボコンと長い間何かが（もちろん・・・）
あたる感触・・・。
停車してから、５分？ぐらい（もっと長く感じた）して
「ただいまこの電車は人身事故の為停車しております。警察の現場検証が終了するまで
しばらくお待ちください。」
と振るえる声でアナウンス。
車両内には、焼け焦げた肉？血？のにおいが充満し、冬だというのに車内は蒸し暑く
４０分以上待たされた。
この時、蒸し暑さに耐え切れなかったのか？好奇心か？窓を開けた人がいたが
背の低い私には何も見えませんでした。
背の高い友人には、バッチリと見えたらしく蒼ざめていましたが・・・。（男の人らしい）
何がいやだったって、復旧後走り出した電車が
人だったものを引きずって行く音が次の駅につくまで聞こえていたのが
未だに忘れられない。
結局、楽しい気分も吹っ飛んで
足の裏に残る感触を忘れる為に、友人とカラオケに行き踊りまくったが
１ヶ月ぐらいは忘れる事は出来なかったです。
未だに思うのは、あの声って逝ってしまわれた人の声なのか
運転士の声なのか、乗客の目撃者の声なのか？
逝ってしまった人の声だったら、やだな〜。

ちなみにその話を、一緒に乗っていた友人の母に話した所
友人母も若い頃、人身を目撃したことがあり
それは新幹線にはねられた人を見た事あるそうだ。
あっ！と思った瞬間目の前は、血の霧雨が降ったと言っていた。
不謹慎ながらもキレイだと思ってしまったとか。
亡くなった人は見なかったらしいけどね・・・。
いや〜こわい！書かなきゃ良かった！