5日よりテアトル池袋にて、フルCG怪獣映画『惑星大怪獣ネガドン』がレイトショー公開される。
これは『ゴジラ×メカゴジラ』や『仮面ライダー555』などに参加した映像作家の粟津順氏が、監督・脚本・制作を務めた自主制作の短編映画。
音楽や声の出演といった音響面以外は、粟津氏が2年半の歳月をかけてほぼひとりで作り上げた。
舞台は「昭和百年」の日本。火星から帰還途中だった宇宙貨物船が墜落し、積まれていた怪獣ネガドンが目覚めてしまう。
かつてロボット工学の権威と呼ばれた男・楢崎は、破壊の限りを尽くすネガドンに、未完の人型兵器「MI-6二号機」で立ち向かう。
フルCG作品ということで、ポスターなどには「この作品は実写を一切使用しておりません」と記載されているが、「昭和百年」を舞台にしているだけあって、本編の映像はまさに昭和の特撮映画そのもの。
フィルムの質感をCGで再現するために、独自の「粟津フィルター」が開発され、昭和30年代〜40年代ごろの映画の色味になるよう調整されている。
ほかにも銀色のロケット、青い宇宙、ドリル装備の巨大ロボットなど、特撮映画のツボを押さえた演出が随所に登場し、ファンをニヤリとさせる。
逆説的ではあるが、CGを単に取り入れただけの特撮作品よりも、フルCGの『ネガドン』のほうが「特撮らしい」映像に仕上がっていると言えるだろう。
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ソース:
ttp://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/11/05/002.html