東急駅員逆ギレ、客をボコボコに
バカヤロウ!と前歯へし折る
http://www.zakzak.co.jp/top/3t2000032301.html 東急東横線・都立大学駅の駅員(35)が、券売機の使い方をたずねる乗客の
会社社長(48)をバカヤロウ呼ばわりしたうえ、壮絶な暴力を加えて、大けがを
させていたことが23日わかった。会社社長は前歯も折られ、全治までに約1年
かかるという。同じことを2度聞かれたことに激高したらしいが、乗客サービスが
第一の鉄道に、あるまじき行為。東急では駅員を懲戒解雇したが、警視庁碑文
谷署は傷害容疑で近く書類送検することにしている。
事件が起きたのは、1月30日午前10時ごろ。会社社長によると、都立大学駅
=写真=から電車に乗ろうとしたところ、営団地下鉄との相互乗り入れなどの
ため券売機の料金表示がよくわからなかった。このため、改札近くの窓口で駅員
に2度にわたり同じことを聞いた。
すると、駅員は「このバカめ」と突然罵声を浴びせてきたという。これには会社社
長も憤慨。「バカとは何だ。○○○○という名前か」と胸のネームプレートを確認し
て言い返した。
呼び捨てにされたことに激高した駅員はその場で会社社長の首を締め、顔を
殴った。さらに、改札口近くの柱に頭や顔をぶつけたという。当時、駅構内にはか
なりの人がおり、会社社長は「人を呼んでくれ」「交番へ電話してくれ」と大声で叫
んだが、ただ、見ているだけだったという。
駅員の暴行はそれだけでは収まらず、会社社長を駅の事務室に連れ込み、
再び首を締め、顔を殴った。別室にいた同僚駅員が異変に気がつき、「お前何
やってるんだ」と引き留めてやっと暴行が終わった。
「ワイシャツは一部が張り裂け、ボタンがはじき飛んだ。前歯の差し歯2本が根
本から折れた。首のケガは治ったが、それでもノドの奥が切れている。今もおか
ゆしか食べられず、食事をするのがつらい」
会社社長は抜けた前歯から空気が抜けるような声で話す。病院の診断では、
歯の修復なども含めて全治10カ月から1年だという。