復刻出版:昭和30年代の少年誌が好評
昭和30年代をなつかしむ少年誌が復刻出版された。
光文社が創業60周年を記念して出した月刊『少年』(限定5000部)は、
5500円という価格にもかかわらず、団塊世代を中心に売れ行き好調だという。
復刻されたのは同誌がもっとも元気だったという昭和37(1962)年4月号で、
表紙は長嶋茂雄。「鉄人28号」「鉄腕アトム」「ロボット一家」など連載漫画のほか、
江戸川乱歩「ぼくらは少年探偵団」、ビルマでのスパイ戦の読み物もあり、
「いまだ風化しない」(編集の烏山公夫さん)内容だ。
発刊当時そのままに、オルゴールレコードや別冊8冊付き。
「コミックの歴史にひとつの足跡を残した雑誌があったことを知らせたかった」と烏山さん。
『冒険少年ブック・特別編』(小学館・1580円)は、映画「三丁目の夕日」公開に合わせ、
昭和30年代に少年たちに人気のあった同誌の体裁を借りて、
映画の原作である西岸良平作の同名漫画11話を収録した。
付録に東京タワーの紙製模型も入っている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20051115org00m200046000c.html