ガンダム:富野監督が講演 ニュータイプ誕生秘話語る
「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督がこのほど、甲南大(神戸市東灘区)で講演し、
主人公のアムロら高い能力を持つ人間を「ニュータイプ」と名付けた理由などを語った。
講座は、学生が主体となって講演テーマを決め、
各界の著名人を招く同大現代講座の一環で開かれた。
富野さんは、ガンダムの制作で「映画を撮りたいと思っていたので、
子供向けのテレビアニメをはじめはやりたくなかった」と明かし、
宇宙を舞台としたのは「20メートル以上のロボットが、
地上でアスファルトの上を歩くのは当時不可能だったので、
ロボットが自由に動き回ってもおかしくない場所として宇宙を選んだ」と話した。
また、ガンダムがリアルに戦争が描かれていることについて、
「それまでのロボットアニメの敵は宇宙人だったが、
通常の感覚だと敵が宇宙人というのはおかしい。
『人を殺す』という自分たちが現実世界で出来ないことが起こり、
それについて考えるのもエンターテインメントだと考えた」と語った。
その後のシリーズでも大きなテーマとなった「ニュータイプ」について、
「ガンダムは、モビルスーツという兵器が登場する宇宙戦争をリアルに描いたもので、
SFではなかった。スポンサーや子供たちにSFだと思ってもらうために、
『ニュータイプ』を作った」といい、「『ニュータイプ』という言葉が嫌で、
一度だけ『エスパー』という言葉を使ったが、“安手のSF”になってしまうと思ってやめた」
という秘話も明らかにした。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20051216org00m200099000c.html シャア専用ブログ 講演会に行った人の感想レスなど
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