富士フイルム

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537企業分析
弱み:以前はキャッシュリッチであったが、種々の企業を買収しおおむね使い果たしてしまった。
買収した企業から利益がでればよいのが現状ではでていない。研究開発費も削減の対象となり
製造業にとっては相当致命的な状況ではないかと考えられる。
そのうちに、買収した企業を売ることもでてくると思われる。
医薬事業に進出し社員は頑張っているが、先行きは相当に不透明。
メガファーマがしのぎを削る業界でキャッシュのない会社が新薬をうみだすことは相当むつかしいだろう。
後発薬の製造・販売もこころみているが当社のもつ技術がどのように生きるのか疑問がある。
液晶テレビ用のフィルムが主な利益源であったが液晶テレビの需要減、単価減にともない利益が大幅にダウンしている。
液晶テレビ用フィルム以外では着実に利益がでる事業がない。医薬が成果や利益につながるまでは厳しい経営状況が続くと思われる。
現在、40代半ば以上で管理職であれば雇用は守られるかもしれないが、
若い年代の方が入社するのであれば将来の自分のキャリアアップなど個人の力をつけて
他の会社でも通用するようにという心構えが必要と思われる