角川グループホールディングスは1月25日、YouTube上で新事業を展開すると発表した。
2月上旬にYouTubeに公式チャンネルを設置。ユーザーが投稿した動画に自社権利作品が
含まれていた場合も、権利者の許諾が得られれば「認定マーク」入りで公開し、広告収入を
権利者に分配する仕組みを導入する。
子会社の角川デジックスを中心に事業展開する。まずは2月に公式チャンネルを設置。
アニメや映画のプロモーションビデオなどを公開していく。YouTube上でクリエイターの
発掘企画も展開する。
春ごろからは、同社が権利を持つ投稿動画を、YouTubeが開発中の動画識別ツールを
使って抽出する仕組みを導入。権利者が「公開していい」と判断した場合は「認定マーク」を
付け、動画内や再生ページに広告を挿入した上で公開する。広告からの収益は権利者に
分配する。
角川デジックスは昨年から、YouTubeの著作権保護ツールのテストに参加。YouTubeや
Googleに対して、自社が権利を持つコンテンツをコントロールする仕組みや、投稿動画から
得られる利益を著作者に還元できる仕組み作りを求めてきていた。
今回、動画識別ツールの有効性が確認でき、投稿動画の収益化についてめどが立ったとし、
YouTubeへの参加を決めた。
情報ソース:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080125-00000035-zdn_n-sci