昭和46年に日本テレビ系で放送されたタツノコプロ制作の太平洋戦記アニメ「決断」が五枚組のDVD−BOXとして竹書房から発売中だ。
太平洋戦争の全容を描いたアニメーション・ドキュメンタリーで、戦記作家の児島襄が作・監修。
1941年十二月八日のハワイ真珠湾奇襲攻撃から45年八月十五日の終戦までの主な出来事を全二十五話に収録している。
シンガポール攻略、マレー沖海戦、加藤隼戦闘隊、ラバウル航空隊、キスカ島撤退、特攻隊誕生、山本五十六の死、マリアナ沖海戦、硫黄島作戦、連合艦隊の最期…。
中でもミッドウェイ海戦とレイテ沖海戦は前・後編でたっぷり描かれる。
そして毎回タイトルどおりに、司令官や指揮官らの登場人物が「決断」を下すべく思い悩む場面が描かれ、史実としての結果が語られる。
上に立つ者の判断ミスがいかに重大な結果を招いたか。
総監督は九里一平(現タツノコプロ社長)。
正確で美しいメカニックデザイン、さらに炎や火の粉をエアブラシで表現した爆発シーンなど、後に名作「科学忍者隊ガッチャマン」などで発揮されるタツノコプロの卓越したアニメ技術の原点がここにある。
ソース:
ttp://brain.newswatch.co.jp/BNS/so-net/news/14998/sankei2005092000235.html