「サツキとメイの家」万博後も3〜5年、現地で存続へ
愛知県は7日、愛・地球博(愛知万博)の長久手会場の万博施設のうち、
今年9月25日の閉幕後も存続させる施設の候補を決めた。
人気施設の「サツキとメイの家」は、建物の耐久性を考慮して当面3〜5年に限って暫定的に残す方針。
迎賓館、レセプションホール、グローバルループ(空中回廊)の一部の3施設は、
恒久的に使えるように博覧会協会と協議する。
万博施設は原則撤去され、跡地は都市公園として整備されることが決まっている。
しかし同県は、経済的に負担とならずに公園施設として有効活用できる施設を、
万博の記念として残したい意向で、施設を管理している博覧会協会から
無償で譲り受けることを前提に、候補を絞り込んだ。
迎賓館とレセプションホールを選んだ理由として、
県では「皇族や要人の国際交流の場として使われ記念施設としてふさわしい」とし、
グローバルループは「万博を象徴する施設だ」としている。
人気の高い「サツキとメイの家」を暫定的に残すのは、見学者の人数が制限され、
存続を希望する来場者が多いことに配慮した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050707i504.htm