25 :
舞踏家 ◆FxX2zCuM :
見てしまった女性の話
ホームで並んで電車を待っていたら
となりに立っていたオジサンが突然、フラフラ〜っと前に。
遠くから電車が接近してきていたので
彼女は「おじさん!あぶないよ!」と声をかけたにもかかわらず
そのまま線路にポンっと飛び降り、オジサンは小さくうずくまった。
「ひかれちゃうよ!早くあがって!」と彼女は必死に叫ぶと
オジサンはうずくまったままゆっくりと顔だけ振り向き
にや〜っと不気味な笑みを浮かべたそうだ。
ぐんぐん接近してくる電車は大音量で警報を鳴らしているが
オジサンは気にする様子も無く
不気味な笑みを浮かべたまま、彼女を見つめつづけた。
結局、そのままの体勢でオジサンは電車に轢かれ
彼女はそのオジサンが吹き飛ぶ瞬間まで
目が合いつづけていたそうだ。
轢かれた瞬間、彼女も気を失ってしまい
その後の事は覚えていないそうだが
今でも思い出すと、そのオジサンの笑みが
脳裏に焼き付いて離れないと苦しんでいる・・・。