大手アニメ制作会社の東映アニメーションは、中国市場で携帯電話を通じたアニメキャラクターの情報配信を手掛けることになった。
東映アニメーションが提供する情報は、当初はアニメキャラクターの待ち受け画面で、現在『銀河鉄道999』や『デジモンアドベンチャー』、『おジャ魔女どれみ』など10作品を予定している。
今回の提携は中国の大手ポータルサイトのTOMオンラインとのもので、東映アニメは同社を通じて中国最大の携帯電話キャリアチャイナモバイルの利用者向けに情報を提供することになる。
同社は、今後の状況を見ながらサービスの拡大を目指す。
中国市場では、アニメを初めとするキャラクター商品の模倣品・海賊商品が多くビジネスの展開の大きな障害になっているとされている。
しかし、携帯電話キャリアを通じて提供されるモバイル情報はコピーがされ難く、携帯電話キャリアを通じた料金の回収システムがあることから、キャラクターを用いたビジネスの中でビジネスリスクが少ないと考えられる。
中国の携帯電話の普及台数はすでに3億5千万台を超える巨大な市場でもある。
とりわけ、携帯電話を通じた情報を利用するのは都市部の消費者や若者が多く、日本アニメのファン層との重なりも大きい。
今回の事業をきっかけに携帯電話を利用したビジネスの今後の拡大が期待される。
ソース:
ttp://anime.blogzine.jp/animeanime/2005/08/post_25f0.html