週刊少年ジャンプ速報スレッド800

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1√964
誤爆スマソ

只今を持ちまして週刊少年ジャンプ速報スレッドは
フェイタンについての愛を語るスレに変更致します
ご了承下さい
2√964:2006/03/32(土) 14:27:07 ID:g43w9hO9

○フェイタンとは・・・
そもそもフェイタンとは週刊少年ジャンプの休載王子・冨樫義博の漫画、
「HUNTER×HUNTER」のキャラクターのことである。
こんな辺境の地に辿り着く人間に今更説明する必要はないかもしれないが、
私の右手が、いや両手の指という指がキーボードをタイピング
したくてしたくて辛抱たまらん娘状態なのである。
フェイタンへの飽くなき渇望と情欲を抑えきれずに
私は今にも発狂し、6tの足枷を自身に課し、
咆哮しながら目抜き通りを爆走する衝動に駆られる。
愛、いや萌か。萌の深さたるや、
まさしくマリアナ海溝の1.557倍である。

3√964:2006/03/32(土) 14:28:44 ID:g43w9hO9
○その外見の類い稀なる優美さ
か細く、繊細で、愛らしいフェイタンの濡れた唇を覆い尽くす程
大きな襟元に髑髏を模った漆黒の聖衣が、
しなやかで逞しい体躯による俊敏な動作と相俟って、
視ている者を、狂おしいほどの陶酔感と共に、
夢幻泡影の世界へと誘う。彼が花の蕾のような手を開き、
引き締まった腕を宙に上げる。微動だにしない身体には、
異様なまでに妖しいオーラとこの世のものとは思えない
艶やかな色気を、絹織物を纏うようにして漂わせている。
彼の御姿はあまりにも神々しく、史上比類なき美しさを静かに
体現していた。ふと、彼は空を見上げる。
夜空には、蛍が何かを求めるように激しく飛び交い、
萌黄色の流麗な曲線を未だ残している。
生命の灯を失いつつある蝉の啼き声が、
夜風に流される草原に染み渡った。
長大な襟元から覗かれる乳白色の首筋は汗でしっとりと濡れていた。
憂いと邪気をはらんだ黒々しい眼の奥底には、
わずかに月光が差し込んでいる。フェイタンの瞳は揺らいでいた。
涙か、それともただの錯覚か―意を決したらしく、
フェイタンは踵を返した。途中、柔らかな長髪を細長い指先で
掻きあげた。指同士の間から垂れ下がる髪先をうやうやしく
口元に持っていき、それを含んだ。
彼の横顔から推し量れるものと言えば、子供のような無邪気さ、
あるいは残虐性に満ち溢れた精神の形相の面影のみである。
蝉は既に啼き止み、蛍はどこかへ消えていた。
4√964:2006/03/32(土) 14:30:04 ID:g43w9hO9
○屈折した残忍性と独特な喋り方
フェイタンは拷問好きである。トレヴァー・ブラウンの画集を
拷問休憩中に鑑賞したり、調子に乗った主人公の爪を
剥ごうとしたりするところからも残忍性の片鱗が窺われる。
またフェイタンはチームの掟を厳守する傾向があり、
そのためには所属するチームのメンバーの死をも厭わない。冷酷。
155cmの冷酷。背丈の低い彼はまた、語尾に「ね」をつけたり
促音便を発音しない癖がある。例を挙げてみよう。

