人身事故目撃談・その2

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524名無しさん@お腹いっぱい。
昔、冬の朝、チャリで高校に登校途中に見た話。

自分側の信号が赤だったので止まって待っていたら、反対側の横断歩道を、
乳母車を押したばあちゃんが、ぽってりぽってりと渡り始めた。

ここの信号変わるの早いのに、わたるの間に合うのかいな、と思ってたら、
案の定2/3くらい進んだところで信号が変わってしまった。

でも、横断歩道のど真ん中にいるんだし、、、とたかをくくっていたその瞬間、
なんと車の列の先頭のダンプが、発車した!!!! どうも車に近すぎて、
運転席の高さから見えなかったらしい。

ばあちゃんがそのことに気がついたのかどうかすらわからなかった。
運転席側の前輪に、ゆっくりゆっくり、スローモーションで巻き込まれて
いくさまが、非現実的。 交差点にいたひとみんなが、注目しながらも
声ひとつださない。

先に反応したのは、対向車線の車で、クラクション最大でならし、その音で
みんな我に返って叫び始めた。 異様な雰囲気にやっと気がついたダンプも
止まったけれど、もう手遅れで、ばあちゃんは完全に巻き込まれてしまっていた。

なにが怖かったといって、ぐちゃぐちゃになってしまったばあちゃんの、
おなかのあたりから、実に暖かそうな湯気がほわほわほわ・・・と立ち上って
いたこと。。。。

その後、しばらく鍋物や豚まん、その他湯気の立つ食べ物を見るたび吐き気が
するようになった。 冬場にこれはつらかった。