このたび吉祥寺バウスシアターでは、吉祥寺アニメフェスティバル『アニメワンダーランド』に併せて、10月1日(土)から10月28日(金)の4週間に渡りチェコ・アニメーションの特集上映を行います。
近年注目を集めているチェコ・アニメーションですが、今回の特集上映では、ズデネック・ミレルの短篇作品、そしてヤン・シュヴァンクマイエルの長篇・短篇作品をそれぞれ2週間ずつ取り上げます。
可愛らしいもぐらの『クルテク』シリーズで日本でも広く知られるズデネック・ミレルは、『クルテク』のみならず、『コオロギくん』、『知りたがりワンちゃん』等のほのぼのとしたキャラクターのシリーズ作品や、
色彩豊かで美しいストーリーを持つ短篇作品を数多く生み出しており、本国では国民的な人気を集める作家です。
また、ヤン・シュヴァンクマイエルは、多くの作品が各国の映画祭で受賞、圧倒的な評価を得ています。来年には新作映画の公開も予定されており期待が高まります。
幻想的でありかつ怪奇的な独創世界を追求する作家として、その創作活動は映像だけでなく造形作品の多岐に渡っており、他ジャンルのクリエーター、更には世界のアートシーンで大きな注目を集めています。
今回の特集上映は、共にチェコ・アニメーションの巨匠でありながら全く異質の作風を持つ2作家の作品を併せて取り上げることにより、チェコ・アニメーションの多様さ、奥深さがわかるプログラムになっています。
また、週末の最終回には日本の若手アニメーション作家の作品をミレル、シュヴァンクマイエル作品と併せて上映します。
まだまだ目にする場の少ない日本のアートアニメーションですが、多くの作家によって良い作品が作られており、その世界を目にする絶好の機会です。
ズデネック・ミレルの世界 10/1(土)〜14(金)
ヤン・シュヴァンクマイエルの世界 10/15(土)〜28(金)
追加上映『日本の立体アニメーション特集』金・土・日の最終回のみ追加上映されます。
上映作品、上映スケジュールはソースを参照下さい
ソース:
ttp://www.baustheater.com/czech.htm