【海軍めしで】バーバラ・アスカ 10【腹を出す】

このエントリーをはてなブックマークに追加
442438
>>439
まあ、そういうことですよね。
で、『村崎百郎の本』でもう一つ興味深かったテンテーがらみの発言は、座談会「二○一○年から読む村崎百郎」。こんな発言がある。

>磯部 追悼文でいちばん良かったのは唐沢(俊一)さんでしたね。
>九龍 「これでサブカル界のジョン・レノンって呼ばれるぜ!」って。あれは良かった。
>さやわか なるほど。物語だったということを踏まえつつ、その物語を死後も続けるという、うまい言い方だ。

『村崎百郎の本』に執筆してるサブカルの人たちは、その多くが文脈や行間を読むことの意義を強調している。
しかし、その「文脈や行間を読む」ということに依存・寄生して生き延びてきたのがテンテーなんだなー、と。
テンテーの文章そのものは稚拙でガセぱくり満載なんだけど、読者の側で「あれは本当はこう言いたかったんだろうな、これはああ言いたかったのかな」と自動的に補完してくれる。
この座談会の三人の、テンテーへの過大評価なんか、その典型ですよね。
そもそも、「文脈や行間を読む」ということ自体、文章の作者と読者が同じ文化圏にあることを期待した上でなされる馴れ合いにすぎないんだけどね。