テレビ東京系列で放送されているアニメ「NARUTO」は19年7月から北米の公式ストリー
ミングサイトで視聴できるようにしているが、無断掲載するサイトに対抗するために無料で
サービスを提供している。配信の権利を許諾したテレビ東京コンテンツ事業局アニメ事業部の
川崎由紀夫さんは「有料だと無断掲載サイトに対抗するのは難しいと判断した」と説明する。
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日本のアニメが米国のインターネット上に進出している実態について、メディアコンテンツの
調査会社「ヒューマンメディア」の小野打恵(おのうち・めぐみ)社長は「米国はインターネット
広告や音楽配信が普及している国なので、ネット上での知名度が高くなれば他のメディアに
進出するチャンスにもつながる」と分析する。
同社が発行する「日本と世界のコンテンツ市場データベース2007」によると、2004
(平成16)年の米国のインターネット広告市場は1兆8514億円で、日本の3240億円の
約6倍にあたる。
ただ、小野打社長は「無断で掲載するサイトや無料のテレビとは異なる付加価値をつけな
ければビジネス化は難しい。ファンのコミュニケーションを刺激するサービスでなければ、
ネット上では生き残れない」とも指摘している。
情報ソース:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080129-00000922-san-ent