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名無し:
「具体的な社名は分からないが、ある大手メーカーが倒産するとの情報が流れている。何か情報は入っていませんか」
多くの企業が御用納めを迎えた昨年12月26日の夕方。ある官庁の担当者から夕刊フジに一本の電話が入った。
各方面に当たってみるものの、そのような気配は微塵もなかった。
ところが、夜になると今度は永田町有力筋からも同じような問い合わせの電話が入った。
「ソニー、東芝、NECといった大手電機メーカーのどこかが倒産するようだとの情報が入ってきた。どこか分かったら教えてほしい」
景気後退で企業の資金繰り不安が頭をもたげるなかでの仰天情報。政官界の一部が固唾をのんで成り行きを見守ったが、何も起きなかった。
あれから1カ月ほどがたち、「倒産情報の発端はどうやら日銀だったようだ」(証券会社幹部)との見方が金融界で強まっている。