ヒカルの碁で囲碁に興味…南ア留学生が二段合格

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1メディアみっくす☆名無しさん:2007/12/17(月) 21:24:42 ID:YSJvO5yD
南アフリカから関西棋院へ“短期留学生”として
囲碁を勉強にきていた17歳のカーリー・ジョーバートさんが、
このほど二段の認定試験に見事合格、
念願の免状を手に「普及にがんばります」と元気に帰国した。

カーリーさんは、アニメ『ヒカルの碁』を見て碁に興味を抱き、
ボランティアで指導にきていた尼崎の明田克行さんの手ほどきを
うけ、「日本でもっと勉強したい」と、7月に来日した。

尼崎市内の明田さんの友人宅にホームステイし、
毎日大阪市中央区北浜の同棋院囲碁サロンで、
南善己九段や東野弘昭九段、それに高段者からの指導を受けた。

また、芦田磯子六段のこども教室の生徒と囲碁キャンプに参加したり、
囲碁のほかに剣道やピアノのレッスン、バレエの観賞、教会を訪れたりと、
充実した5カ月間があっという間に過ぎた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071217-00000928-san-ent
2メディアみっくす☆名無しさん:2007/12/17(月) 21:25:28 ID:YSJvO5yD
帰国直前にさよなら指導碁を打った南九段は
「はじめは2、3級程度だったが、3、4段クラスに上達した」
と太鼓判を押した。
同棋院の二段認定試験は実力で合格。
迎えにきた父親の、ウィレムさん(ヨハネスブルグ在住の経営コンサルタント)
と母親のリクリームさん(大学の心理学教授)が、
世話になった人たちにお礼がしたいと「サヨナラ会」を開いた。

南九段から二段の免状を手渡されたカーリーさんは、
上手になった日本語で
「大変お世話になりました。たくさんの素晴らしい思い出をありがとうございます」
と感謝の言葉を述べ、最後に
「帰国したら囲碁の普及にがんばります」と約束した。

帰国後は大学に進学して音楽を勉強するそうだが、
日本と南アフリカの文化交流の架け橋になってくれそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071217-00000928-san-ent
3メディアみっくす☆名無しさん:2007/12/17(月) 22:08:14 ID:9qo24xdu
わお
ヤッパ影響力強いね〜
4メディアみっくす☆名無しさん:2007/12/18(火) 00:48:12 ID:Ei1+zzca
偉大な作品だよな〜。こういうニュース聞くと日本アニメってイイ!!
って素直に思えて嬉しい。
5メディアみっくす☆名無しさん:2007/12/18(火) 10:54:46 ID:AVdX8h3D
韓国人だか中国人だかが文句言ってこなければ、漫画ももう少し連載続いてた筈なのにな
6メディアみっくす☆名無しさん
http://www.gyosei.co.jp/home/magazine/bunka/bunka_07120.html
月刊『文化庁月報』2007年12月号(12月5日発売) 文化庁/編集
p.35 文化交流使の活動報告 第37回 世界の若者と日本マンガと碁 (小林千寿・囲碁棋士)

 海外囲碁普及を始めたのが一九七四年。それから三〇年以上の歳月が過ぎた。その聞に若は世界に広まるだけではなく、
プロレベルでも中国、韓国、台湾が実力をつけて日本だけの碁からアジアの碁、世界の碁に成長。
長年碁を通じて世界を回っているが、この数年の世界の若者たちの『マンガ』から始まった『クール・ジャパン』の流れはすごい。
 日本でも子どもたちにちょっとした社会現象を起こしたマンガ『ヒカルの碁』が仏語、英語、独語などに訳されたおかげで海外では
マンガイベントと碁は合体している。このマンガが出る前『碁』は欧米のインテリ層、または日本文化贔屓の間で嗜まれていたが、
今は世界のマンガファンの若者が主流になってきた。そのうえ、碁を始めて数年の青少年たちがもう何十年も碁を嗜んできた
インテリ層を盤上で負かし始めている(負かされ始めた大人たちは、まだこの現実を認められないようだ)。(中略)
拠点をウィーンにした理由は、国連機関を有する国際都市であること、日本マンガブームがドイツ語圏内に広がってきていること、
そして、歴史的に芸術、音楽を保護してきたウィーンで、日本文化の中で育まれた碁を若者たちに紹介するだけでなく
じっくり教えてみたいと考えたことからだ。
 一〇月から碁を教え始めたマリア・テレジアゆかりの私立中・高校の教育長は、新しい碁石を一つずつ拭いて碁笥に入れる作業や、
碁石や碁盤の材質が違うと碁を打つときに響く音が違うことに興味をもっていた。日本が碁の勝負だけにこだわらず、
道具にもこだわってきた文化を評価いただき、それが、由緒ある私立校の校風と合っていると判断されたようだ。
 マンガフェステバルのテレビ取材で使われた言葉は『碁は平和的なゲーム』であった。若者たちの日本マンガヘの情熱は、
日本人から見ると過度とも見えるが、自分で縫った着物、衣装に身を包んだ若者たちの『日本ダイスキ!』の無邪気な笑顔に和まされる。
【写真】テレジニシュ・アカデミイ学校囲碁部での指導

誌面画像 http://ranobe.sakuratan.com/up/src/up246892.jpg