もう明らかに尻がこんもり膨らんでる奴バーコードピザメガネがハァハァ息を荒げながら、
前のほうで処理が済んだのか、列を3歩ほど進んだ。
僕もそいつもお目当てはこの列の先にあるサークルなのだが、
何分そいつが僕の前にいるのが非常に気に食わない、あの膨らんだ尻、絶対糞だ。
しまいにブホッブホッとメタンガス砲がその膨らんだ尻巾着から漏れ出す。
臭いなんか貯まったもんじゃない。
でもあいつな何も気にせず、ただハァハァとムダに酸素を取り込むだけ、
さて、また前の方で買えた客がどいたので俺も糞野郎も前へ2・3歩だけだが進む。
その時だ
「グシャッ」
今日は底の薄い革靴を履いていたのでその踏んだ物体が少し生暖かいということも
その瞬間に分かった。しかもほどよくやわらかい。小学校依頼だろうかこの感触は
僕は恐る恐る足元を確認した…。やはり糞だった。
しかしペットは持ち込み禁止のここに犬の糞が何故あるのだろうか?
そう考えていた僕はあるものをみて凍りついた。
僕の前にいるハゲピザのジーパンの裾からボロボロと糞が転がり落ちてきているのだ…。
もうこのピザを殺す殺意より、こんなところにいる自分が死にたいと思う方が勝っていた。