烈「ブームも過ぎてミニ四駆で暮らしてくのは無理だな・・・これからどうしよう」
僕の名前は烈。一昔前は世界的にも有名だったレーサーだ・・・ミニ四駆のだけど。
ミニ四駆ってのはタ○ヤが開発した超驚異的なホビーのこと、すごく面白いんだ。
でも、時の流れは非情なもので・・・今じゃ見る影もないほど廃れてしまった。
個人的にもう一回ブームを起こそうと頑張ってはいるんだけど・・・
?「こんなとこにいたんでげすか烈くん」
烈「三国・・・」
彼は三國籐吉。三国コンツェルンの御曹司・・・いや若き社長だ。
三国「ミニ四駆にかける情熱はわかるでげす。でもそろそろ現実を見たほうが・・・」
烈「・・・・・・・・・」
三国「豪くんは既に就職してるんでげすよ。烈くんは頭がいいでげすから今からでも遅くは」
烈「考えとくよ・・・だからほっといてくれ!」
三国「烈くん!?」
僕は走った。逃げ出したかったのだ・・・現実から・・・
三国の言ってることは正論だ。一緒に頑張ろうと言っていた豪も就職している。
間違っているのは僕のほうなのだ。でも・・・僕はミニ四駆が大好きなんだ。
その気持ちに嘘はつけないんだ・・・
烈「ここをこうして、あとモーターは・・・やっぱりトルクだよね」
ミニ四駆をいじっているのはやはり楽しい。それは今も昔も変わらない。
違うのは・・・横に豪がいない事ぐらいで。
今、豪は会社にいっている。苦労してるみたいだが、一生懸命頑張っている。
・・・豪とはここ最近会話してないんだけどね。
烈「よし、完成。さっそく走らせに行くか」
町のおもちゃ屋にはもうコースはない。だから山の中に自分で作った。走らせるのが今から楽しみだ。
行く途中、女の子とベンツで走る豪を見かけた。あいつはいつも女の子と一緒にいるな。
僕は・・・もう、一人で走るのもずいぶん慣れてきた・・・
3 :
カタログ片手に名無しさん:10/04/26 22:54 ID:s4Njr4FM
作りたてのマシンを走らせる興奮はたまらない。みんなその興奮を知っているはずなのに・・・
いや、考えてもしょうがない。今は・・・ん?
烈「そこにいるのは・・・次郎丸くん?」
次郎丸「ひ・・・久しぶり」
この若干引き気味の彼、次郎丸くんは僕と共に世界で戦った鷹羽リョウの弟だ。
昔はよく豪とケンカしてたっけな・・・
次郎丸「何やってるんだす・・・?」
烈「ミニ四駆だよ。一緒にやろうよ!」
次郎丸「・・・今からバイトだから遠慮しとくだす」
烈「そっか、いってらっしゃい」
やっぱりもうダメなのかなミニ四駆・・・
会話してわかったことは・・・寂しさに慣れはなく、一人は寂しいという現実だった。
とりあえず町にいこう。学校が終わった時間だし、子供たちならこの面白さがわかるはずだ。
4 :
カタログ片手に名無しさん:10/04/26 23:07 ID:oh/O0bsw
6 :
カタログ片手に名無しさん:10/08/12 17:57 ID:M823UVAI
今でも手元に持っている。当時は速いと思っていたけど今の両軸モーターの車種と比べると
遅く感じる。
7 :
曼虎:10/08/12 18:06 ID:63fVp.c.
うへへ。
8 :
曼虎:10/08/12 18:06 ID:63fVp.c.
うへへ。
9 :
カタログ片手に名無しさん:10/08/14 04:14 ID:cKFlqCjI
モモーイ四駆
モモーイ四駆
>>6 レギュ無視でガリガリに改造した初代アバンテ(当時最強)を、
6歳下の従兄弟に見せたときは「スッゲー」と尊敬されたが、
いざ走らせてみたらモーター交換しただけフルカウルミニ四駆と
ほぼ互角……いやちょびっと負けてる?orz
今の車種はさらに速くなってるんだろうな
大人が参加できる(ような空気の)モーターショーみたいなイベントあったら、
是非とも見学に行ってみたいもんだわ