日本側が隠蔽し続けている問題は放置して、日本側の言い分だけを通そうとする姿勢は、先進国とは到底
言えない野蛮な発想だと言わざるを得ない。
朝鮮日報を覗いてみると、核施設の検証に3〜4年かかる可能性があることが示唆されている。
http://www.chosunonline.com/article/20080409000030 http://www.chosunonline.com/article/20080409000031 日本は、米国に妙な手を回したり、無理に拉致問題だけを6カ国協議の内容に割り込むという姑息な手を
使わずに、日本側も問題を抱えていることを素直に認め、その上での解決を北朝鮮と対等に行なうという姿
勢で臨まなければ、強く言うべきことも強く言えず、また、圧力をかけに行くと自国のボロを晒されて赤っ恥を
かく始末となろう。
この姿勢は、TBSニュース23にて、読売新聞社社長渡辺恒夫氏が、筑紫哲也氏とのマンツーマンのイン
タビューにて、記者時代の日露・露日関係を例にとって主張していた筋論であるが(認めるべきところは認め、
言うべきことは言う)、益々、日本側に求められる姿勢だということが浮き彫りになって来た様だ。
それとは別に、桜井よし子氏率いるシンクタンクでの記者からの質問内容として、「北朝鮮寄りと受け止め
られる発言に対して自由な発言が妨げられている」旨が述べられた点が気になるところだ。
鳥越俊太郎氏率いるザ・スクープにて、九大人体解剖事件や731部隊人体実験の特集が組まれたが、
未だ先進国で唯一表に出されていない問題もある。
拉致問題をTV、新聞にて取り沙汰した手前、日本が抱えている問題に付いてもTV、新聞にて取り沙汰
しなければアンフェアということになるが、やる時には、中途半端にならずに一気にウミを出してスッキリし
て欲しいものだ。