通常・「絶好調さ。人生薔薇色だっちゅーの」

麗しきフェイタン・「ゼ好調ね。人生薔薇色だちゅの」

・・・こういうわけである。神が、万物共通の観念的な美的感覚を、
実体のある偶像としてこの世に創造し得た唯一無二の化身の性格と
口調が、かくも不完全なのである。
そして不完全さがよりフェイタン自身の華麗さ、すなわち容貌、
肌の色、整えられた長髪(ストパー)、
全体のバランスを際立たせているのである。
5√964:2006/03/32(土) 14:32:20 ID:g43w9hO9
○巡り会えたら
フェイタンとの出会いを語ろう。
当時私はマイコプラズマ火球というガメラ症候群にかかっていた。
これは、夏もたけなわのある日に清掃されていない学校プールにダイヴ
したためである。私の脳の皺に刻印されている記憶が、
苦く儚い想いでを蘇らせる。私は学校をサボりがちのイケナイ学生
だった。そして行き着く所まで行き着いた頃には、
単位が足りなくなっていた。単位だと?やめてくれ。
私はその言葉を聞いただけで金のタマとそれを覆っている皺袋が
ナノ・サイズにまで縮み上がる。ドラえもんのスモールライトも
真っ青なほどの縮みっぷりだ。お前にわかるか?あの、
エメラルドグリーンの苔が身体中にまとわり付くオゾましさを!
屋外プール宿命のクソ寒さを助長させる秋の風を!
単位を習得するため、私に出された課題は、1kmの水泳だった。
水泳は元々私の専売特許だったからそれはよかった。
だが想像を絶する悪環境と皮膚を切り裂く冷風により、
任務を終えた頃には私のジュニアはスクールエスケープ状態だった。
笑え笑え水泳部員達よ、この滑稽でみすぼらしい哀れな落伍者を
瞼に焼き付けるがいい!!私は嘲笑と好奇のまなざしを感じながら
プールサイドに上がり、地に伏した。
昨夜の手淫船貿易の所為もあろうが、
青黒いペニスは例えようもなくしなびていた。
自分の股間にブラ下がっているシナチクを見た、
あの瞬間は今をもって忘れられず、
命ある限り未来永劫マイ・ヒストリーの特集ページの見出しを
飾り続けるだろう。ともかく、私は帰宅し、
そのまま安らかな眠りについた。そして二日後。時は動き出す。

「せ、咳がtま、ないっイ!!?」
6√964:2006/03/32(土) 14:37:58 ID:g43w9hO9
ただの風邪でないことが明らかだった。
一秒間に十回咳ができるようになった私は計算上一秒間に十回の呼吸が
できるということになる。メッシーナさん、ロギンズさんポク波紋の
素質ありと見ていいですか?といったギャグをカマす余裕もなく
ベッドの上でのたうちまわった。私は医者に、
「YOU,マイコプラッズゥマNE!!」
と宣告され、
「OH,SHIT!!I’M A MOTHER FUCK’ER BOY!!」
と相成ったわけである。そうして出席停止の烙印を押されることに
なった。

「単位取りが単位ミイラになる」

上記の言を等身大ピカチュウ(初回生産分)に賜り、
私は留年の陰に脅かされながら静止した数週間を過ごした。

ある日、恐らく病気で来る日も来る日もメタルギアソリッド2
 サブスタンスで敵兵を嬲り殺しにしている私の後姿を
不憫に思ったのだろうが、母が週刊誌を買ってきた。
少年A(なんかこうすると犯罪者っぽいですね、エースですよエース。
スタンドバイミーに出てくるキーファー・サザーランドですよ)
と・・・週間少年ジャンプだった。
7√964:2006/03/32(土) 14:40:01 ID:g43w9hO9
私は週間誌と週間誌を買う奴らが大嫌いだった。
そんなものに金を使うならチロルチョコを23コ買ったほうが
マシだと思っていたからだ。
しかし折角母が私のために買ってきてくれたのだ、
無下に読まないわけにもいかず、仕方なくページに手をかけることになった。
思えばそれは希少なジャンプだった。
表紙がH×Hのゴルアの腐った絵だったのだ。
休載ばかりしている著者の作品が表紙を飾っているジャンプを
買ってきてくれた母に感謝する。ページを最後まで開き終わった後、
予想していた通りのやりきれない徒労感を覚え、すぐさま
ゴルルコ(サノバ)ビッチ兵にサプレッサー付きのUSPで
左手四発、右足五発、股間一発、死体二百二発をブチ込んだ。
その後ケロロ軍曹とエヴァとNHKにようこそ!
を一頻り読み終えた後、夢の世界へ没入していった。
そんな生活が何日も続き、ジャンプにも抵抗を感じなくなった頃、
ページを捲る左手が止まった(右手はナニをシゴいていた)。
そう、それが・・・

フェイタンだった。