東京・有明の「東京ビッグサイト」で開かれているアニメの見本市「東京国際アニメフェア2006」の会場で二十四日、その概要を発表した。
〇七年の冬を目標に、子供たちに人気のキャラクター「シナモロール」が登場する『シナモンのおるすばん』(仮題)と、サンリオ創業者の辻信太郎氏原作による絵本を題材にした『ねずみの物語』(仮題)を作って劇場公開する。
合わせてキャラクター商品展開も行い、既存キャラクターの一段の浸透や、新しいキャラクターの育成を行う。
長編アニメの製作に限ると二十年ぶりの再参入となる。
サンリオは「アンパンマン」で知られるやなせたかし氏を起用したアニメ『ちいさなジャンボ』を一九七五年に製作し、アニメ作りを本格的にスタート。
『キタキツネ物語』のような実写作品をヒットさせる一方で、『星のオルフェウス』『シリウスの伝説』『ユニコ』など、劇場用アニメーションの秀作を製作して公開して来た。
しかし長編では八五年公開の『妖精フローレンス』、短編も九一年を最後に映画製作から撤退。
一九九〇年に多摩センターにオープンさせた屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」に経営資源を集中し、キャラクターをアピールする場を、劇場からテーマパークに切り替えた。
(記事より抜粋)
ソース:
ttp://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200603250020a.nwc