★   ★日本の黒幕・権力者★   ★

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「中曽根に、きちんと行革をやるよう土光さんから叱咤激励してほしい」四元は、「大事
は軽く、小事は重く」の葉隠れ精神をあらわす言葉が好きである。中曽根に行政管理庁時
代を忘れ、行革をないがしろにしてはいけない、ということを徹底させようとしたのであ
ろう。
鈴木派の衆議院議員・加藤紘一によると、四元は、田中角栄を除けば、すべての総理大
臣経験者に、直接電話をかけられる人物だという。そ心だけ政界には隠然たる力がある。
四元が政界で現しい人を順番にあげると、最近では、一に中曽根、二に福田赳夫、三に鈴
木善幸、その次が、故大平であった。とくに中曽根を、自分の息子のように可愛がってい
るという。
読売新聞に「中曽根さんの一日」という欄がある。それをめくると、四元が、昨年は、
二度官邸を訪ねていることがわかる。最初は、一月六日。「午後二時十分、四元義隆・三
幸建設代表取締役」となっている。この日、二時三十分まで面談している。二度目は、一
月十六日、午前九時だ。今年も、三月三日、九時三十分に官邸を訪問している。