ドキュソな客レポート【Part25】

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750ホテルマソ
おはようございます。正月開けのホテルマソでございます。
さて今回の年末年始は幸いそれほど香ばしい事例はありませんでした。
その中から、いくつかご報告いたしましょう。

うちのホテルは季節料金ってものを設定していないんです。一年中同じ料金。
以前はGW、お盆、年末年始には値上げしていたのですが、今は、そんな武家の商法ではお客が入りませんからね。
で、1月3日にトリプルに泊まった家族連れのお父さん(50歳くらい)
食事に出かける時、1人だけ先に降りてきて話し掛けてきました。
「僕ぁね、正月料金ってものを設定していないホテルは信用しないの」
「お正月なんだからさ、こっちもご祝儀気分なわけ」
「ちょっと高くても気持ちよく払う、これが正月気分って言うかな」
「(ホテルも)自分たちのサービスに自信があれば高くできるはずなのよ」
「おたくもね、そういうこと考えたほうがいい」
「安いホテルはしょせんそれだけだって客に舐められる!(カウンターをバン!)」
これ、怒って言っているのかというとそうではなく、笑顔でした。得意げというか。
えーっと基本的な質問ですがお父さん、なんでうちに泊まってるんですか?
12月の始めに予約をなさったみたいですが・・・・・・
751ホテルマソ:03/01/07 19:01 ID:uMYm2Uhs
日付は遡って大晦日。ツインに泊まった60くらいの夫婦づれ。
部屋に上がってすぐ「思っていたより部屋が狭い。もっと広い部屋はないのか」と言ってきました。
ワシ「それより広いお部屋となりますとデラックスツインとなりますが」
旦那「そんな部屋があるのか。だったらそっちに替えてくれ」
というわけでルームキーを持って上がり、2人をデラツインに案内しました。
旦那「おお、これくらいならいいわ。こっちにする」
ワシ「こちら○○円(ツインの1.5倍くらい)のお部屋になりますがよろしいですか?」
旦那「あ?なんで値段が変わる?」
ワシ「お客様がご予約なさったのはツインルームで、こちらはデラックスツインですので」
旦那「そんなことはさっき聞いた。なんで値段が変わるのかと聞いている!」
ワシ「ご覧のとおり、広さも全然違います。同じお値段というわけには」
旦那「俺はな、部屋が狭くて嫌だ、と言ったはずだ。分かってるのか」
ああそうか、と思いました。苦情のつもりだったのだな、と。
しかし部屋の広さに対する感覚は人それぞれですし、
これを通すと、最初からゴネるつもりで、ツインの料金でデラツインに泊まれる裏技(苦笑)を認めてしまうことになります。
752ホテルマソ:03/01/07 19:03 ID:uMYm2Uhs
結局この夫婦、正規の料金を承諾してデラツインに移ったのですが、
翌朝チェックアウトする時もまだ納得がいかない様子でした。
つまりまあ、ゴネて得をしようとか思っていたわけではなくて、
「部屋が狭いのはホテルの責任」と考えていたということでしょう。
しかし、それならそれで予約の際に広さを確認するとか、
「おたくでいちばん広い部屋」と指定するとか、
いっそ、スイートルームのあるホテルに泊まるとか、方法はあると思います。
まあ、ご存知のとおりホテルの客室というのは、バスルームが出っ張っているぶん、どうしても実際の面積よりも狭く感じるものですから、
「部屋に入ってみて狭いと思った」という感じ方を責めるわけにもいかないのですが、
「広い部屋に移らせろ。料金は据え置きでな」という要求は、やはり拒絶せざるを得ません。
753ホテルマソ:03/01/07 19:10 ID:ouUVfXpr
あとは小ネタを連発でお届けしましょう。

「お宅に紹介された蕎麦屋さあ、満席でゆっくりできなかったよ。ああいう店を紹介するのはどうかと思うね」
 大晦日に繁盛していないような蕎麦屋を紹介したほうがよいのでしょうか?
「天気予報で今日は雨って言ってましたけど、傘を持って出たほうがいいですか?」
 えっと・・・・・・まあ・・・・・・既に降ってますしね。
「なんで外人(オーストラリア人のお客があったのです)なんか泊めるんだ」
 あえて「なんで」という点に答えるなら「断る理由が何もないから」ですわねえ。
 「正月気分が台無しだ」と言われても困りますですよ。

それでは、またお会いしましょう。