来春統合する善通寺西、善通寺一の両高校デザイン科生を対象にした特別講義が3日、善通寺西高(善通寺市文京町)であった。
大阪芸大短大部准教授で漫画原作者としても活動する林日出夫さん(49)が講師を務め、
受講した約110人の生徒はキャラクターを生み出す面白さやものづくりの可能性を実感した。
特別講義は、特色ある専門教育を進めようと、第一線で活躍するデザイナーや大学教員を招く取り組みの一環。
両校の統合に向け、2006年度から年2回開催している。
林さんは「キャラクターを創[つく]る楽しみ」と題して講義。生徒たちが二本の線をまゆ毛、2個の丸を目に見立てて表情を描くと、
「まゆ毛で喜怒哀楽が表現できる。キャラクターは難しいものではない」と強調。
「キャラクターに動きを付けるとドラマが出てくる。出来上がっても、もっと良くなる可能性を秘めている世界」と説いた。
生徒が作ったキャラクターを林さんが講評する場面もあり、
「老若男女に愛されることが大事」「着ぐるみや絵本など、どんな形にも対応できる発想が必要」などとアドバイスした。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/education/article.aspx?id=20081004000125